『飲んでません・が酔ってます・から書いた』 -2003年12月-

■不運な事を・・・2003-12-20 (Sat)
・・・嘆いて不運が去るならそれで良いんやけど。

そんなに世の中甘くない。

あややややや、クルマの後をぶつけてしもたがな。

トランクの上部「だけ」って何よ?


タネを明かせば、マンションの新しく作り直した駐車場で、丁度ウチのクルマの後ろにだけバイク置き場の柵が飛び出してる。

100台近くあるうちの一台だけ、そういう環境にある。

柵と土台の大きさが一緒ならえぇんやけど・・・。

なぜか柵だけが飛び出していて。

トランクが低いクルマなら柵の下に潜りこむから、土台にバンパーが当たるだけなんやけど。

何故かウチのクルマのトランクは少し背が高い(泣)

で、トランク直撃・・・と。


偶然が重なっただけかもしれへんけど、「なんでよ?」という気持ちにはなる。

でも嘆いてもしようが無いわな。

嘆いて結果が変わるならそれもありやけど。

まぁ大したヘコミで無し・・・新しい駐車場に慣れるまで、まぁえぇか・・・と、そう考える方がずっと精神衛生上えぇわな。

今は直後で少しココロが凹んでるけど。

今までココロが凹んだ人が無い人を探すんは難しいし、そういう人が見付かったら「あら、まぁ奇跡的な人や」って、一緒に喜んであげればえぇような気がする。

うん。

今夜はそう考えて寝よう。

■本当に久々に・・・2003-12-21 (Sun)
・・・中古楽器を扱ってる知り合いの店に行った。

知人は相変わらず頑固で、相変わらず変人で、相変わらずリペアの腕が立って・・・まぁ、良かったよなぁ・・・と。

この3年間ぐらいの年月は知人を変えてへんけど、知人を取り巻く環境は変わったみたいやね。

家族や知人や・・・そういうのでは無いんで深刻なことは無いようやけど。


一言で言えばお客さんが変わったんやろうな。

とりあえずは専門家から何かを学ぼう(盗もう)という態度が失せたというか。

客層がはっきり「演奏系」と「マニア系」に分かれたというか。

雑誌の記事で「これはこんな音」と読んでホンマにそういう音がするんかいな?と試奏するのではなく、そういう情報を持った上でただ漫然と試奏する客が増えたみたいやね。

自分が思てた音と同じなら「あぁやっぱり」と思えばえぇ。

違うかったら・・・。

A:その楽器がハズれやった。
B:自分の言語感覚がおかしかった。
C:記事の執筆者が日本語に不自由やった。
D:記事より自分の耳が正しい
E:自分の耳がおかしい

のどれかしかないやん?

その「どれか」が問題なんでも無い。

その時「こういう音がすると思てた」と言ったら、売り手の反応は色々やろうね。

「けっ!雑誌丸覚えしやがって」って態度を取るところもあったら、「そんな音しませんで」でシマイのところもある。

でも、良心的な店やったら、「こういう音がすると思ったけど違う、なんでやのん?」と聞いたら、その店員が長いキャリアの中で経験した事を教えてくれると思うで。

それを聞いた客の中から、楽器小売の業界に入って、「その経験」を引き継いで、自分なりに修正して・・・販売のプロが出来上がっていくんやと思う。


知人は、求められればいくらでもそういう経験を話せるキャリアを持っていて、それ故に「お客さんが買って喜んでもらえる」モンを売ろうと努力するタイプやと思うんよ。

そういう「目利きのプロ」を自認する知人にとっては、自分の経験と本の情報が違う時、自分の経験を否定するお客さんの相手をするんは切ないんやろうな・・・そう思うわ。

何本かのギターのどれを買おうか迷った時、「どれがえぇと思います?」とゲタを預ける事が出来ない客が先か、ゲタを預けられても「お客さんの好みで・・・」と判断でけへん店員が先かは、タマゴとニワトリの関係と一緒やろうけどね。

腕の良い店員は客が試奏してるのを「じろじろと眺めないように」でも「そのお客はどんなジャンルの音楽をしてるか」とか「どういう人の演奏スタイルが好きなんか」とかを考えながら、注意深く聞いていて迷った時には「結構的確なアドバイス」をくれる筈やねんけどなぁ・・・。

