『飲んでません・が酔ってます・から書いた』 -2005年09月- | |
■今日は久し振りの・・・ | 2005-09-27 (Tue) |
・・・バンド練習なんで昼に書くワタシ。 あ・・・弦楽器の話ね。 ギター・ベースに限って言えばパーツって大まかに言えばボディとネックしか無い訳で、その他の電装品は「気に入らなかったら交換可能」な「付属品」に近いんだわな。 で、ネック・ボディの材質、ボディの構造、ネックとボディを一体化する方法の3点で音は決まると言っても過言やないんやね。 で、構造は「ソリッド(ボディが中まで詰まってる)」「アコースティック(箱型に組み上げられたボディ)」「セミ・アコースティック(ボディに詰まってるところと空間の2つがある)」の3つしかなくって、これはまず不変。 ネックとボディを一体化する方法は「ノリで接着する」と色んな言われ方をして各社工夫してるけど「ボルトで止める」方法、それと最後にネックをボディを貫く長さで作って、その両横に鳥の羽根のようにボディを接着する「スルーネック」という方法の3つ。 基本的にどんなギターもこの3×3=9種類に分類されてる。 比較的多い組み合わせもあれば、あんまり見ない組み合わせもあり、一時期流行して廃れて行ったモンもあう。 けど、将来出てくるであろう新製品も「多分この範囲におさまる」だろう・・・と。 意外に冒険者が現われるのが「材質」やね。 これにもシバリが2つあって。 1:弦の張力に耐えられる強度があること。 2:人間が楽器を演奏し続けられる重量の範囲にあること。 例えば「タタミイワシ」なら2はOKやけど1で重大な問題につき当たるわけやし、御影石では1はOKやけど2は立って弾くなら首の筋肉がパー、座って弾くなら「お奉行様全部白状いたします」の世界や。 基本的な材料は「適度な強度のある木」なんやけどな。 硬いほうが「ちょっとぐらい落としても大丈夫ですよ」なわけで、メイプル(かえで)っていう木がなかなかオススメなんやけど、これで全部作ると音が伸びて長すぎて、しかも音色まで硬いギターが出来てしもた。 まぁ、音色は電気的になんとか出来るんやけど、長さはなー・・・しかも少々重すぎるというオマケがついたんやわ。 硬い木は重たかったんやね。 まぁ、それでも強度は魅力やったんでこの材料と、もう少し柔らかいけど軽い別の種類の材料を使うのが、今のスタンダード。 ここからが面白いバリエーション。 硬い材料と柔らかい材料のコンビネーションで行こう・・・となったら、この硬い材料に変わったモンを使おうか・・・という動きが出てきたんやね。 最初に出たんは金属とプラスティック。 オールアルミニウムにしたらノイズにも強くなるんやないか?ってんでボディからネックまでアルミニウムのギターが個人製作家から出た。 ちょっと待った〜それでは重さががご心配の方々も「中空になってるから大丈夫ですよ」と言っておくんやけど〜 しかしかしかしかしかし。 ギターのネックには金属で線が入ってますねぇ、フレットっていうのん。 当然弦も鉄なんで使ってるうちに削れてくるんやけど。 フレットごとネックを削りだしたから、フレットが減るとネック毎交換せんとアカンというオマヌケさぁぁぁぁぁぁぁぁ! このミスは後にオヴェーションっていう大メーカーもやってることなんやけど、その時は「工場に送ってくださいネックごと交換します」というアフターサービスがあったんけど、わざわざアメリカまで送れるかぁ・・・という人が多かったらしく日本での売り上げはアカンかったみたいやね。 この全てのフレットが金属で繋がってる構造は全てのポジションで音質が揃う・・・という「美味しい魅力」があるらしく、挙句のはてに電車のレールみたいなんまで出たけど、作った人以外に修理出来無いっていう欠点は最後まで残ったみたいやね。 と、いうことでほんならボディを金属で・・・ちゅうんもいくつか出ました。 当然中は空なんで膝の弱い人も安心。 でも音質の調整が難しいのと「あまり売れない」のでほとんど挫折。 金型を用意する必要があるんやけど、調整に調整を重ねるとコストがどんどん上がって、それが製品の値段にモロはねかえってくるんやね。 それで、「色モノなギターやけどちょっと買うてみよか」という値段帯にならないんやね。 比較的成功してるのは合成樹脂系。 特にカーボン系はネックボディともに健闘してます。 これは木との接着の相性の問題もあるんやけど、十分に柔らかくて軽い木と合わせて作ると非常に軽くて強度もあるギターが出来る。 