『飲んでません・が酔ってます・から書いた』 -2005年11月-

■ワタシの音楽以外の・・・2005-11-21 (Mon)
・・・好きな事は「食べ物の本を読む」事。

キノコ類が一切アレなので、自分で作りたくなってそんな風になってしもた話は書いたよね。

「大阪あべの辻調理師専門学校」の著書から、シティマガジン(死語)の美味しい店特集まで「アイディアの元」になるものをボーッと読むのが一日の間の「ポコッと空いた」空白の時間を埋める一番のお気に入り。

辻静雄氏の「ユーロッパ一等旅行」という文庫本がある。

日本で最高の料理人にヨーロッパの最高峰のレストランで食事をしてもらったら、日本料理にどんなプラスアルファが出来るだろうか?という、数十年に渡ってヨーロッパ通いを続けた辻氏の「日本料理界に対する最初で最後の、そして最高の贈り物」だと個人的には思ってます。

一種の旅行記なんやけど同行する人が「大阪高麗橋『吉兆』の湯木貞一さんはじめ全国の『吉兆』を取り仕切るご家族達」。

どんな影響がこの旅行で出たのかは想像にお任せしますが、この時節百貨店から送られてくる「おせち料理」の『吉兆』のメニューを見れば判ってもらえると思います。


この本をベッドサイドに置いて、眺めて、フランスのレストランのページは辻氏の他の著書との重複があるので大体覚えてしまいました。

ドイツの料理には、あの小憎たらしいキノコが出て来ないので、これももう飽きてきた頃です。

今、大抵開いたままになっているページはイタリアのレストランについてのページ。

『ハーリーズ・バー』『サバティーニ』『リストランテ・ジャニーノ』『アル・ポルト』という店での食事の紹介がそのほとんどなんやけど・・・。

「大阪ウォーカー」のイタリアン特集とか大阪の美味しい店特集本とつき合わせて見ると・・・何か違和感が残る。


辻氏が一体何をその旅行で食べたのかを抜書きしてみて初めて違和感の理由に突き当たった。

メニューが違うんやよね。

ニース風カネロニ、タリアレッテ・ヴェルディ・グラティナーテ、スカンピ・アルフォルノ、スキャロッピーネ・ディ・ヴィロッテ・アル・マルサラリゾット・ネロ・コン・セッピエ、コクテル・ディ・ガンビエッティ、メロンの生ハム乗せ、ミネステローネ、タリアッテ・グラティナータ・コン・プロシュート、牛肉のカルパッチョ、ラザーニャ・ヴェルディ、ラヴィオニーニ・ポロニィーゼ、スパゲティ・アッレ・ヴォンゴレ・・・Etc

この中で大阪ウォーカーやその別冊で出てきたのは、メロンの生ハム乗せとスパゲッティ・アッレ・ヴォンゴーレと種類の違うカルパッチョ、サザーニャ・・・ぐらいで、後は「〜の〜〜風」「スパゲティ〜風」ぐらい。

ほうれん草を入れたパスタにしても、ソースで合えたのを散見したぐらいだけど、タリアレッテ・ヴェルディ・グラティナーテ(ほうれん草入り平打ちパスタのグラタン)にしてもソースに合えてからさらにグラタンとして焦げ目を入れて、その上からパルメニジャーノ(パルメザン)チーズをタップリかけて出てくるという具合。

この場合、料理人はソースの煮詰め具合と焦げ目の具合に細心の注意を払って、ちょっとこげた部分の塩ょっぱさとそれに絡まるチーズの具合に腐心するはずなんやね。

後、国産の子牛肉が手に入りにくい状況なので(日本では普通上等でも若い牛を食べる)出来ないメニューがあるにしても・・・。

一旦料理をして、それをさらにサラマンドル(上火だけのオーブン)に入れて最後の詰めをする料理については全滅だったのが悲しい。


あと、カルパッチョを「西洋サシミ薄造り」と誤解している店が多いのも気にかかる。

肉では抵抗があるだろうと赤身のマグロを使うのは、この際「工夫」の範疇に入れておこう。

でも、薬味として野菜の線切りを添えてその上からドレッシングなりソースをトロロというのは何やよ。

まず、「カルパッチョ」っていう名前の元になった絵描きの絵をググって見ることからお勧めする。

見れば判るけれど赤と白のグラディエーションが特徴の画家さんなのだ。

カルパッチョにはオリーブオイルで作った薄目のマヨネーズがお約束。

それをタラタラとかけていく時に、「白からず赤からず」にする事がこの料理の大いなるテーマなんやね。

だから、イタリア料理では少数派の成長した牛肉(牛は成長するに従って肉がピンク色から赤色に変化する)をわざわざ使うわけで、この料理の成り立ちを知った上で「ヒラメのカルパッチョ」をメニューに載せる人の気がしれません。

