『飲んでません・が酔ってます・から書いた』 -2003年01月-

■あけまして・・・2003-01-01 (Wed)
・・・おめでとうございます。

ことしもHPSをよろしくお願いします(ぺこぺこ)

ほら、管理人さんも・・・

「・・・・・・。」

((ぺこぺこぺこぺこ))


早朝から、「我が家の長男吾以外に無し」と体調を無視してお参りに行ってきて今は寝てる風水です。

いや、まぁヒトリ子ですから当然なんですが・・・。

ウチが行くのは何故か門戸厄神。

嵯峨天皇ゆかりの神社であることは何かの縁でしょうね。

もう何十年もお参りしてます。


父がカカトを骨折して、ワタシ一人なのでちょっと意気込んで体調的には無理して行きました。

近所の神社で御札も処理して貰ったら・・・という意見もあったんやけどねぇ。

もしその年、なんかイヤな事があったら、トラウマになるやないですか。

『いつもの行動を止めて、何かが起こった時の畏怖』

これが信心というか宗教の始まりやと思てるんですわ。

ちゃうんかなぁ・・・。

まぁそれで、突撃かけて「両親が健康で事故の無いことをお祈りして」まぁ+α祈って全部終わって、実家にも新しい御札を届けて・・・あぁ眠いと。

「・・・・・・・?」

え?自分の事??

もう十何年も祈ってない気がするなぁ。

誰かが自分の事を祈ってくれるかも・・・ってそれで間に合わせてるで。

「・・・・・・・?」

え?祈ってくれへんかったら??

こくこく。

その時は「裸の自分」で勝負せなあかんやろうね。

それでえぇんよ。

祈ってくれる人のいる皆さんもいない皆さんも、頑張れる年でありますように。

「「パンパン」」

((・・・・・・・・・・・・・・・・・。))

うんうん。

■初夢は・・・2003-01-02 (Thu)
・・・呼び出し音から始まった。

電話に出て声が聞こえて・・・。

で、しばらく「ぼぉぉ」と話していて、自分の手に受話器が無いことに気付いて驚愕するという・・・。

この夢を見たのは久しぶりやな。

何ヶ月ぶりぐらいやろなぁ。

こんな初夢を見た年は、どんな年になるんやろ。

何か期待が持てんなぁ。

皆さんは富士とか鷹とかナスビの夢でもみたんやろうか。


その後、寝直したんやけど、学生時代仲の悪かった奴にダンプで追い回されて、あほんだらぁ、って鉄パイプを運転席に投げ込む夢みて、「こらあかん」と思ってまた寝直したら、同窓会の夢や。