まぁ、オッサンが二人ボヤいてるだけなんやけど、結構深い話かもしれんわ。

・・・どうなんやろうね。

■ま・・・こんな・・・2003-12-22 (Mon)
・・・もんだわさ。

昨日の続きかもしれへんけど。

次のお仕事に確実に必要になるので、ギターを譲ってもらいました。

どどどどど改造品なので、かかかかかかか格安で譲ってもらったんやけど。

どどどど重要な部分に改造があるので、もうモデル名を書いても意味が無いよ。


でも思うたんはね。

趣味が似てる友人のいる幸せ。

中古品としても値段が付けようも無いぐらいに改造してあるけど、それが「自分がするであろう改造」やったら気になりません。

むしろそういうのを譲ってもらってありがたいなぁ・・・と。

まぁ、帰ってから3分でノミを出してきたんはヒミツやけどね。

そういう改造をする人間は日本に12人ぐらいしかおらんと思うけど、そのうち1人が友人でいるというシアワセ。

たまたま訪ねたらそういう「アタリ」に出くわしたシアワセ。

そういうモンを大事にして生きていったら青い鳥が来るのかなぁ。

トレモロユニットがねぇ・・・世間に何個あるんやろう。

世界初「ネジ止め無し・宙に浮いてるトレモロ」やもんなぁ。


ワタシの中の新しい部分を引き出してくれるやろうか。

ともかく弾いて弾いて弾いて「手の延長」になるまで頑張ろかぁ。


■久しぶりに美味しい・・・2003-12-23 (Tue)
・・・鯛メシを炊いたので・・・。

「美味しい鯛メシの作り方」

・・・を書こうと思ってたんやけど。

ヤメ。

ヤメヤメヤメヤメヤメヤメヤメヤメ。


無茶苦茶、腹が立ったんで、その事を書く。

20時からの「読売テレビ」か「日本デレビ」が知らんけど、その放送。

バラエティ音楽番組みたいな奴やけど。

はっきり言うて、こういう番組たいてい地雷やから見ないんやわ。

そやけど「××が××××が『山下達郎』が今夜見せます聞かせます」と新聞に書いてあったんで、空々しい騒がしい雰囲気も、マイクセッティングから見て「口パク丸出し」の歌も、カラオケ+ボーカルも、あまりにバックと残響が違うので、「バックバンドは演奏のフリ」してるだけなライブも、許して実家でカブリつきで見てたんやわ。

結果。

エンディングテーマに山下達郎の曲が流れただけ。

人をバカにするんもえぇかげんにせぇよ。

そら「唄います」やのうて「聞かせます」やし、見せますは他の出演者に掛かってる言葉や・・・って言い訳は出来るやろうけど・・・。

「言い訳の為の言い訳」以外の何モンでも無いがな。


そら「バラエティ音楽番組に山下達郎が出演するはず無い」と言われれば確かにそうやけど。

そやからこそ、「まさか」の思いで「これだけは見逃したらアカン」って2時間見たんやがな。

ズバっと斬り捨てて書くけど「製作側にモラルが無い」。

これやからマスコミキライやねん。

片足「言い訳」の中に入ってるけど、もう片足は「詐欺」の中に入ってるがな。


一回は視聴率取れるやろうけど、テレビ会社もスポンサーもイメージ落としたな。

水商売は一度落とした評判を取り戻すのに10倍以上の努力が必要という事判ってるんかいな。

マジメな視聴者はワタシほどやないやろうけど「怒ってる」やろう。

ワタシ、ノートパソコンに関してはスポンサーの「忠実なファン」やったけど、次買うなら「浮気」する可能性大。

「S●NY」やったら、こんなブザマな番組の作り方、許せへんやろう・・・と少し思うもんなぁ。

年末特番も正月特番も、来年はこのチャンネル封印。

もう決定。

■バスの窓から・・・2003-12-24 (Wed)
・・・見る師走、なんかなぁ。

最近バスによぉ乗るんやけどね。

座れたら座席はイチバン前・・・ってコドモやあるまいし。

でも、そこから見える社会っていうのもアリなんかな。


今日、子連れのお母さんが乗って来はって、コドモは小学校低学年やろうか?

