『飲んでません・が酔ってます・から書いた』 -2004年12月-

■実家で夕食をとって・・・2004-12-13 (Mon)
・・・お茶を飲みながらニュースを見て母が一言。

「横田めぐみさんのご両親、気の毒に。こんな毎日あっちこっちで汗流して必死に話してたら、問題解決より先に倒れるで。」


まさに大阪人な見方。


この見方が冷たいと思うか温かいと思うかの判断はしません。

ワタシの血の半分はこの母から受け継いで、残り半分はこういう場合「う〜ん」と考え込んで考えがまとまるまで話さない父から受け継いでるんで、どっちの意見もわかるから。

「救う会」の熱気、判ります。

善意、判ります。

そやけどその場所やったら数ヶ月に一度の集会でも、横田夫妻にとってはそれが毎日やねんな。

数ヶ月かけて用意した舞台、ポランティアがみんなで一生懸命配ったビラ。

それも判る。

そうして用意した一日に想いの全てをぶつけたい・・・それも判りまっさ。


でもその「特別な日」を毎日送ったら人間どないなるんやろう?

疲れるんとちゃうか・・・と思う人がおって普通やわなぁ。

願わくばそういう人がおりますように。

全国の色んな場所で行う「救う会」の予算を使うて、国連総会にに行って貰う方がえぇような気がするんはワタシだけやろか?

相手はテロ支援国家どころか拉致を認めたという事はテロ実行国家やがな。

扱いは慎重にせなアカンやろね。

今この国のどこかで、相手が核をちらつかせて威嚇して来た場合、何ヶ月で日本は核武装出来るか、アメリカが確実に報復を表明するか、そういう事を考えている場所はあると思うんよ。

悲しいけどそれが外交の根幹やねんな。

「憲法改悪反対」と「拉致被害者をとりもどせ」の横断幕は並列できんのよ。

それをこの国の進む道と納得でけへんかったら、この国単独ではこころもとないんやね。

それなら、国連総会に横田夫妻は行って欲しい。

国内を100箇所回る手間を一度に凝縮して行って欲しい。

そう思うんはワタシだけなんやろか?

■体調不良とかあったんやけど・・・2004-12-16 (Thu)
・・・なんとか乗り越えて、作業用ソフトの乗り換えに一息ついた。


作業用ソフト(ツール)の乗り換えはホンマに辛い。

例えばワープロ専用機からワープロソフトへとか、親指シフトキーボードから普通のキーボードの乗り換えなんかを経験した事がある人は、判るんとちゃうかな。

ツールって言うても「機能でナンボ」や無しに「お金稼げる速さで操作できてナンボ」やからねぇ。

締め切りは迫る、せかされる、そやけど、思うてる機能の呼び出し方がワカレヘン。

こんな状態になったら「えぇい、前のツールの方が」と思うたり、「新しいツールのパッケージ投げてしもたろか」と思うたりする。


その苦しみを味わって味わって、試行錯誤五里夢中火責め水責め鉄火巻な時間を過ごしているうちに、やっと、「アタマの考え」と「手の操作」が連動してくるねんな。

こうなったら「乗り換え」苦痛は半ば過ぎて、今度はどんなウラ技見つけたろか・・・と余裕が出てくるんやわ。

ただね。

ン万円もするソフト売ってる人に言いたい事がある。

別にパッケージの重さで云々は無いけど、マニュアルには全部の機能とフツーに使うてる単語を全て含む分厚さのマニュアル作ってぇな。


CDでソフトが流通するようになってから、「アクロバット・リーダー」とPDFファイルでオンラインマニュアル付けたらえぇように考えてるフシがあるけど、「画面の広さは有限」っちゅう当たり前の事を忘れてるで?

