『飲んでません・が酔ってます・から書いた』 -2004年11月-

■この一年・・・2004-11-29 (Mon)
・・・それまで10年ほど見てなかったテレビを見て気付いた事なんやけど。

CMの前後のシーンの使い回し、酷くなってへんかなぁ?

二人以上で食べへんかったら、手抜きやメシ抜きが多くなってしまうんで、夕ゴハンを実家で作ってもうたり、持っていったりして食べる事が多くなったんやけど・・・。

知ってる人は知ってるけど、ワタシ、ゴハン食べると1時間半は身動きできないんですわ。

そういう胃をしてる・・・と。

・・・で・・・・。

バラエティ番組やなんたら日本一を決める番組なんかで、「思わず感極まって」「栄冠に輝いたのは」・・・でCM。

CMが終わってからまた「思わず感極まって」「栄冠に輝いたのは」のちょっと前から放送してる。

見え見えの使い回しやん。

こんなん、NHKの大河ドラマとか、一部の長編ドラマにしか許されて無い特権やったと思ったんやけどなぁ。

クイズ番組やら、なんかリフォームの番組やらでやられると、アンタ、それは悪どいで・・・って言いたくなる。


それと、映画番組のCMの間隔、最後のクライマックスになればなるほど短くなってるように思うんやけどなぁ。

つい最近やったら、「もののけ姫」でそう思うた。

ワタシの勘違いやろうか?

確かにそう思うんやけどなぁ。

そうやとしたら、放送局のモラルは落ちてるんとちゃうか・・・と思うな。

例えそれが広告代理店の暴走やったとしても・・・や。


そう言えば、昨日ポップアートの旗手って言われる人のドキュメンタリー見たいなんを見たんや。

日本には「ポップアートが無い」「ポップアーティストを発掘するマネージメントが無い」見たいな話しやったけど、ホンマにそうやろか?

その人がヴィトンとコラボレートした絵をチェックにニューヨークにいったら十何人の「スタッフ」がおるんやて。

ワタシ、始めどういう事か理解出来へんかったよ。

その人が書いた線の中を「スタッフ」が指定された色で職人芸で塗っていって、仕上げにその人が満足したらOK。

ダメやったらNG。

これがアートなんやろか?

で、その人の作品を集めてるファンでロックフェラービルの所有者の子供が出てきて、その持ってる作品の中に、その人の弟子が作ったっていう「芸術作品」が出てきた。

藤子アニメ風の巨大なアタマ・・・「お気に入り」らしいけどこれが芸術なんやろか?


人種偏見は出来るだけ無いように書くわな。

今の一部のヴィンテージギターの価格は、「体育館規模の倉庫単位」でギターを集めた人から始まったんやよ。

それまでは「中古」やったんよ。

そこに入りきれなくなったら、2本をより程度の良い1本と交換する。

それを続けてると、倉庫の中は「状態の良い」旧年式のギターで一杯になる。

それで、今度はそれ二本と、レアなフィニッシュ(塗装)のんに交換し始めた。

これを繰り返すと、倉庫の中はレアな色のギターで一杯になった。


それからやねんわ。

ミュージシャンのビデオ撮影用に楽器を貸し出す。

雑誌の撮影用に楽器を貸し出す。

雑誌にコラムを書いたり、コレクションを撮影させたりする。

それで、中古楽器がヴィンテージになって、価格が何倍にもなって行く。

その為には集める気になれば「体育館が一杯」になるぐらい、モノが無かったら話になれへんのよ。

ワタシの愛器「A子」は体育館を埋めるほど製造されてへんねんわ。

そやけど、誰かがキースリチャーズに貸し出したおかげで、価格が何倍にもなって・・・もうワタシには「A子」が不調な時のために使うサブの楽器は買われへんやろうね。



見た時に「なんやこれ?」と思えて、大々的に公開する前にある程度の量産が利くものを、先に持ってたモンの勝ちなんよ。

そういう人が「それがアート」ってイベントを打つ。

それから「これはアートや」となけなしのオカネを払ってジャパニメーションの巨大な生首を買う人が出る時には、もう「売る側」は売っても良いストックを持っていて、しかもレアなモンは当然持ってる。

日本画の世界、工芸の世界で、「二度と量産出来ないもの」に金は払うが、大量に「ホンモノ」を作れる物に対してなかなかオカネを出さない日本人の感覚は、遅れてますか?

アニメキャラに「萌え〜」って言って、アニメなりゲームを買って下さるお客さんに、それを持ち上げて、希少価値を出して「財産価値」を上げようと思う人がおるやろうか?


ワタシは偏見かも知れへんけどこう言う。

日本には世界一発達したポップアートがあります。

ポップアートを発掘しようとする人は少ないですが、ニューヨークと比較にならない程の「より洗練されたポップアート」を楽しんでいます。

残念ながら、そういうポップアートを「財産」として所持しようと考えている人はいません、ポッポアートは消費されてしまうものですが、いつから「持ち続ける財産」になったんですか?

・・・と。


こういう事を語るとき思い出す言葉は法隆寺五重塔を再建した棟梁、西岡常一氏の言葉やねんわ。

「職人」は一生懸命技を磨いて、ある水準まで達して「達人」と呼ばれる・・・と。

多分この人に「名人」や「アーティスト」って何ですか?って聞いたら「達人になってさらに努力を積み上げて見えてくるもんですけど、自分では決して名乗らないもんですな・・・って言う気がする。

職人から一気に「アーチスト」に飛ぼうという焦り、外部からの誘惑を断ち切る言葉がここにあると思う。

この言葉をニューヨクの一定の地区にデカデカと書き出したい・・・と思うのんは、ワタシだけやろか。


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