『飲んでません・が酔ってます・から書いた』 -2005年10月-
■えーっとねぇ・・・	2005-10-01 (Sat)
・・・某阪神が優勝してワタシが走り回って喜んで、大阪駅前の歩道橋が「たわむまで」ジャンプしたり、難波まで行列に参加して破壊活動にいそしんだり・・・な行為は「今回は」しませんでした。 この「今回は」についてはいくらでも深読みしてください。 優勝直前に実家でまったりとナイター観戦しようと夕食の買い出しにいったのよ。 そうしたら自転車がパンクしてしもてね。 「これは今日は騒乱に行くなというカミサマのコトバ」やと思うてまったりとテレビ画面に映るビールかけを見てました。 何やのん？あの赤星のコスプレ？ 杉山、ビールジョッキの被りモンは止めぇ。 下柳、なんで格闘技用のグローブを付けて・・・おぃおぃいくら「チームのオモチャ」でも藤本をコモ樽に放り込むのは・・・・その上金本と二人でフタをするとは・・・。 いや、あの中継だけで楽しませて貰いました。 真夜中に一旦倒れて寝た藤本が起きてきて、「これでも１児の父です、オレで遊ばんとってください」って抗議してたんがねぇ・・・。 さすが吉本のお膝元・・・。 そこで笑いを取って、次の日からまたがんばってなぁ。 ・・・とまったりした夜を過ごしたのでした。
■どうしようかなぁ・・・	2005-10-02 (Sun)
・・・と悩み続けている問題があって。 うーむ。 「・・・。」 どうしようかなぁ・・・。 「・・・。」 やっぱりなー・・・ 「・・・・・・・。」 え？よろず悩み事相談引き受けます、って？？ こくこく。 ダメ、今回だけは管理人さんでも無理。 というか、管理人さんの耳には入れたくな・・・もとい心配をかけたくないから。 「・・？」 うん、ダメ。 「％Ｉ’％＄”｜｛‘Ｏ‘｛‘Ｐ）／／／／！？？」 それだけ言われてもダメ。 「・。」 ・・・そ。 ドスッ！ 「・・・・。」 え？、偶然管理人さんの足元にあった岩を蹴っちゃった？？ こくこく。 偶然でこんな大きな岩を蹴るの？ こくこく。 ひゅん！ バサッ・・・。 あ・あ・・あ・・髪が・・・切れてる。 「・・・・・・。」 え？偶然管理人さんの持っていたＤＶＤがケースから飛び出した、って？？ こくこく。 あの、これフチが鋭く研がれてるんですけど？ 「・・・。」 え？ドライブに入れて回しすぎた、って？？ こくこく。 ごそご・・・ はい、ストップ、もう判ったから、話すから、話すから。 「・・・。・・・・・・・・。」 え？別に聞きたく無いけど、話したいなら聞いてもいい、って？？ こくり。 あのですね、ウチのサイトのトップページにも「風雨来記２」のバナーを貼って貰ったじゃ無いの。 こくこく。 ・・・で、ＦＯＧさんに連絡したら「応援してるサイト一覧」に入れて貰えると思うんだけど・・・。 「・・・・・。」 え？それは自作自演の日コン・・・ゲフンゲフン。 管理人さん！！！言っていい事と悪いことが世の中に 「・・・・？」 え？、日頃の自分の態度を省みても言えるか？、って？？ ・・・・・・・。 まぁ、それはともかく、応援サイト一覧に入るかもしれないんだけど、そうなると「サイト名とバナーと管理人」って欄があるのね。 その管理人の欄に「管理人さん」と入ってるのはあんまりじゃないかなぁ・・・と。 だから・・・そういう野望は捨てようかな・・・と。 ボカボカボカボカボカ・・・・ 待った、待った、どうしてドツくんよぉ。 「・・・・・・！！」 え？ハンドル名は「管理人さん」じゃない！！って？ こくこくこくこくこく・・・・。 え？違ったっけ？ ボコボコボコボコボコボコ・・・ あぁ・・・別の名前もあったんだ。 ・・・でも却下。 「・・・？？」 だってどう考えたって「通称名」では「管理人さん」で通るもの。 Ｑ：ＨＰＳに書き込んだ人３０人に聞きました、そのサイトの管理をしてるのは誰？ Ａ： 「管理人さん」２８人 「知らない」１人 「あえて本名まで知ってるけど語らない元大学教授」１人。 ほら・・・。 だから、迷ってるの。 「！！！！！！！！！！！！」 怒ってももう遅いの。 どーしよーかなーーーーー
