『飲んでません・が酔ってます・から書いた』 -2005年03月-

■昨日難しい事を・・・2005-03-13 (Sun)
・・・書いたらオナカに来たがな。

知恵熱・・・それは違う。

今日は一気に場末なネタを・・・。


最近のパチンコ台な・・・。

うわぁ・・・いきなり政治経済からパチンコかいな。

どんな構造してるんか、一回バラしたいという誘惑がクルクル。

ワタシ、打ってても冷静に「今グラフィックは何枚重なってて、その中で半透明になってるんが何枚で、それが重なった時のプライオリティ(優先度)の順番は・・・」って考えてしまうんよ。

職業病と言うか・・・やっぱりX68k系人間やなぁ・・・と自分で思うわ。

あのマシンは「画面一枚ハイ後はなんとか計算して重ねて」やなしに複数枚のグラフィックとさらにその上に画面上で位置が変わるパーツなんかを表示する「スプライト」っちゅう機能持ってたからね。

そのグラフィックのリソース(資産というかパワー)の配分を間違うと神のゲームが「あやや」なゲームになってしまうモンやったからねぇ。


それはともかく・・・

パチンコ台、グラフィックの拡大縮小してもドットは乱れへんし、複数枚の半透明データが凄い速度で回ってるのんを見て、「これひょっとしてWin用のグラフィックアクセラレーターチップとDirectX使ってませんかぁ?」と思う訳なんですわ。

OpenGLとLinuxかなぁ・・・。

WinCEとか「組み込み用のOS」と「DirectX互換の命令を受け付けるドライバーを持ってるグラフィックボード」の組み合わせなんちゃうか?と激しく疑うてます。


一度バラしてみたいんやけどねぇ。

「いやぁ、どうぞバラして下さい」なんていうメーカーさんは無いやろうしな。

今世間で一番はやってるパチンコの筐体は3つの別々の機種で使ってるんやけどね。

どうやら合わせたら出荷は100万台に乗るような気配。

今、基本的にはグラフィックチップのメーカーって「ボード込み」やないと売ってくれへんねんけど。

その4分の1の25万でも一気にオーダーしたら、特注受け付けてくれるんちゃうかなぁ。

しかもパチ業界は現金取引らしいし。

うーーーーーーん、どこの会社なんやろう・・・と画面を眺めるワタシはアホ。

■今日は『白い日』・・・2005-03-14 (Mon)
・・・かいな。

そういう方面には疎いので、「白と赤」の話を・・・。


「カルパッチョ」ちゅうメニューがイタリア料理にあるわな。

今宵オシャレなイタリアンレストランで「カルパッチョ」を食べるカップルも・・・

ちょっと待った〜。

そのタイのカルパッチョって何やいな?

そのオリーブオイル山がけは何やいな?

元々のカルパッチョに関したらググったら以下の事はすぐに出てきます。

・カルパッチョは元々人名で赤と白のコントラストが印象的な絵を描いた人
・生の牛肉(サーロイン)の薄切りに酸味のあるマヨネーズをかけた料理の色のコントラストからその名前を借用。
・多分オリジナルはヴェニスの「ハーリーズ・バー」


そこでオシマイにして「拡大解釈」したら「生の薄切りモンで作るイタリア料理」になってしまう。

ここにイタリアの一定以上のランクのレストランで食べる牛肉は仔牛(生後3〜6ヶ月)が一般的。

仔牛の肉の色は成長とともに薄いピンク色から赤みを増して行く。

この2つの知識を加えると、「成牛の肉」を使った赤さを特に表現したかったんで「カルパッチョ」という名前を使った・・・という事はすぐに想像出来るわな。

「カルパッチョ」でググって見ると材料も見た目も様々な料理の写真が山のように出てくるんやけど、それに混じって「カルパッチョ」さんの描いた絵も出てきます。

それ見てると、料理の方はせめて「白と赤のコントラスト」が無いモンは「カルパッチョ風」程度にしといたほうが、画家の名誉のためにも、メニューの名前を思いついた料理人の名誉のためにも、えぇような気ががするなぁ。

もうすぐサクラの季節やわね。

そこで出てくるんが「サクラ餅」ちゅう和菓子やな。

あのピンク色とサクラの葉で巻いたんがミソなんやけど・・・それを拡大解釈して「木の葉で包んだ餅は全部サクラ餅」ってされたらなんとなく気分が「あちゃちゃ」になるわなぁ。