外国産のソフトの日本語化ってファイル名に日本語が使えるとか、メニューが日本語とか言うこっちゃないでしょうに。

「それだけで」全機能網羅できる日本語マニュアル作ってないんやったら「手抜き」と言われてもしゃあないで。


もう一回書くけど「画面の広さは有限」「手元で広げられるマニュアルは時として画面の延長になる」。

この2つは忘れんといて欲しいなぁ。

■音楽には・・・2004-12-17 (Fri)
・・・エリクチュール(書法)という要素があるんやけど。

当然の事やけど、「例外」もあるんやね。

例外は一度教えられたら身につくもんなんやわ。

そこに大きな落とし穴があって・・・。

エリクチュールは教えにくいんやね。


どう言えばえぇんやろ・・・百人が聴いて九十五人が「なんかヘン」と思うモンは「エリクチュールを外れてて、そして例外にも入ってない」としか表現でけへんわ。

例外を教える側は教えられる側は「エリクチュール」を判っている事を前提に「例外」を教える。

ところが教えられるときに「まだ判ってない」と「例外には入ってないエリクチュールの外」を「例外」と独りよがりしてしまうんやね。


これ、曲に対して「対価」を取ってたら「ブーイング」という反応になるんやけどね。

タダやったらそこまで突っ込めへん事が多いんやね。

インターネット上で、タダでオリジナルの曲を発表してダウンロード出来る機会がホンマに増えた。

・・・やねんけど、「エリクチュール」がちゃんとしてるのんはホンマに少ないんやわ。

それでもタダやからダウンロードした方は感謝するわな。

そこにあえてツッコミ入れたらイヤミっぽいからねぇ。


そやけど、どんなにそのモノサシがネットで一般的になっても、その影響を受けたらアカン。

それがワタシらの商売ですわ。

そやないと、「生楽器」の現場のプロから見下げられてしまう。

そんな意識をいつも持って働いてます。

「あぁ、ゲームね」って言われるもんか・・・そう考えながら仕事しています。

年末になって、一年を振り返ってそう思いました。

多分来年もそうやろう。

再来年があるなら、やっぱりそうやろう。

そういう予感を持ちながら、自分自身をチェックする年の瀬・・・やね。

■世の中そんなに・・・2004-12-18 (Sat)
・・・甘くは無いのワナ。

PCを新しくすると、やっぱりどれぐらい速いか気になるわけやね。

まぁ、フツー「遅いマシンに買い換えました」っちゅう人は少ないというか、それなら前のマシンおくれ・・・と。

まぁ安定して動くとなると試したくなるんが「禁断のクロックアップ」や。

ワタシなんだか中級者になりました・・・みたいな〜♪


そらまぁ、無茶苦茶にチューンナップする人が世の中おるわけで、「信じ難い速さ」を叩きだしてるマシンもあって。

また、PC雑誌読んでも「ここぐらいまでは大丈夫」とかご指導が出てたりしてて。

そやけど、失敗もあって当然で、ネット上では部品がコゲる話なんかも読むんやよね。

さすがに「今年一年、編集部のトホホ」と称してその年に無茶をして壊した部品一覧と破壊シーンの特集を組んでくれるほどハラの据わった雑誌は無し。

いや、やっても面白いというか年に一度ぐらいやったら売れると思うけどなぁ。

「他人の不幸は蜜の味」ちゅうし。


まぁまぁ、そういう誘惑がココロに忍び寄ってくるんやわ。

そやけどなぁ・・・仕事にも使ってるし、この年の瀬、どこが壊れたか必死に調べて、部品を買いに行くのもなぁ・・・とご心配の人々にもちょっとしたスリルをどーぞ。

・・・という訳で、今のマザーボードにはシステムの負荷が大きくなってきたら指定された%ぐらいまではクロック上げてみますよ、ダメやったら自動的に戻すから安心安心・・・という、「キレーなお姉さんが横に座ってウッフーン」なぐらい甘い甘いステビアのような機能もあって。

それをONにしてみたらいきなり極楽・・・ってあら、ホンマに極楽なん?