どうやらコドモは「次降りますボタン」を押したくてしようがないらしくて、停留所毎に「ねぇ、次?次?」とお母さんに聞いてる。

お母さんは「違うでしょ?次は××でしょ?」って言ってるんやけど・・・まぁこれは騒がしいからワタシの性には合わんけど「それなりに微笑ましい風景」やろうね。

やけど、目的の停留所目前でついにコドモがボタンを押してしもた。

「うわぁ、どうしよう、次降りなアカンの?アカンの?」とコドモ。

「だから言ったでしょ」なお母さん。

終点間近でほとんど人が降りることが無いその停留所で、バスは・・・止まって。

そして降り口が開いて・・・。

『お母さん、シカト』

『世界が固まった』

しようがないんで、ワタシが運転手さんに「あ、間違いはったみたいですわ」・・・でバスは何事も無くいつものように走り出して。

ボクよ・・・オトコノコやったら「運転手さんゴメンなさい間違いました」ぐらい言えよ。

お母さん・・・親やったら、「一つ手前で降りてコドモを歩かせて、やっちゃいけない事を教える」か「コドモにゴメンなさいを言わせる」か「保護者として『間違いました』は自分で言う」か、どれかにせぇよ。

「シカト」はあんまりやでぇ・・・。

ワタシがコドモのころは優しい声で、でもきっぱりと「ボクよ?間違いました・・・って言いや?」という「義理人情渡世のオキテ」なオッチャンがおったけどなぁ。

ワタシ、喉まで出かかってたけど、「まるっきり勤め人な感じがせぇへん」ワタシが言うてビビらせてもなぁ・・・って。


今度は夕方の帰りのバス。

いつもより高級車が多いのはクリスマスイブ故やろか?

バス停からバスが発車しようと方向指示器を出して、もう動き始めてるのに、無理矢理突っ込んで追い越しをかけるクルマは何よ?

それが1台2台やない、ときたら運転手さんもストレス溜まる商売やなぁ・・・って思う。

「クリスマスイブの夜」ちゅうたら「穏やかな」が似合うタテマエなんやけど。

賑わいのなか、余裕が無いなぁ。

発車するバスを見て微笑んでスピード落とす余裕は欲しいぞ。

そこを加速して突っ込んで、結果として事故を起こせへんかっても、それは「完全に他者が道を譲ってくれる事前提」な「結果」であり「安全」で。

「いつ事故ってもおかしくない安全」やと思うで。


「経済は成長してる」とは言うものの、この余裕の無さが実態ちゃうかなぁ。

「製造業は回復」、「サービス業は相変わらず不況」らしいけど、コスト削減を下請けに全部背負わせる事が可能な企業だけの回復って、無理矢理突っ込んできて結果オーライな運転と「他者に負担を押し付ける」って意味では同じやん。


バスの窓から見ただけの風景・・・やけど、バスの窓の中にもきっちり「社会」は見えてるなぁ・・・と思うんでした。

■うーむ、どう言えば・・・2003-12-25 (Thu)
・・・良いんだか。

『SoftEther』という「Ethernetカード+HUB」をソフトで実現するフリーソフトがあるんやけど。

情報処理振興事業協会 (IPA)の主催する「未踏ソフトウェア創造事業 未踏ユース部門 」に採択された開発プロジェクトなんで、成果はフリーに公開しとるんやね。

まぁ、Urlは自分でググってぇな。

開発者はわずか19才。

偉い奴ちゃなぁ。


・・・が、配布開始後一週間で一時配布停止になったらしい。

複数の企業および自治体からの「クレームに近い問い合わせ」があったんが、その理由らしいけど。

クレーム内容は一言で言えば「使い方によってはセキュリティホールの原因になる」ということらしい。

そやけどね・・・。

「使い方によってはセキュリティホールの原因になる」ソフトなんて、なんぼでもあるんとちゃうのん?

ハードでさえ、ユーザーの個人責任で設定するんであって、設定間違えてセキュリティが「あやや」になってもメーカーさんは責任取ってくれへんで?