■実はワタシは天国や地獄を・・・	2005-10-04 (Tue)
・・・信じませんが、可能なら「ＳＰＡＭ地獄」いや、「ＳＰＡＭ刑務所」の設置を強く希望。 最近多いのよ。 特にこの夏から数倍に膨れ上がってる。 今まではまず「割り切った交際希望の」とか「無修正」とか「ヒミツの動画を」とか、そういう題名のをバッサリ削除して、それから「知らない間に副収入」とか「今回あなた様だけに」とか「これで年収がアップしました」関係もバッサリと削除。 当然「Re:」なんてのは一瞬削除ですね。 まぁ「Re:％＆｛〜｜＋？？」なんてのが来て削除してたら管理人さんと連絡がとれ無いんじゃないか・・・なんて心配は無し。 タイプは打てるのです、公式な紹介ページにもそれは明記してあるのです。 前はそれから「それ以外の差出人に心当たりが無いメール」についてはプロパティを見てメールのソースを見て「text/plain」属性以外は削除、その属性のものでも、どこかのサイトのアドレスが書いてあるものは削除。 で、メールを開いてＳＰＡＭ認定したら削除・・・やったんですが。 最近のＳＰＡＭはｍｉｘｉのマイミク申し込みを装ったり、グリーティングカードサービスを装ったり、業務連絡を装ったり、金融機関やプロバイダを装ったり・・・。 今までとおんなじやり方で対処してたら日が暮れるがな。 まず新着メール全部を選択して、その中で明らかに知り合いからのメールをＣｔｒｌ＋クリックで未選択にして一気削除！ それでミスったんよぉ〜〜〜〜〜〜。 しかもお仕事系のメールを、再送のお願いしておきましたけど、末代までの恥ぃぃぃぃぃぃぃ！ もうアタマんキタッ。 狭い独房で、自分が送信しただけの数のＳＰＡＭを「一つづつ」削除し続けて、全てを削除し終わるまで罪を償い続ける「ＳＰＡＭ刑務所」の設置を強く強く希望。 もうとってもきっぱり強く強く強く強く強く強く強く希望。 ・・・という訳で、数少ないファンメールを下さった方、返事が無いとお怒りの方もあるかもしれませんが、「形式はテキストで」「題名ははっきりと」書いていただければ有難いのですぅ。
■ひぃ〜凄い・・・	2005-10-05 (Wed)
・・・モノをみた。 興味のない人には全然無意味でしょうが。 今年の阪神の公式戦最後の試合。 阪神の先発は下柳、勝てばリーグ最多勝。 試合開始の時はかなりの雨が降っていた。 ３７歳・・・もう若く無い、多分野球人生最後のチャンス。 ４回に２点の先制を許して６回に追い着いて。 あと１点でも取れたらＪＦＫに繋いで最多勝が転がり込むはず・・・ ・・・なんやけど、その１点が入れへん。 下柳は今年は阪神リードで６回まで最少失点に押さえてＪＦＫに繋いで勝ち投手というパターンを頑なに貫いてローテーションの核になってた。 例外は６月５日の交流試合ロッテ戦。 ８回まで３０人の打者に１０５球を投げて、同点で久保田、藤川に繋いで１２回引き分けがあるぐらい。 自分の投げた回の裏に得点が入らなかったら勝ち星はつかない。 なんども逆転のチャンスをつかみながら、あと一歩で得点にならない。 自分もピンチを何度も背負いながら切り抜けていく。 