どうも、数字ほど極楽でないよーな。


『ここに大きな落とし穴』

そら、「これはヤバいで」って言うんは、システムを監視してるから判るんで、そんなん無しに判ったら魔法やわな。

監視してるということは「監視というオシゴト」を何かのソフトがやってるんで、そんなん、「ウッフーン」な機能をONにしてなかったら動作してないわな。

『動作が速くなってる分を速くするためのソフトが使ってしまうワナ』という、考えたら当たり前な事に気付かないワタシはアホやがな。

やっぱり「ヤバくなっても一直線」な人柱覚悟の突撃精神なしでは、甘い蜜を吸えないという当たり前の結論が出た。


そらそうやわ。

とても安全で素早くカンヅメを開けられる缶切りがあったとしても、缶にセットする為に掛かる時間が長くて手間が掛かったら、結局一緒やねんな。


ところで、「いざ」という時にエンジンを切って、外で唄ってる歌が良く聞こえるCMをしてるトヨタの「プリウス」というクルマ。

逆の意味で「いざ」という時にモーターとエンジンの両方を働かせるとオニのように速いと言うのを読んだ事があるんやけど・・・。

ホンマなんやろかねぇ・・・。

こればっかりは人柱求む・・・とは言えんけどなぁ・・・。

・・・と懲りずに「安心な甘い蜜」を求めるワタシを誰か止めてぇ!

■もう時事ネタとしては・・・2004-12-20 (Mon)
・・・ずいぶんと遅いんやけど。

学力調査の順位が落ちた・・・ちゅうんがあったよね。

32か国中、2000年に実施した時に日本は「読解が8位、数学が1位、科学が2位」やったんやわ。

これが2003年になったら「読解が14位、数学が6位、科学が2位」になったんで大騒ぎやっちゅう話やね。


これに対して、アサヒ・コムの関西版の「大阪発いま学校で」というところにコラムが載ってたんやわ。

ドイツの教育関係者と意見交換した時、その事が話題になった・・・って。

ちなみにドイツは2000年の時は「読解で21位、数学と科学でそれぞれ20位」2003年は詳しくは書いてないけど「今回も20位前後」やったんやて。

で、文科相が「全国テスト」をやりたい・・・とか言うのに対する反論になってるんやよ。

「ゆとり教育」言うてたのに、オトナがそんなにコロコロ方針変えてえぇんかいな・・・と。

良い意味でドイツのヒトは頑固やと。

曰くその会合で「ベルリンの壁崩壊後の東西両ドイツの人々の心の壁はどうなっているのか?」と問いかけたら「私たちはあわてないし、あせらない。一世代、二世代かかるだろう」と答えたんやて。

で・・・「この落ち着きを見習いたい。」そうやわ。


あのぉ・・・ペルリンの壁崩壊で東西ドイツが統一されるまでに、分裂状態が44年間続いてるんやけど。

まぁ、平均結婚年齢(正確には第一子が生まれる平均年齢)が「一世代」と考えたら二世代近いわな。

『二世代分裂してたモンをもとに戻すのに二世代かかると考えても当たり前』

そういう事を忘れてへんやろか?


2000年から2003年でガタッと学力が落ちたからドタバタしとるわけやね。

まぁ、ホンマは学力が下がったんや無しに、他の国々(特にアジア)の教育水準が上がったんかもしれん。

そやけど・・・「理由を内側に求めたら」・・・やっぱり「ゆとり教育」って学習時間を縮小したんが原因かと考えるんも当たり前。

2000年から2003年までで教育について一番変わったんはそこやもん。

それは「二世代続いた変化を元に戻すんに二世代かかる」と考えるドイツ人でもそう考えるんが自然やで。

むしろ、「3〜4年で生徒の学力が目に見えて変わった」んなら「その3〜4年に何があったか」突き詰めるんがドイツ的な頑固さやと思うけどなぁ。


無意識に「二世代かかって当たり前の問題と3〜4年で変わった事に対する対策」をごっちゃにしてるなら、コラムの著者は「論理的思考に不自由である」もしくは「実は結果が先にあって何か例えを考えたら、こんなん出ました」なんかもしれん。