これも例のフレットの問題があるんやけど、木に打ち込むのが普通のフレットを「カーボンの上に接着剤で貼る」という大技を編み出したパーカーというメーカーのギターが出た時は「おおぉ」とグッと来たねぇ。 何しろ2.5kgという軽さ、普通のギターの重さが3.7〜4.5kgやから脅威の軽さです。 そやけどどどどどどどど。 軽い以外に特徴がなかったんで、「まぁまぁ」の売れ行きです。 あれで音に強力な特徴があったらヒットしたやろうになぁ。 ・・・というところが現状やね。 さらに「おおぉ」っていうのが出るのを期待してますが・・・。 こっちはシンセと違って彗星のごとく現われた個人製作者が「これでどうやー」っていうのを出してくるのが楽しいところ。 でも、大メーカーでないので「マヌケな見落とし」もあって、それはそれで楽しいかな。 | |
■思うところがあって・・・ | 2005-09-28 (Wed) |
・・・「タッチ」と「みゆき」をブッ通しで読んで見ました。 まぁ、一時代を作ったあだち充さんの作品です。 「タッチ」の方は約260話で、多分1話に1つ「名文句」を入れようとしてたので260の名文句。 「みゆき」の方は約100話で、多分意識しなかったのが原因でしょうが、名文句が60〜70。 このペースで受け取り手は十分に感動出来るということをココロに刻みたいと思います。 これから比べるとゲームって「装飾過剰」な気がしませんか? 1シーンで2つも3つも「名文句を入れる」努力は評価しますけど、それ故に「印象が薄く」なってやしませんか? 何の恨みもありませんが例として出すのに良いと思ったので書きますが「7●の妹」っていうゲームがあるらしいです・・・。 7人分の名文句と感動シーンを入れるって無茶がないですか? それが判り易いので例示したんですけど・・・最近のゲームって「順列組み合わせしておけば」どれかが「萌え〜」になるって「絞り込む決断」から逃げてるように思いませんか? ワタシはそこに「作品に対する愛情」はあっても「作品を絞り込む」決断力に欠けるのを見るような気がします。 企画や演出サイドについてはワタシは素人です。 ・・・が音楽については、そういう八方美人は自分を作品に追い詰めなかった結果だと見て居ます。 ホントにコミックマニアな人から見れば、「取るに足らない平凡な作品」。 でもそれから学ぶ事はあるなぁ・・・って今ワタシは思っています。 それが気紛れでも、損はないし。 しばし「過去の名作」に付き合ってみようと思う今日この頃。 | |
■ついにマジック・・・ | 2005-09-29 (Thu) |
・・・1や。 個人的に好きなタイプやないんやけど、中日の落合監督も「軍師」ということではアッパレ。 意表を付いた代打や継投策は岡田監督よりも上と見ました。 具体的な例は出せへんけど、ファンの知り合いも「なんでここで?」と思った起用が当たった時は「うむ、鋭い」と思ったそうな。 ただ、岡田監督は徹底的にパターンを崩さへんかった。 そら見てるワタシら素人が、次はこうやろうってずっと読み続けられるパターン、選手やったらもっと判り易いわな。 実は今期の勝ち試合は精密機械のような歯車の組み合わせの一面があって。 どこかで歯車が狂うと負ける。 見てる素人の観客にも判る理由で負ける。 逆説的に言えば「こういう事をすれば勝ち」っていうのが観客に判るぐらいやから、選手には当たり前のように判る。 歯車が歯車の役目を果たせば勝つ。 こんな簡単な勝ち方があるやろうか? しかも、その歯車になる選手を現監督が2軍監督時代から見てるから「そんな役にはなりたくない歯車」には割り当てんと選手個人にに向いてる歯車に割り当てる。 そこを勘違いして「管理野球」って言われた人もおったよね。 選手が楽しそうにプレイしてたんは、「居ごごちの良い場所」に割り当てられたんやろうね。 『役割に適した人間にその役を割り当てて、その役の目標を達せさせる。』 人間を見るのに時間はかかるけど、それさえきっちりしてしもたら、なんて簡単な理屈やろ。 こんなん会社の人事でも当たり前のこっちゃわな。 ホンマに、ホンマに中日は最後まで喰らい付いてきた。 驚くぐらい負けへんかった。 最後は「単純さ」がモノを言うたんやろうなぁ。 そんな風に思う今日。 | |
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