食べる事に関して節操の無い日本人でもそうや。


前に書いたかと思うけど、アメリカにおる連れ(日本人)の嫁さんがイタリア人で、コドモができた時、日本に連れて帰ってきた。

・・・で、その時に嫁さんの方の両親も来日したらしいけど、滞在中イタリア料理しか食べへんかったらしい。

まぁ、レストランにずっと行ってたんか、買いもん行って、キッチンで作ったかまでは聞かんかったけど。

基本的にイタリア人(特に田舎のある程度以上の年齢の人)はイタリア料理しか食べへんので、魚介類を食べるから「日本に似てる」ちゅう意見は「日本人の片想い」でしかないんやな。


そこまで自国の料理に頑なな態度をしてる国の料理を「拡大解釈」するんも失礼かなぁと思う次第。

「カルパッチョ風」の美味しい料理をどんどん考案して作る「国民性」が日本をチョンマゲ時代から一気にヨーロッパ19世紀世界に押し上げた「美点」やと思うから、「美味しさの追求」は凄いことやと思うから、続けていって欲しいけどな。

他国の文化の尊重も大事やろね。

■たはーーーーっ・・・2005-03-16 (Wed)
・・・バンドの練習から帰って来るとほとんど転落寝やがな。

4月29日がどーたらって言ってたけどいきなりライブか?

ちゅうか、自分のライブの日ぃぐらい覚えとけよ>アタシ

まぁ、なんだか判らんけどするらしいなぁ。


フツーのロックバンドです。

「今年はポップ」を合い言葉にワタシを助っ人に呼んだら「ハードロック」になってしもたぁ・・・ってアタマ抱えてます。

そら呼んだ方が悪い。

今年の夏は3〜4回はセッションやなしにライブしそうやね。

衣装考えな、さすがに赤キャミソールとタイトスカートではみんな退くやろうしな。

スタジオでは、まだ抑えてるんやけどねぇ。

久し振りにライブでキレそうで怖いんやけど。


20kgのシンセをいきなり抱えてステージの前を走り回ってソロするとかね。

マジで体力鍛えなアカンな。

思いついたら体力でなんとかなった年齢は過ぎてしもたやろうしなぁ。

思いついてコケたらカッコ悪いもん。

まぁ、腕立て伏せと腹筋からかなぁ。

うん・・・それから始まるライブへの道や。

■見事に雨が・・・2005-03-17 (Thu)
・・・降りしきる。

もう雨のち雨時々雨やのに。

こんな時に限って資料の買出しをする予定になってるワナ。

もう見事にそういう予定になってるんはどういう事かいな。

ともかく傘を差して歩く歩く。


買い物は2つ。

1つはPC関係無しの音楽モン。

もう1つは「その筋」。

なんでか判らんけど、この2つイヤに売ってる場所が離れてるんやなぁ。

その場所の空気の距離は物理距離をさらに3倍した距離みたいに思うで。


埋まるようで埋まらない「その距離」について疲れた足を引きずってしばし考え込む。

どっちに行っても「異質」な自分について考え込む。

「じゃ、どっちかに埋没したいか?」と自分に問いかけても「そんなんイヤじゃ」とアタマの中で即答。

動物でどっちにも属さない、って繁殖力が弱くて短命なんが多いんやよなぁ・・・と考えると泣けて来る。


音楽モンの場所に行くとBGMが流れてる。

気付かない間にアフタービートに合わせて歩いてる自分がいる。

BGMのトップビートに合わせて「音楽にノッて歩いている自分を見せている」着飾った人達がおる。

会社員時代、駅前の商店街の入り口で店をしてる友達から「オマエが帰って来ると周りと逆にアタマが上下してるからする判る」と言われた」アレな性癖やな。

パーカッショニストに教えてもろうて必死に訓練したタマモノなんやけど。

「あぁ・・・これは仲間入りでけへん」と思ってしまう。


ほんで「その筋」の方に行っても、普通に社会人やってる範囲の外に出てしもうた自分を見つけ出すんやな。

「群集のなかの孤独」カモ〜♪

■明日はマンションの・・・2005-03-18 (Fri)
・・・管理組合の理事会の会合や。

来年度から「理事」をするワタシも参加するんやけど。

アタマ痛いなぁ。

オトナデビューせなアカンのんかいな。

まぁ、人が集まると「派閥」が出来たり、「派閥」が出来たり、「派閥」が出来たりするんやけど。

いわゆる分譲マンションに住んでる人は皆それぞれに感ずる事はあるやろうなぁ。

「対人関係」ちゅうコトバがアタマの辞書に無いワタシに取ってはシンドイこっちゃなぁ。

・・・まずこの髪型をどう説明するか・・・からやろな。(泣)


■あははははははは(錯乱)・・・2005-03-19 (Sat)
・・・(もっと錯乱)。

「副理事長」・・・。

ワタシがマンションの管理組合の副理事長??