意識的にごっちゃにしてるんやったら、ちょっとタチが良ぅないなぁ。

多分、話題に引っ張り出されたドイツの教育関係者は、それを知ったら「ちょっと待った、私の『東西ドイツ統一』に関する見解を、無関係な例えに使わんとってくれへんか(←その人はドイツの関西出身やったと言うことで)」と主張すると思うよ。


これ書いてる人は中学校教諭やそうやけど、「三文作曲家に論破されてしまう人」が教壇に立つんかいな。

スンマセン、あのやねぇ・・・三文作曲家が家庭を持ったとしても、独自の教育を貫くような私学に行かせるオカネ無いんやけど・・・。

なんとかしてぇな、大阪市の教育の偉い人。

・・・。

でも、冷静に考えたら、三文作曲家にも判る論理的矛盾を書くセンセに教えられてたら「読解が14位」にもなるわなぁ。


ここをずっと書いてきて思う事やけど、日本語は論理的に事を書くのには「ちょっと不自由な」言葉かもしれん。

よく出てくるんは「日本国憲法前文」やわな。

「日本国民は正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、我らと我らの子孫の為に諸国民の・・・」

何が言いたいんやぁぁぁぁぁぁぁ・・・・と。

これ、元の文章は多分GHQによって添削された塩分なんよね。

英語的に書いたら「日本国民は宣言する。正当に選挙された代表者を通じて行動する。その行動内容は・・・(以下略)やねんな。

最後に何か「どんでん返し」を入れられる構造やから、CMやないけど「日本で一番高い山は富士山ですが・・・」って引っかけが出来る。

英語ではでけへんのか?