『これはアヤシイ』・・・とワタシの第六感が告げてるがな。

まったく責任の持てないタワゴトやけど・・・。

「これからビジネスにしようとしてるもんをソフトで実現されてしかもフリーで配布されると困る」・・・っちゅう動きを、フツーの感覚の持ち主やったら想像出来るわな。

問い合わせをした企業がハードメーカーかサービスかは不明やから「どういうビジネス」に繋がるのかは、個人の想像力にまかせるしかないけど。

「企業が考えていたモンの一歩先を考えたモンが実現できてしまった」ちゅうのがこのハナシのキモかな。

ややこしいハナシはここまで。


PCのゲームソフトを作ってて痛感した事やけど、「開発中に必死に苦労したことが商品を発売した時には無駄になってる」事がしばしばあるんやね。

「ここは必死に高速化せなアカン」と思ってプログラマが血の汗流して高速化した時にはユーザーさんのマシンは想像以上に速くなってました・・・とかね。

CPUの性能の上昇の方が、人間の工夫より速いんが原因なんやけど。

「企画・開発者」ってそういう「先を読んで仕事する」もんなんやけど、これ、一種のバクチやん。

必死に設計して、試作を何回もして、量産ラインに乗せたら技術は陳腐化してました・・・そんなこともあるんやろうなぁ。

今、グラフィックボード不要のチップセットがあって・・・それは、ちょっと前のグラフィックボードの性能に匹敵するわな。

そやからグラフィックボードは「3Dゲームする人以外不必要な程高性能化してる」訳で。

そこしか生き残りの道は無いんやろうねぇ。


楽器もそう。

最近「過去の名器」をモデリングするギターが出たんは驚いた。

こうなると「演奏したときの質感」とかそういう面で勝負せんと楽器メーカーどうしようもないがな。

「こだわりのハード」以外は「ソフトに置き換わって行く」って流れだけはもう避けられへんのやろうね。

それを忘れんように生きていかなアカン時代や。

生き残りも大変やなぁ。


■お昼から今年最後の・・・2003-12-26 (Fri)
・・・ミィーティング。

まさか8時近くまでかかるとは思わんかったなぁ。

今年の間に決められることは、今年の間にっちゅうことやね。

まぁその方が精神衛生上えぇよなぁ。


それを終わらせても一仕事残ってるんやけど(泣)

まぁ、外に向けては「これにて休業〜♪」ってことで。

年末に大忙しな「大きなオトモダチ」も居ることやし、クサらないでおこか。

と言うか、えぇ質の仕事をしようと思たら、そんなネガティブではアカンよねぇ。


今年、しみじみ考えた事なんやけどねぇ。

ワタシ、一生の間に何本のゲームに関わるんやろ?

どう考えても無限やないもんなぁ。

そやから「縁のあった」仕事は必死にせな、いつか後悔するやろなぁ・・・って。


それがゲームであれ、別の仕事であれ、対人関係であれ、ワタシらは「無限の可能性の中のほんの小さな部分」としか関わられへんねんな。

そやから、その中で「自分が選んだもの」については絶対に頑張らなアカンよ。

そう考えて、寝落ち寸前まで働く日々・・・なんかなぁ。

■ネット系雑誌の・・・2003-12-27 (Sat)
・・・サイトで、ぼちぼち「今年の10大ニュース」とか「来年に望むこと」とか出てきたね。

そういう機会も無いから、ワタシも何か書いてみよか。


<という訳でワタシの中の今年のネット、来年のネット>

・一番のニュースはBフレに入った事やね。

・仕事の成果をすぐに納品できるようになった、という事は非常に大きな事やった。

ただ、すぐに送れるからといって、簡単にリテイクが出来る、と思われてもそれは錯覚な訳で・・・。

感覚的には「出来たから送ります」ちゅうて、翌日か翌々日に送られてきたら「あぁ、はるばる来たなぁ」と思い、「じゃ、ネットで送ります」ちゅうて数分後に送られてきたら、「気軽に出来たな」と思うのは自然な錯覚やねんけどね。