マンションの行く末が・・・。

ちゃーンちゃんチャンちゃーんちゃっかちゃっちゃちゃーん♪ちゃららんちゃつつつちゃーんちゃららんらーん・・・

・・・マンション滅亡まであとXX日


ってネタで済むかいな。

まぁ、平日の昼とか、そういう勤め人の人がおれへんときの苦情処理係やねぇ。

ちっとはカラダ使うて生きていかなアカンしなぁ。

お日さんの出てる間に人のために動けということか。

そう思うて役職をしよか。


理事長としてはデイタイムにマンションにおる男性がうってつけなんやろうけど。

このワタシの格好を見て「管理組合の顔」に出来ますか?・・・と聞いたら皆納得したんはなんだかなぁ。

土曜日なんかの会合は理事長を立ててこまごま動いて、平日の昼なんかは問題が出たら連絡直行、便利な副理事長さんでいこか。

それが一番えぇやろ。

カラダ動かすんは性に合うてるしな。

それにしても・・・「副理事長」かいな。

うん、皆が受け入れてくれるなら、がんばろか。

まずはオトナデビューかも〜♪

■今日は楽器論・・・・2005-03-20 (Sun)
・・・なんて言っても楽器論。

「副理事長就任特集」(爆)

って、まだ総会で「あのアタマのヘンな兄ちゃんはアカン」と言われたらトホホなんやけど、未だかつて内定が引っくり返った事は無いらしいんで。

引っくり返ったらそれはそれで「歴史に名を残した」というこっちゃ。


で・・・。

オベーションのエレアコも弾いて弾いて弾き倒したんで、「アコースティックギター」について一度書いてみようと思う。

オベーションの登場以来「エレクトリックアコースティック(略してエレアコ)」ちゅう楽器のカテゴリーが出来て、他の会社も参入して来たんやね。

1970年代後半から1980年代初めやろうか。

大抵のメーカーのうたい文句は「音が暖かい」やった。

逆に言えばオベーションのエレアコに対する否定的意見は「音が冷たい」「音が硬い」やったんやね。

ところがががががが。

そういう意見はオベーションはエレクトリック化する前から同様の批判を受けてた事を忘れてるんやね。

良い意味で高域まで音が伸びる、悪い言い方をすればトレブリィで音が硬いのはエレクトリック化する前から言われてたんで、その意味では「生音を忠実にエレクトリック化した」と言え無い訳や無いんよ。


実は生ギターは弦がガット(クラシックギターに使う奴ね)からスチール(今のフォークギターの弦)に移行する際に様々な変化をくぐってきた、という事を忘れてる人が非常に多いねんな。

クラシックギターについて「どういう構造が理想的か」ちゅうんは19世紀には確定してたんやね。

それは出来るだけ薄い表の板(以降トップと記載)に弦の張力に耐えうる最小限の補強(以下ブレイシングと記載)を行って、そこに側面の板(以降サイドと記載)と裏の板(以降バックと記載)から出来た構造で、共鳴させた音を反射してトップに空けたサウンドホールから出す。

これが「黄金律」として決まってたんやね。

ただ、この構造のギターに音量増加を目的としてスチール弦を張ったら、トップは歪んで接着面が剥がれてくる。

つまり構造的にスチール弦の張力には耐えられへんかったんやよね。

そこでスチール弦の張力に耐えるべく19世紀末から20世紀初頭に2つの方法が考えられたんやね。

1つはトップの裏にX字型にブレーシングを入れる方法。

もう1つはトップをアーチ(曲面)状に削りだして、しかも弦の末端をトップではなくてボディエンドに付けたテールピースという部品で受けて弦の張力をトップに対して垂直と水平の2つのベクトルに分けてトップの負担を少なくする方法。

前者はマーチンをはじめとするフラットトップギター(まぁ、普通のフォークギターですな)に脈々と受け継がれて、後者はギブソンをはじめとするジャズギターに受け継がれた。

この後者は、オベーションが属するカテゴリーの話では無いので以下は略。


はい、Xブレイシングちゅうんを採用してギターのトップの強度は飛躍的に上がってスチール弦の張力に耐えられるようになった。

それでOKか・・・ちゅうと疑問点が残るわけや。

クラシックギターをバラしてみた事のある人はまずおれへんと思うんやけど、「ファン(扇)ブレイシング」ちゅうて5〜6本の補強材がトップに空いたサウンドホールを避けるように扇子を半分開いたぐらいの角度で貼り付けてあるんやわ。

なんでか?