膝を高く上げるピッチングフォームで、体力の限界で膝が上がらず、フトモモに平手をなんども打ちつけながら黙々と投げ続ける。 ７回を投げ８回を投げ９回を投げベンチに引き下がる時に４万７千人の観客のスタンディングオベーション・・・それは「よう、頑張った、それでもうえぇやないか」というねぎらいの意味もあったと思う。 ざわめきは９回裏２アウトで再度甲子園を湧かせた。 バッター下柳。 延長も一人で投げると言うことやね。 そして１０回オモテ１アウトでツーベースのピンチもかわした。 もう球に力が無くなって来てるのがテレビで見てても判る。 打者心理を読んで裏をかいて丁寧に投げるピッチング。 奇跡は１０回裏に起こった。 「頼りない」とされていた鳥谷が横浜加藤からのまさかのサヨナラホームラン。 雨に濡れたアンダーシャツを着替えている最中にベルトを締めながらベンチに現われたという「オヤジ」な格好はまぁお愛想。 阪神下柳成績：２４試合１５勝３敗防御率２．９９２、本日の投球内容１０回１４８球：打者４３人３９打数１０安打本塁打０三振９四球２死球１犠打１暴投０失点２自責点２。 １．５倍の打者に対して１．５倍の玉数を投げるのは簡単じゃない。 今年セットアッパーに回って登板８０の日本新記録を作った藤川も「７回前後で球威が落ちる」癖がどうしても抜けなくてセットアッパーに回ったんやよね。 ７回までに８０球ぐらい投げて阪神リード・・・そこから先はリリーフ陣に・・・というやり方を黙々と続けてきた下柳に１００球以降の約５０球はどれだけこたえたやろう。 それでも人生一度の賭けに勝った下柳を見てるとナミダが出てきた。 スタンドの想いは１つ、「誰か打って下柳を楽にしたってぇぇぇ」だろう。 ３７歳下柳の執念にプロ２年目の鳥谷が応えた。 全力で「多分人生最後のチャンス」にぶつかってそれを手にした姿は凄かった。 泣けた。 泣けた。 阪神には２５歳の同級生投手がひしめいている。 得たものは多かっただろう。 日本シリーズでピンチになった時、ボロボロになりながら投げた先輩の姿が目に浮ぶだろう。 日本シリーズが楽しみや。
■「のまネコ」騒動・・・	2005-10-07 (Fri)
・・・ねぇ・・・。 キリが付いてから何か書こうと思ってたけど「社長がブログで謝罪」したから一段落に向かうだろうとＭＳＮ−Ｍａｉｎｉｃｈｉに出てたから、そろそろ書き頃かな・・・と思いきや。 ９月３０日に出した「まとめ」はエイベックスのＨＰで出してて、謝罪は個人のブログってそれはないよ。 まず「見解を発表する場の整合性がとれてない」がな。 し・か・も・・・エイベックスのＨＰでのネットショップでは「のまネコグッズ」は今の売り上げランキングの１０位以内に３つ入ってて、しかも今も買おうとしたら買えるがな。 つまり、個人としては謝ったけど、企業活動としてはまだまだ儲けさせて貰います・・・って事？ しかも個人の謝罪の書き込みが・・・ ＞『「２ちゃんねるから派生したキャラクターが有名になっていくことに２ちゃんの方々が喜んでくれるのではとも思っていました。我々の考えが甘かったのかもしれません。そこは素直に謝罪します」』 あのねぇ「匿名の多数の人間が盛上げたモンで儲けようとする姿勢」が避難されてるんやないの。 しかも企業のＨＰでは ＞私たちは、「のまネコ」は「モナー」とはまったく別物であり問題ないと考えていたからこそ、海賊版に対抗すること等を考えてごく普通に商標登録出願をしてもらったのですが 個人の謝罪では ＞２ちゃんねるから派生したキャラクターが有名になっていくことに２ちゃんの方々が喜んでくれるのではとも思っていました これが矛盾でなかったら何が矛盾やねん。 