そやけど、実際は「作る時間+送る時間」が「お手元にデータをお届けする時間」な訳で、この「送る時間」がいきなり3ケタ近く小さくなっただけの事なんやねぇ。


・もう一つは年末にIP電話に加入したこと。

これは大きい、ヘタをすると上の影響よりも大きいかもしれんね。

なにしろ影響がフトコロを直撃するからねぇ。

ワタシがお仕事をいただく先は「企業」な訳で、まぁ勤務時間は決まってるわな。

と、いうことは昼間に電話をせなアカンから、相手先が遠方やったら、それはそれは高額な電話代が掛かる。

これが、期限近くになると「開発に直接電話」ということになって、その場合は相手も夜中まで働いていることが多いんやけど。

「そういう電話は時間単位に長引くことが多い」ので夜間割引も焼け石に水。

IP電話入れたことによって、電話代・・・ヘタすると週単位の海外旅行分ぐらい減るかも。


・最後はウィルス関係の被害が(社会的に)多かった事かなぁ。

ブローダーバンドの普及で「一瞬で感染」しかも、「感染したマシンからの攻撃」もケタ違いに多くなる。

そやから、「フツーに警戒」から「神経質に警戒」にココロの持ち方を変えなアカンかったんが最初は煩雑やったなぁ。

それの亜種に「迷惑メール」を単位時間に山のようにバラ蒔く事も可能になったっちゅうのがあって、そっちの方が影響が多かった人もおるやろなぁ。


・・・で来年望むことは。

インターネットの「派手な部分」は今年「山のようにアピール」されたから、そのアピールが「現実のモノ」になるように地道な努力して欲しいな。

例えば速度。

何Mって宣伝の速度、出てますか?

宣伝やからって何割か割り引いて考えても、いつもその速度、出てますか?

日付が変わる0時を中心とした4時間ぐらいの間、速度はどれぐらい落ちますか?

『観光シーズンに行っても閑散とした高速道路がある一方、毎日一定時間は低速道路になる高速道路が存在する』道路行政の二の轍はイヤやなぁ。


「道路」の話をしたら「道路を走るクルマ」の話もせなアカンよね。

スピードが速くなったから「より大きなファイル」の送受信が出来る・・・と考えるのは物事の1つの側面だけ。

今までより「速くファイルが」送受信出来る・・・のも、もうひとつの側面。

ネットワーカーの考えが一方に集中すると、もう一方の利点が消えるかもしれない。

そういう考えもしながら、「必要なパケット」で回線を使うっていうのをアタマの片隅に置いておくのも良いかな。

まぁ、そういう事。

■なんかまた・・・2003-12-28 (Sun)
・・・住宅ローンの金利が下がるんかいな。

・・・はぁ・・・。


というのはさて置いといて・・・。

あの、なんや、えーと、「どうしようもない家」をリフォームするっちゅう・・・

ずーっとアタマの片隅に引っかかってたんやよな。

そうそう「大改造!!劇的ビフォーアフター」や。

あれを二回ほど見る機会があったんやけど。

一回は、家の坪庭にカメ埋めて水を流し、もう一回は、入り口から玄関までのエントランスに水を張り・・・。

水流すんが好きやなぁ。

その二回だけやと思いたいんやけど。


「あの水・・・どこへ行くんやろう?」という疑問が消えへんねんよ。

たしかに絵になるんやけど・・・水の循環装置を入れてるとは一言も言わへんし、最初の「水張り式」では水道の蛇口ヒネってるし・・・。

取り壊した部分の「廃材」まで使ってる「リフォームの匠」が、浄水するのにエネルギー使ってる水を「ただ垂れ流し」とは思いたくないんやけどなぁ。

番組全体に「エコ」な雰囲気が漂うだけに、その部分へのツッコミがまるっきり無いのもなんか気になるなぁ。

あれが「流しっぱなし」やったら隣近所から苦情出まくりやで。

地盤とかどうなるんよ?


そうそう、「隣近所」で思い出した。

アレ見て、自分の状況にそっくりで、リフォームを気に入ったから、ちゅうて同じこと、出来るんやろか?