そう聞かれたら、ワタシの乏しい文法知識でも「やろうと思えば出来る」と答えます。

そやけど「ネイティブスピーカー」から聞けば「生きて無い英語」らしいんよ。

聞いた瞬間「ウサン臭い」と思う英語らしい。

そやけど日本語やったら「生きてる日本語」やねんな。

そやから読解能力が多の能力に比べて低いのは割り引いて考えるべきやと思うよ。

そやけど「8位から14位」ちゅう変化は有意差があると思います。

そやから今回の成績変化を日本語固有の問題にすり変えるのもワタシは反対です。


と言うことでぇ〜♪

■ここへ来て・・・2004-12-21 (Tue)
・・・光ファイバーの接続料金がどうのこうの・・・って政治問題になってるね。

「当たり前」の事でも政治問題になったら判断が「あれれれれ」となって来る。

NTTが独占してるちゅうんが問題になってるんやけど。

そらファイバー引いた会社が回線を貸し出すとき最低コストに「儲け」を載せて当たり前やわな。

逆の立場になった時、コスト割れしてでもNTTに回線貸し出す業者はおらんわけや。

それが資本主義の当たり前の論理。


そやねんけど、政治とかロビー活動なんて言うのが絡んできたら、ややこしくなる。

そういうのん、ワタシ体質的に好かんねんけどな。

回線を高値で借りても、安値でユーザーにサービスを提供する方法、無いわけやないよ。

社員が薄給で働き続けたらえぇわけで。

それよりも、ロビー活動が効果がある、ちゅうんはなんだかなぁ。


ワタシの親友に高所恐怖症の奴がおって。

何故か親のあと継いで、電信柱に登る仕事をしとる。

そういう奴の「汗」に対してオカネを支払って引かれたファイバーで今自分は通信してるんやんぁ・・・と思う時がある。

そやから、そういう汗かく仕事抜きに「回線貸せ」っちゅう意見を聞くとなんかこうメラメラと燃えるもんがあるんやな。

まず、出来るトコまで自前で回線引き回して、汗かく仕事する人間にカネ払うて、それから議論なり何なりやって欲しいというのが個人的な所感や。

もし、コスト割ってでも回線開放せぇ・・・ってなったら、そのコスト削減は巡り巡って、汗をかきかき働く親友の給料に跳ね返るんとちゃうか・・・。

そんな風に思う。

マジメに働く人間がバカ見るような事が無い事を・・・まぁ切に望むなぁ。

■年末の大掃除・・・2004-12-23 (Thu)
・・・をする。

この忙しい時に・・・大掃除をしなくても別に死ぬ訳で無し・・・と思うんやけど、大掃除をしないとダメな人間・・・になってしまうそうやわ。

これ以上ダメ人間にはなれへんと思うんやけど、文句を言うてもワタシの人権はウチの家にはないので黙って黙々と掃除をする。


掃除、キライとかそういうんや無いけど、シッポもんがなぁ・・・。

シッポもんって楽器とPCの事やけどね。

一台配線した時はすっきり配線してるつもりやねんけど、なんで台数が増えたらアレになるかなぁ。

一台の機械から何本もケーブルが出てるからやろか。

どーせ、モニタの近くで作業するんは判ってんやから、マウス・キーボード・モニタケーブルをまとめて一本にした奴とか、出ぇへんかなぁ。

シンセやったらステレオケーブルとMIDIケーブルが一本になったモンとかさぁ。

いっその事、一本の電源ケーブルから枝がニョキニョキ出てて、何台ものPCとモニタにそれ一本で電源供給できるケーブルとか。

そんなん合っても邪魔なれへんと思うんやけど。

え?使わないコネクタがあったらキケン?

そんなんちゃんとフタしたらえぇし。


楽器のケーブルはね、アレ束ねておくんは楽やねんよ。

ライブなんかの時にジャックとプラグにガムテープ張って番号書いておいたらバンドの入れ替えの時とか早いからね。

そやけどそこにも大きな穴がっ!

例えばステレオで5台使うとすると10本要るんやけどね。

あ、電源ケーブル合わせたら15本か。

重いんだわ・・・アレが。

実は楽器関係の中で一定の体積あたり一番重いのんが「ケーブル」やちゅう事は知られて無いんやね。

例えばアナタがライブの手伝いに行ったとしよか。

同じような大きさのアルミのケースが2つあったとして・・・。

どっちか「ちょっと運んどいて」と言われてそれが「マイクのケース」やったら楽勝。

もう片手でスキップランランや。

「ケーブルのケース」やったら、覚悟無しに持ち上げたら腰をいわせるかも。

両手でしっかりケースの持ち手を握って、心持膝を曲げてゆっくり持ち上げて・・・それから落としたら足骨折するからね。

カニ歩きのようにゆっくり運んでいく・・・と。

なんでこんなに重いか。

銅やからねぇ・・・中には「銀」ちゅう高級品もあるけど。

ちょっと過激な例えやけど、アタッシュケースに一杯10円玉を入れたらどうなるか・・・みたいなもんかなぁ。

お札を発明した人に感謝・・・やな。

とりあえず、家の中はすっきりしたけど腰は重いでぇ。

トホホホホホ

■ローレンス!・・・2004-12-25 (Sat)
・・・メリークリスマス(脱力)

あ、解らない人はそれでえぇんで気にせんとって下さいな。

コドモはプレゼントもらって走り回って、お父さんお母さんは温かい目で見守って、大きなオトモダチはそれなりにクリスマスを楽しんでくださいな。

みんな、何か良い事があるとえぇね。


ワタシ、思うところがあって初めて「天空の城ラピュタ」を通して見ました。

何度か見た事あるんやけど、最後の部分だけやったんよ。

もう20年近く前の作品やねんねぇ。

それでも面白いんは何か普遍性があるんやろうね。

それが何なのか考え込むようなスケベ心を持つ業界人になってしもうたけど。

考え込むとしんどいんやよねぇ。


分析するココロと感動するココロは簡単に繋がれへんなぁ。

もっとスナオに感動するココロの感度を上げておかんとアカンなぁ・・・と思った次第。

聖夜の穏やかさを愛しんで、今は静かな夜を送りたいね。

■静かな年の瀬を・・・2004-12-27 (Mon)
・・・向かえるのはそういう生き方を選んだ人。

そうやない生き方を選んだら、その生き方に立ち向かっていかなアカン。

人間誰もが違う能力を持ってて、そして生活が「闘争」である以上、自分にとって有利な土俵で生きる賢さを持った方がえぇ・・・。

・・・そやから静かな年の瀬の無い仕事を選んでるんやけど(笑)