弦の振動はギターのネック方向に起こってて、それがボディに伝わるわけで、その振動を妨げない方向に補強を入れるとそうならざるを得ないんやな。

これに対して「Xブレイシング」ちゅうんは、弦の振動方向にX型の補強の交点が来るわけで、弦振動を忠実に伝えるという意味ではマイナス要因になるんやね。

ただ、この構造にとって良かった事はスチール弦の弦振動はそれまでのガット弦に比べるとずっと高音域まで延びてたって事。

それでギターの構造上「高音域が多少犠牲になっても」人間の聴感には違和感が少なかったんやね。

これがオベーションというブランドが出る前の状況。


カーマンコーポレーションというヘリコプターのローターを作ってた会社が「オベーション」というブランドでギター業界に乗り込む際にとった戦略は2つ。

1つはサイドとバックをファイバーで一体成型してサイドとバックの間の「角」を無くした事。

もう1つはサイド、バックの構造上、トップにかかる圧力を「逃がす」事が可能になったので、トップの中でもっとも圧力がかかるサウンドホール周辺を補強した上で「伝統的なファンブレイシング」を採用した事。

この2つは不可分というか前者があってこそ後者が可能になったんやけど。

そうして出来上がったギターは音響的には既存のスチール弦のギターよりも高域特性が良かった。

「クラシックギターにスチール弦を張ったらこうなりますよ」という問題提起でもあったんやね。

ただ、それに対して、既存のスチール弦のギターの音に慣れたプレイヤーの間から「音が硬い」という批判が出た・・・と。


このあたりは人間は自分の使っている楽器に耳が慣れてるんで「好み」の問題やね。

ただ、高域が伸びてるのを絞る事は出来ても、その逆は出来ない事は忘れたらアカンなぁと思う。

オベーションがその後エレアコを開発するにあたっての実験の写真なんかを見ると、同一のギターのサウンドホールから出る音と、ピックアップの出力(まぁエレクトリックの出力)を執拗に比べてるのが伺えるんやわ。

それを比べて、中に入れる「プリアンプ」の特性を決めて行ったんやろうなぁ。


そこで、いきなりこのお話の最初に戻るわけやけど「音が暖かい」っていうライバルメーカーの当時の売り文句に意味があるんかなぁ・・・って思うんやわ。

もしオベーションがギターに参入する際に、既存の「Xブレイシング」を採用してたら、そのギターの音も実際に商品化されたギターの音とは違ってたと思うし、それをエレクトリック化した際の音も違ってたんやないかな・・・と。

つまり、オベーションは「高域まで特性が伸びたギター」を作りたかっただけで、それに対してライバルが「音が暖かい」と言おうと別に何も気にしてなかったんやないかなぁ・・・・って。

19世紀の楽器までさかのぼって初めて気付く事で、アコースティックギター=フォークギターという視界だけでは判らへん事やけど、楽器の歴史と技術の発展という意味では「あだ花」ではなかったんやなぁ・・・と今思ってます。

ただオベーションにも盲点があったみたいで、それは自然の材料のバラツキは予想を超える、って事。

最新のモデルには「Xブレイシング」が採用されてます。

それは材料の強度のバラツキで経年変化によってトップに歪みを生ずるものが出てきたからやね。

当然苦情は出るわけで、会社としては当初の方針を見直した、ってところやろうか。

幸い、ウチの楽器は22年経ってもそういう歪みは出て無いんで一安心やけど、中には「ハズレ」もあった・・・と。

今、オベーションという会社のラインナップが変わりつつある時期に、一度まとめておきたかった事を書きました。

ちょっと難しかったかもしれんけど、楽器の進歩って面白いなぁと思うねぇ。

■モニターの前の・・・2005-03-21 (Mon)
・・・探偵。

昨日は判ったような判らんような事を書いてたけど。

何か疑問に思うことがあったら手持ちの本とネットの検索で推論していけるちゅうんは、「自分の思考の水平線」をもの凄く広げたように思うなぁ。

本は本で、あるテーマに沿った本を持つ事はえぇ事やと思うんやけど、本を探すのもモノによったら凄い手間がかかる事なんやねぇ。

今は本を探すのもネットでする人が多いみたいやけどね。


10年前の「アームチェア・フィッシャマン(書斎の釣り人)」は洋書の釣り雑誌を読みながら「まだ見ぬ穴場」に心を解きめかしてたんやろうけど、今やったらモニターの前で河の画像を見ながら「対岸のあの大岩の影にフライ(毛ばり)を投げてゆっくりと」なんて考えてるんやろうと思う。

さしずめワタシと友人なんかは、「楽器探偵」の類なんやとおもう。

この道でも非常に感銘する先人はおるもんで、本やネット上の情報、ちゅう形で興味深いデータを残してくれてる。

同じ会社の同じモデルなのにある時期から何故音色が変わったのか?