「論理的に整合性がとれてない」で。 非常に漢字の多い固い書き方をすると 「社長は謝罪いたしましたが、企業としては、『のまネコ』と『モナー』は別物と考えておりますので、キャラクタービジネスは継続して行います。」 ・・・やし、 ミもフタも無い書き方をすると 「社長が謝ったんだから、もうカンベンしてよ。まぁ、まだまだキャラで儲けるけど別にホーリツに引っかかって無いんだし〜」 ・・・って事やね。 フツー社長が「非を認めて」謝罪したら、あっという間にネットショップのページから姿を消すと思うけどねぇ。 つまり「行動も整合性を欠く」と・・・。 そして「整合性が欠落している部分はすべて企業の儲け優先」と・・・。 「ネットショップから『のまネコグッズ』が消えるまで、誰も謝罪の中に『誠意』があるとは思わんやろし、一段落なんてしないやろね」 これが、ワタシの言えるコメント、いじょー。
■曲の共作のために・・・	2005-10-10 (Mon)
・・・バンドリーダーがやってきた。 なんとか新曲が３曲出来て一安心。 実はね、昨日から鬱で鬱でどうしようもなかったんやけど、そんな時に「半ば強引に、そしてワタシの体調を全て許した」上で気分を変えにやってくる。 ありがたいなぁ。 もう２０年近い付き合いやもんなぁ。 バラード２曲とジャイブ１曲出来上がり。 ジャイブは４ビート系になるからベースとドラムは「もう練習しか無い」決定かな（笑） そういう余韻に浸りながら、久し振りに「Ａ子」を弾く。 最近はオベーションのアコギにちょっと浮気してたんやけどね。 ピッキング１つで「いつもの音」が出る。 なんか、浮気しててもじっと待っててくれるオンナがいるみたいな幸せ。 そら１５年あっちこっちでギターを弾いて、やっと見つけた「本妻」やもんねぇ。 Ａ子を弾く時、気分はラリー・カールトン。 バンドのギターをしてＢちゃんは、ラリー・カールトンの愛弟子のスティーブ・ルカサー（ＴＯＴＯ）の大ファン。 何と彼のメインギターはルカサーのメインギターとシリアルが４０番しか違わないらしくて。 それが「嬉しい」ってファン心理、判るよねぇ。 で、今日作った曲のコード進行はギターソロの時少しジャズっぽいところがあって、「そこがオイシイ」んやね。 その部分のソロをキーボードにしたら・・・って意見が出た時、「こんなオイシイ進行、ギターに下さいよぉ」って言われたのはとっても嬉しかった。 でも、難しいのよ小節毎に転調するソロは。 だから、自分でも弾いてみる。 で、納得のいく方法を確かめておく。 ・・・ハイ、「カールトン風に」やけどね。 で、転調の多さに「どうしよー」って言われた時にあたかもカールトンがルカサーに答えるような答えを用意しておく・・・って。 何か楽しいね。 音楽っていうのは「継承されていく」モンやと思ってる。 「継承とパクりは違う」・・・それはミュージシャンなら心得て当たり前。 その区別が出来ない人が増えたんは悲しいけどね。 区別できる人の数は変わって無いんよ。 区別できない人がどんどん産み出されただけ。 そうなふうに「遠い目」をするワタシも・・・トシかなぁ？
■人にとって行動ほど・・・	2005-10-11 (Tue)