それはともかく、スマトラ島沖の地震は凄かったねぇ。

津波があんなに怖いとは知らんかったわ。

新聞によったら死者が2万人を超えるちゅうて発表してるもんなぁ。

しかもこれだけでは終わらない、伝染病の蔓延の恐れがあるらしい、って事やからねぇ。

亡くなった方には追悼の意を表したいと思います。


こういう時に自然保護の難しさを感じるね。

そこにリゾートビーチがあるんやったら、防波堤みたいなモンは見たく無いわな。

そやけど、そういうモンが無いという事は「いざというとき自然は直に牙をむく」というこっちゃ。

「見渡す限り人工物の無い海」は「裸で何にも守られてない」と一緒。

やたらめったら防波堤を作りまくるんも「どうかなぁ」と思うけど、最低限の守りは必要やわな。

日本も、「観光立国」とか言うてるけど、破壊してしもた自然が息を吹き返すまで、まだ時間はかかりそうやし、こういう「観光地」に自然に溶け込む「人間を保護するモン」をODAとかで作ったらどうやろう。


文句ばっかり言うてる国へのODAはもう0でえぇがな。

沿海部はともかく内陸部ではまだまだ発展途上・・・って、それやったら沿海部で儲けたカネを内陸部に回したらよろしいがな。

日本かて、東京、大阪でもうけた金で地方のインフラ整備してきたんやから。


今回の天災で被害をこうむった国には日本軍もあおったんや。

いっちょ、日本の国の経済力と土木技術で「安全でしかも景観をぶち壊さない」観光資源の保護をやってみたらどうや?

それが一段落ついたら、この国の自然も少しは息を吹き返してるやろ。

四季折々のあるこの国の美しさを見せるんはその後でえぇんとちゃうか?




■今日からお休みの皆さん・・・2004-12-29 (Wed)
・・・ゆっくり休んでおくれ。

って言うても、買いモンに行ったら混雑、銀行に行ったら長蛇の列、そういう事を終わらせて帰省の列車に乗ったらまた混雑や。

そこにまた「大きなオトモダチ」の民族大移動やモンなぁ。

もしワタシの書いた通りやったら、お疲れさんです。

故郷の空気を一杯吸うて、横にゴロンとなってせめてもの一時、骨休めしてしてくださいな。

「大きなオトモダチ」は家に帰ってゴロンとなって紙袋の中身を堪能してな。


ワタシですか?

休みはありません。

我が家の正月の行事って、初詣しかないんやわ。

親戚が少ないところにもってきて、ウチ以外の親戚は大家族やからねぇ。

一家揃って「人に酔う」んですわ。

半日過ごして帰ってくるとヘトヘトになります。

・・・ということで親戚回りも無し。

静かに仕事でもしょうかいな・・・と。

静かな時にしか思いつかへんようなモンでも思いついたら儲けモン。

変わるのは食べるモンがおせち料理になるぐらいかなぁ・・・。


まぁ、人様と半身ズラしたような商売やってるわけで、世間の休みが1月と8月やったら4月と10月に休みとったろかいな・・・とか。

いや、そこまで行くと半身やなくて全身ズレてるみたいやから2月半ばと9月半ばにしよかいな・・・とか。

旅行するんでも同じ値段で倍の期間行けるがな。

いや、これはミエ。

「半額で行ける」と素直に言うた方がえぇか。

えぇい、間をとって7割5分で1.5倍の期間でどうやっ!

その辺りが妥当と思う年の瀬。

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