そんなモン、興味ない人には無意味な情報なんやけどね。


例えば1960年代後半から1970年代いっぱいまで、エレキギターの雄と言われたギブソン・フェンダーの質が落ちたのはなんでか?

実は企業買収にあって「コストダウン」を進めた結果、コストは高くつくけど、楽器の音色に大きな影響を及ぼす部分の作業工程が変えられたんやけどね。

そういう事を遡って企業の経営母体と経営方針まで調べて明らかにしてくれた先人がおる。

ある程度音色・演奏性について踏み込んで検証できるワタシが出来るのはそういう人が「とりこぼした部分」なんやろうなぁ。

先人の言うことだけを鵜呑みにして19XX年の何々わぁ〜って言うだけなら思考は要らんよね、暗記だけすればえぇ。

でもそれだけではサビシイもんなぁ。

自分に出来る事を積み重ねて行く。

それも色々と教えてくれた人への恩返し。


今、ワタシの興味はオベーションギターが「ちょっと変わった生ギターの会社」から「エレクトリックアコースティックの会社」へ変化する時期の試行錯誤を製品から読み取る事にあるんやわ。

その時期の製品のスペックをずらっと並べると「なんでこの製品だけ違うの?」っていうような「例外的な」モンがあります。

しかも、製作工程から考えると「手間が掛かるのにあえて他の製品と変えた」スペックもある。

そういうモンの中には生き残るモンもあれば、消えて行くモンもあって。

その時に「何が決断されたか」考えるのが楽しいんやね。

そういう訳で、検索を掛けたら出てくる英文の海の中、少しずつ読んでは謎を解き明かすのが楽しいんやよ。

それは「モニターの前の探偵」やないかなぁ。


それが釣り道具であれ、スキー道具であれ、テニスラケットであれ、10年っていうスパンで見ると凄く変わる。

それについてあれやこれや楽しむんは「オトナの楽しみ」やと思うんやわ。

皆さんも気が向いたらどーぞ。

オカネは使わずアタマを使う・・・えぇ趣味やと思うで。

色気は無いけどな。

余裕の無い色気は小僧にまかしとくがよろし。

■「会うのはいいことと思うが、・・・2005-03-22 (Tue)
・・・理解できないだろう」やて?

これ経団連の奥田会長の記者団へのコメント。

当然ライブドアの堀江社長とフジテレビの日枝会長が会えばえぇ・・・の続きのコメント。

>奥田会長は「子供のころからインターネットをやっている人と、太刀打ちできて、話ができる土壌が放送界にあるだろうか」と世代間のギャップを指摘。その上で「堀江(貴文ライブドア社長)の発想が分かる人が本当にいるのか」と述べた。

・・・やて。


はぁ、トヨタのHPの関係者とかインターネットで在庫管理したりしてる社員の士気を下げるような事を言わんでも・・・。

そらトヨタが業務に全くインターネットを使って無いんやったら上のセリフを言うてもえぇやろうけどねぇ。

会長の投資家向けプレゼンテーション、ネット配信してるがな。

金儲けになる事は参加するけどそれ以外はイヤって事かいな?

それとも、もう会長職になると勉強なんてせんでえぇ・・・って事やろか?


この発言、日本ではスルーされるやろうけど、海外の投資家に与える影響はあると思うで。

これがクルマの技術の事について「最新技術の事は若い技術者に託しています」って言うんであれば、それはそれ。

会長とか社長とかやからこそ、情報を読む能力を要求されるんやないかな。

結果として「老害」という印象を持たれてもしかたがない。


この問題、あちこちで波紋を巻き起こしてるけど、色んな人が墓穴を掘る発言をしてるのは否めへんと思うね。

結果論としたら・・・「旧世代」財界人のあぶり出しになってるのんがなんかなぁ。

誰か止める人間はおらんかったんやろうか?

そう思った今日。

■泣けました・・・2005-03-23 (Wed)
・・・「半落ち」泣けました。

テクニック的なところではオチは「見え見え」なんやけど。

「もうこうなっていくやろう」という通りに進んでいくんやけど。

それでも泣ける。

ボロボロ泣ける。


何で人は泣くのか。

感情か。

論理か。

折衷すえばより良くなるんか。

「感情を扱う行商人」の旅はまだまだ続くみたいやねぇ。

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