相当思い切って中壊してるけど、普通隣家が怒鳴り込んで来るわな。

隣家が建て増しした部分の窓スレスレに壁が来るのもあったり。

そういう(将来増築が予想される)部分に窓をつける方が悪い、って言うてしまえばそれまでやけど、「そういう部分に平気で窓をつける人は自分の行為を省みない」の法則に従えば、やっぱり「怒鳴り込み」やで。

テレビやから「水面下で話をつけたり」「全国中に悪者として放映されないように」っちゅう「特殊な事情」があるような気がするなぁ。

今までの放映で、「隣家が怒鳴り込んできた」事、あるんかなぁ。

現実には「番組を見てそのマネをする」のは簡単では無い・・・のんとちゃうかな。


まぁ、夢を与える番組に対して無粋なん無しやで・・・とも思うけど、建築費を金額で出しとるからなぁ。

「カネ」ほど現実的なモンは無い訳で、それを出してる以上、ファンタジーで終わらせたらアカンのとちゃうかいな、と思うんやよ。

建設費に「隣家への迷惑代」と出てたり、「設計料・隣家への交渉料は含みません」と出てたら、「あははは♪」と笑うんは大阪人だけかなぁ。

■先週譲ってもらった・・・2003-12-29 (Mon)
・・・元ヤマハのギターはすこぶる調子がえぇ。

まぁ、部品はバラバラやけど4本のギターバラして「『当たり』な部分だけ集めた」ギターやから調子がえぇのは当然か。

これ1本のために3本が犠牲になってるわけやし。

そやけど「商品価値」は極めて少ないのが悲しいというか、ワタシが超有名にでもなったら「世界に1本」ちゅうてハードロックカフェに高額で買い取られて、壁の飾りにでもなるんやろうけど。

アホラシ。

飾りになってるギターは哀しいぞ。


それはともかく・・・。

今までひた隠しにしてきた性質というか音楽性というか、そういうモンを引き出してくれるみたいな気がして毎日4時間はギターを練習しているありさま。

こういうのん大事やねんな。

どこのセッションやライブに放り出されても「これ」があったら大丈夫っちゅう「感覚」。

自分のフレーズ以外出るかいなっていう自信。


早速、仕事に使って一曲送る。

何と言うか、ジェフ・ベックがキレたというか、アラン・ホールズワースが性悪になったというかジョージ・リンチがフュージョンに走ったというか・・・そういう音がしとるがな。

誰もワタシの曲やと判らんやろな・・・うけけけけけけ。

あえて今までと共通点を挙げるとすれば「何でこんな曲がゲームに??」という一点だけかもしれんがな。

・・・何かネガティブに考えたら無茶苦茶にも思えてきた。

無茶苦茶な性格・・・しとるんかいな。

どうなんやろーな。

オフザケのタチが悪いのは自分で判ってるけどなぁ・・・。

音楽のタチは悪うないと思うんやけど・・・。

悪い・・・んかな?


ともかく考えるよりも先に楽器を手の延長にしてしまうこっちゃろうな。

それで年末のセッションに乱入しよか。

その時に客観的に師匠(久遠の絆のサントラ参照)に感想を聞いてみよ。

師匠と同じ組み合わせになるかな?

師匠もワタシもビデオで見るライブは日頃自分がやる音楽より「極悪」なんを好むから、一緒にやると自家中毒を起こすというか、「前衛(←極めて穏便な呼び方)」に走るんやけど。

そうなるかどうかは神のみぞ知るという事で・・・。

そうなったら笑えるな。


音楽に対して「笑う」というのはワタシ的には最高のホメ言葉やねんよ。

見て、聞いて、一瞬おいて「うはははははは」と笑うてしまうのんが、「最高の衝撃」を受けた時の反応やから。

聴き手の思い通りな展開やったら、わざわざ「生演奏」聴かんでもよろし。

そら、いきなり演奏を始めながらズボンを脱いでいくという「技」を出して「衝撃を与える」という方法もあるけど、それは「音楽とは無関係」という致命的欠点がある訳で・・・。

似たようなモンやけど、ライブの打ち上げにいったロックンロール系ライブハウスで、ハウスバンドのギタリストが弦を切ってしもて、いきなりポケットから替わりの弦を出して演奏しながら弦を張り替えてしかもチューニングまでするという「技」を見た時は笑った笑った。

これは「演奏行為に付随するアクシデント」に対する見事な対応やから「演奏の一部」として認められるんやな。

さてさて・・・乱入はどうなるかいな。

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