中華の自作も飽きてきたし、ドイツもんにも飽きてきた、フランスもんは「どうしてもシャンピニオン」以外で、フォアグラ(これにはキノコのトリュフがほとんど刻みこまれる)や、キャビアのような「高級食材」以外はなんとか判ってきたんで、次はイタリア料理、頑張ってみたいと思う今日この頃。

でもマジに言えば、大きなオーブンが2つ置ける一戸建てに住みたい今日この頃。

■早いもので・・・2005-11-23 (Wed)
・・・マンションの管理組合の副理事長になってもう半年になるんやねぇ。

そういう立場になってここ数日騒がれてるマンションの耐震強度改竄問題の事を読むと「たまらんなぁ」っていう気になるねぇ。

幸か不幸かウチは敷地が河川法の管理下にあるんで必要以上に「頑丈」に造ってあるらしく「地盤沈下が起こってもマンションはそのまま浮いてる」というぐらいらしい。

逆に言えば周りに中小企業の工場なんかもある「どどどどど下町」で「頑丈」と「便利」だけが取り得。

それでも補修をしていかんとアカン所はどんどん出てくるんやよね。

上水道、下水道の配管とかね。

バカなガ・・・もとい、やんちゃなお子様が駐車場の屋根から配管に飛び下りて曲がったとか、オンドレいてしもたろかこのア・・・もとい急ぎ足の住民さんがポストボックスの前のカミクズ入れに捨てたタバコの吸殻でボヤ寸前とか。

恐らくウチの入り口の前で方向転換したド下手クソ・・・えーっと不器用なドライバーさんが曲げた敷地入り口の柱なんて・・・一撃数十万ですわ。

こんな支出をしながら、大規模修理に備えて貯金までせなならん。


そこまでやっても近所に新築マンションが建つと、「なんぼで売れる」ちゅう「相対的な資産価値」は落ちる。

どれぐらい「便利」で「頑丈」で「管理が行き届いてる」ちゅう自分が住む上での資産価値については満足できるんやけど・・・。

ワタシ、住宅ローン払い初めて12年。

25年の約半分で「買った時の値段」の丁度3分の2、66%まで返しました。

ワタシ、生活地味ですから。

それでも今この家を売っても借金が残るというんはアンマリと言えばアンマリで。

でもそんな状況なんはご近所さんも多かれ少なかれ同じ。


件のマンションを買った人は本当に気の毒です。

けど、自分で動いてデベロッパーや施工会社からお金を取らないとアカンやろうねぇ。

政府はどうやら「低金利でお金を貸し出す」ぐらいの事はするそうやけど、無担保、低金利でも金利が付いてるのんは変わらへんからね。


建築士の資格を与えたんが国やから国に責任が・・・建築許可を出したんが国やから国に責任・・・それはおかしい。

資格なんてある日のある人のある分野における能力を評したもんで、その人の良心やら現在の能力を保証するモンやないしね。

事故で脳に後遺症が残ったら資格取り消しになるか・・・なりません。

そやから人は必死にオイシイ資格を取るのに必死になるんやし。

建築許可も「妥当と思われる設計」やったら許可を出すんで、その妥当性にウソゴマカシがあるかとか、妥当性がある書類を書いた人間がエェモンか悪モンかを判定する「探偵さん」ではないんやね。