・・・正直なものはないと思う。 いきなりの斬り込みだけど「靖国神社がどうのこうの」って。 「！・・・・。」 え？キケンが危ないって？？ こくこく。 平和主義がどうたらとかそういう意見じゃ無いから黙って見てて。 「・・・。」 こちとら不眠で引っくり返る寸前なんやから、倒れる事を勘定にいれてるモンに怖いモンなんかないんよ。 「・・・・・・・・・。」 靖国神社について「論じる事が出来る人」は靖国で泣かないよ。 内閣総理大臣が参拝するのが違憲だ合憲だって言っても、終戦記念日に靖国神社を訪れて涙している人に意見を聞いたメディアがるんだかどうか。 たった一人の息子を亡くした老夫婦に「合憲ですか、どうですか？」とか「Ａ級戦犯が合祀されてるので別の場所で・・・」って聞く勇気のあるメディアはあるんかいな？ 当然過去を思い出して泣いてる時に、そんな質問されたら、反応は見えてるわな。 だって、靖国神社はそうやって思い出す場所やねんもんな。 そういう場所を前にして、原稿を読むような事しか言え無い人間と、手を合わせて泣く人間。 もう一度書く。 「人にとって行動ほど正直なモノは無い」と。 泣いてる人間がおる間、「政治の道具にせんと放っておく」度量の無い人間は、人間性の面で、もう問題があると思うけど、どうやろか？
■と・・・・	2005-10-12 (Wed)
Ａ：ほほほほほほほ・・・訂正なのです。 Ｂ：っぷページから来た方はお判りかと思いますが。 Ｃ：りあえず、カップラーメンズルズル食べてる人もいるでしょうが。 「風雨来記２」発売日変更なのです。 １１月１０日になりました。 Ａ：あっちゃー、これで最終決定かよ Ｂ：発売日が伸びるゲームって初期ロットは怖いなぁ Ｃ：そういう時はカップラーメンしか無いか 等、色々お客様のご意見はあると思うのですが、それだけ自由度が高いゲームだとご理解していただければ、有難いのです。 前作、「風雨来記」をプレイして下さった方はお判りかと思いますが Ａ：何をどうすりゃえぇのか迷ってしまうがな Ｂ：えぇっと実はまだ出し方が判らないイベントが Ｃ：しまった、カップラーメンが伸びてしまった ・・・という類のゲームですので、デバッグも大変、ましてやプレイする側は Ａ：よっしゃーバックアップメモリかき集めて総当りじゃー Ｂ：必勝本、必勝本はどこだー Ｃ：先にカップラーメンを買い込みに行ってからやろか と、いう内容ですので少しの遅れ、ゴカンベンいただければ幸いなのです（ペコペコペコペコ）。 これで３×３×３×３＝８１通りの読み方が出来る日記ですので、「風雨来記２」の場合は「推して知るべし」と思って下さいませ、みたいな〜♪
■ホントウに久し振りに・・・	2005-10-14 (Fri)
・・・ギター雑誌を買った。 ２年ぶりぐらいかなぁ・・・。 自分が浦島太郎状態にならへんように、って買ってみたんやけど。 何とも言えん「停滞感」を感じるなぁ。 驚いたんは、１９６５年以前のオールドギターの広告が激減というか、壊滅状態になってた事。 １つだけあった広告を見る限り、思うた以上に値段が上がって、もうシャレにならん状態なんやろうね。 同じ機種のギターで１９６４年と１９７０年の値段が１０倍違うんやもんなぁ。 この辺りは事情の説明が無いと「なんで？」って思うやろうねぇ。 この時代のエレキギターって言えばギブソンとフェンダーが双璧なんやけど１９６６年に両社とも「巨大資本に乗っ取られた」という事情があるんやね。 フェンダーはＣＢＳ社に、ギブソンはエクアドル資本のノーリンって会社に買われてしまったんよ。 ＣＢＳは言うまでも無くビジネスエリートの会社、そしてノーリンって会社は経営学とか経済学の専門家によって楽器ビジネスを行うために作られた会社やったんよねぇ。 どっちにせよ、「今までと同じ外観の楽器を、より低いコストで作って利益率を上げる」事に専念したので・・・見事なまでに品質が下がったんやよ。 これがまぁ、不思議やなぁと思ったのはその品質が「音質」にもモロに出たこと。 