天災ではないので個人に対しての税金投入はでけへんし、企業の民亊再生法適用みたいな債権放棄を金融機関がすることもないやろうね。

そらマンションの値段が下がった時、個人に民亊再生法が適用されたらどんなに楽かと思ったよね。

マンションの値段が3分の1になったんやからローン半額にでも負けてぇな・・・って。

それでも「そんな時代に産まれて生きてるんや」と諦めてローンを払ってます。

選んだんはワタシやからね。

ワタシに予知能力があったら2〜3年ほど今の家に引っ越すのを遅らせて、今頃とっくの昔にローン終わらせて、クルマ買う計算でもしてますわ。


被害に合った方には酷な言い方かも知れへんけど、とりあえず個人では片付けにくい問題なんで団結するこっちゃろうね。

今は建築士による「耐震強度偽装」が問題の焦点になってるんやけどね。

デベロッパー、設計会社、施工業者、誰も「強度に付いて疑問を持たない」のはヘンなんやね。

建築中に今まで自分がした別の仕事と比べておかしい、と気付く人間が0なんはちょっとなぁ。

「気付かない人もいる」じゃなくって「全員気付かない」のは不自然とちゃうかなぁ。

しかも件の建築士が「偽装」したかわりに巨万の富を築いたわけでもない。

「犯罪では一番儲かる奴を疑え」という基本もあるし、そういう意味で「建築士個人」と争うんやなくて会社相手に争う事になる可能性が大やから、ともかく住民が意見のブレを少なくして団結する・・・しかあれへんね。


今、ワタシは数字やグラフが一杯入った書類を見ながら「住んでいるマンションの価値」を「相対的な資産価値」中心に考えるか「自分が住む上での資産価値」中心に考えるか悩んでます。

後者を選ぶと、「修繕用積立金」をいつか上げないとアカン。

でもそうすると「中古の癖に維持費が高いマンション」として前者的には「敬遠される」んやよねぇ。

自分が住む場所に何を求めるか・・・その価値観のブレが少ない事が共同住宅に住むのには必要なんとちゃうかなぁ・・・。

■今日生きるのに・・・2005-11-26 (Sat)
・・・必死でも。

明日をしっかり見つめていたいと思っても、明日は少し霞んで見える。

明後日はもう輪郭しか見えなくて、一週間後はもう見えない。


明日が霞んで見えると言う事は、昨日がもう霞み始めてるって事で。

一昨日は輪郭がほんのりと、一週間前は闇の中。


明日をしっかり見据えるために、昨日のことを忘れることを悲しまないでおこうと思う。

自分が未来の方向をきっちり向くために、過去は忘却していこう。

想い出にしがみついてる間は、未来なんて自分で切り開けないのです。

そう悟った眠れぬ夜。

■はい、市長選挙には・・・2005-11-28 (Mon)
・・・行ってきました。

例によって誰に投票したかはヒミツ。

ただ、ここまで公務員の人件費を上げた政党の推薦を受けた人はNG。

人件費を縮小出来る可能性のある人に入れてきました。


箱モンのムダ、ムダって言うけど箱モンはいざとなれば放置すりゃえぇわけやし、叩き売りって手もある。

年金恩給の類は生きてる限り続く出費やからねぇ。

ウチの親の知り合い、夫婦で市の学校関係の公務員やったんやけど、年金、恩給、その他で夫婦で100万やて。

年間ちゃうよ、月に100万。

本人達は「自分で余分に掛け金したから」と言ってるけど、これはどう考えてもヘン。

カラクリがあります。

そういう身分の人が団体で年金に入ったら利率が高いんやわ。

しかも、下げるとなると大騒ぎになるから下げられない。

郵便で送られてきた紙切れ一枚で月の年金収入が6割になる庶民とはちゃうんやね。

じゃあ、現状から見て高すぎる利回りを誰が背負ってるんか。

フツーの会社のフツーの人ですがな。

そっちを下げて「特殊顧客」に利息を回す。


使いきれないオカネで旅行に行く。

これは聞いた話なんで「確実とは言わない」けどJTBは5割引き。

なんでやのん?

「修学旅行」っちゅう大きな利権が絡むから。


こういった事にイチバン大きな影響力を振るった政党が「しがらみ」を切れる筈が無いがな。

忘れたフリしてるけどな。

ワタシは忘れへんよ、だから選挙には行く。

前の前の選挙では全身打撲でベッドから起き上がるのもやっとやったけど、這うようにして選挙に行った。

相変わらず、選挙会場の入り口には「誰が来たか」チェックする特定政党の人がおったけど・・・。

そんなモン気にするかいな。

一回、インネン付けて殴りかかって傷害事件でも起こしてみようという誘惑はあるんやけどね。

そうしたら、「投票を約束した人を見張る人間」が明らかになるから。

そやけど、そんな事したら得意先に迷惑かかるもんなぁ。

宝くじでも当てて、2年ぐらい仕事無しでも大丈夫な身分になったら、いっちょ殴りかかってみよか・・・と思った今日この頃。

大丈夫、こっちも悪徳リフォーム業者が来ても「何やねん」って不機嫌な顔したらチラシ一枚で逃げるオーラ出してるからね(激爆)

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