一時期は１９６６年以降の楽器が不評なんは、まだ弾きこまれて無いからで、年月が経つと音が良くなる、って言われてたんやけど、それから３０年近く経過した現在の評価が「６年違いで値段が１０倍」やから、そんなに世の中甘くなかった。 で、別の企業の買収、その他での理由でこの両社の経営方針が変わったのんが、くしくも同じ１９８５年。 暗黒の２０年間があったんやね。 １９７０年代末から日本のメーカーがこぞってその両社の「黄金時代」の詳細なコピーを作って、それが当時の「本家本元」より音が良い・・・っていう数年間があって、それに対する危機感から「品質重視」の経営方針に戻した。 その努力が結実したんが１９９０年ごろかな。 そこから先の数年間はエキサイティングな時代で「幻の仕様の復活」なんかが度々あったんやけど。 材料の不足だけはどうしようも無い。 樹は急がせてもそんなに早く成長せんもんな。 ・・・で、有名ミュージシャンが使ってた「あの一本」のコピーが始まった。 汚れやキズまでそっくりにして・・・さらに価値を高めないと、高価になった材料のコストが出ないんよ。 ２年前もそうやった。 今月号でも一緒やった。 １９８５年に植えた樹が成長するのに５０年。 ２０３５年まで、どういうネタで楽器業界はやっていくんやろうか。 それが楽しみでもあるんやけどね。
■長袖を着ながら・・・	2005-10-16 (Sun)
・・・なぜかセンプーキも回ってるこんな夜は、ブルースの話でも書こうかな。 それは「Ｒ．Ｌバーンサイド」ってオッサンの訃報を知ったからでもあるんやけどね。 「風水嵯峨」と「ブルース」・・・なんかイメージ合わないね。 セッションに行った時は実はブルースギター弾きまくるんやけど。 今ひそかにブルースが大人の音楽として盛り上がってる、みたいな記事読んだことあるんやけど、ほとんどがシカゴブルースでコード進行も一緒。 ロックンロールのルーツって言われてるけど、ロックンロールと同じコードを３連で弾いたらブルースや・・・って人が多いのには閉口するなぁ。 はっきり言えばセッションに行くと「浮く」んやね、ワタシ。 シカゴブルースより前の「カントリーブルース」か、そうでないと「ジャズ・ブルース」になってしまう・・・一番ポピュラーなんが苦手と言うより飽きてしまうんやな。 カントリーブルースを１３才から、ジャズ・ブルースを１７才から弾いてるワタシの中には「その間はなんでもあり」って根性が染み付いてるんやけど、それに合わせてくれる共演者・・・は少ないんやねぇ。 で、共演者を混乱させる「困ったちゃん」になってしまうんやよね。 それで悩んでた時に「Ｒ．Ｌバーンサイド」のインタビューを読んだんよ。 「シカゴで延々とやってるあれはロックンロールじゃ、ブルースは形式が最初じゃのうて、ココロが最初じゃ」 これにはガツーンとキタね。 その頃「Ｒ．Ｌバーンサイド」は「ジョン･スペンサー・ブルース・エクスプロージョン」っていう轟音バンドと共演してて、孫ほど年の違うバンドメンバーと仲良くなって、「ちったあ、あいつらもブルースを出来るようになった」って言ってたけど。 そのバンド自体が名前からして「ブルースを爆発させる」バンドやったんやけど、そのバンドと「コレがブルースの王道です」と同じことをやり続ける連中を「あいつらはロックンロールだ」って言い切る老人がピタっと合うたんも稀有なことやわな。 チューニングもズレた雑音の中から聞こえるイナカモンのブルースと容赦なく音楽理論の先端が火花をあげるジャズ・ブルース・・・どっちも出来る人を探しに、セッションを彷徨うんやわ。 ・・・はぁ・・・いつか出会えるんやろうか。
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