まぁこれぐらいで許しといたろか。

・・・どんな年になるんやら・・・。

なんか前途多難やなぁ。

■さてさてそいつは・・・2003-01-03 (Fri)
・・・人生か。

酒は身体が欲するものに非ず。

心が欲するものなり。


オンナの温もりは身体が欲するものにて、

また、心が欲するものなり。


オトコ、オンナの温もりを身体が欲するを恥じて

心の凍えに酒を欲するものなり。



もう限界や。

ココロのささくれは秋のススキのよう。

重圧に背骨がきしむよう。

氷雨のなか、上半身裸で公園で寝たら楽になれるか。

大声で叫びながらびしょびしょになって川原を走れば楽になるか。


そこまで追い詰められながら、辛口の酒を飲む。

淡麗辛口じゃなくって、やや濁りあり辛口な酒。

そう、猟師の集まる飲み屋に似合いそうな酒を空けていく。

泣き場所を無くした海鳥のように・・・。

■生まれついての・・・2003-01-04 (Sat)
・・・ナマケ癖かどうかは分からんけど。

時計をソーラーウォッチにしました。

安物の上に特価品やけど。

寝る時も付けたまま・・・。

まぁ、お気楽極楽でえぇんやけど、「ある事」に気が付いた途端、背筋が寒くなりました。


「壊れへんかぎり・・・・・。」

こいつは、引き出しの奥にでもしまわれへん限り動き続ける。

ワタシが死んでも動き続ける。

ワタシが行き倒れになっても、手首が出てる限り動き続ける。

極端な表現をすれば、数十億年か数百億年か先、太陽が巨大化して地球が飲み込まれるその日まで動き続ける。

さて、ソーラーウォッチの太陽電池とか機械部分の寿命がどのぐらいか解らないけど。

「こいつ」は少なくとも「ワタシより長い間」動き続ける。

いきなり「手のひらの中におさまる永遠」なんか出てきてしもたら、なんか迷惑な気分やなぁ。

そんな事、無いやろか。

ワタシ、戸惑ってます。

■今日は・・・2003-01-05 (Sun)
・・・正月か、日曜か・・・。

なんか今年の正月の日程は納得がいかんぞぉ。

いや、連休が長めにとれて良いではないか、良いではないか、という見方もあるやろうけど。

年の始めの週末は、それはそれで趣があると思うんやなぁ。

正月終わって、社会が動き出して、「それじゃあトップスピードで仕事3人前回したよ」「あいよっ!」ってそんな無茶な。

「痛勤」に揉まれて、朝会社に着いて「ほっとお茶を一服」みたいな、そんな「間」は必要やと思うでぇ。

あんな宇宙戦艦もこんな機動戦艦も「補助エンジン」の始動なしにいきなり「メインエンジン全開」は無理やった様な・・・。

そうやねぇ・・・大阪人としたら出来たら「えべっさん」までに一回週末が欲しいなぁ。

「月月火水木金金」か「日日日日日日日」か、わからん様な仕事をしてるワタシに言う権利が・・・まぁ、もう権利は失ったかもしれんけど。

なんちゅうか、サラリーマンの美学ちゅうもんが

くいくいくい。

あ、管理人さん、あけましておめでとうございます、今年も(ぺこぺこぺこ)

ぺこぺこぺこ・・・。

・・・って元旦に出てきとるがな。

「・・・・・・・。」

え?アンタに正月を語る権利は無い・・・って?

こくこく。

そら正月ちゅうたら、会社でお歳暮飲み食いしながらデバッ・・・

こくこくこく。

スンマセン、語る権利ありませんでした(泣:ぺこぺこぺこぺこ)

こくこくこくこく。

■今度は人間の・・・2003-01-06 (Mon)
・・・盾かいな。

人間ってツマラン事考えるなぁ。

発送は無差別大量破壊兵器の『裏』やな。

無差別大量破壊兵器を使わんでえぇようにピンポイントで攻撃する技術を開発したら・・・。

軍事施設にピンポイントで民間人の盾を作ると・・・。


論理的には何の意味もなせへんねんな。

志願して盾になったんやから、死んだら「良くぞ目的を遂げた」やもんな。

いわば「逆自爆テロ」。

ただ、盾の家族とかが泣き喚くのはマスコミ対策になるやろね。

まぁ、特攻隊員の母みたいなモンか。

それでも人前では泣かずに「お国の為に・・・」と言った心中はどうだったろう。

偏見かもしれんけどガマンして「アラーの為に・・・」とは言わんやろうね。

ただ泣き叫んで、アメリカを呪うんやろな。

TV屋さん、えぇ絵になりますわ。


人間の盾募集したんはヨルダンの元国会議員と多分それに繋がるイラクやで。

・・・ホンマつまらん事考えるなぁ。

なんか、人間として生まれたん、恥ずかしいんやけど。

■眠れんので・・・2003-01-07 (Tue)
クスリが効くまで今まで書くのを避けてたややこしい事でも書こかいな。

時事問題から下ネタ、管理人さんネタまで書くここですが、あえて、昨今のアメリカの状況について書くのは避けてました。

別にアメリカが正しいとは思ってへんでぇ。

ただ、目茶目茶ややこしいんだわ。

一度書いておいたら今年一年ぐらいは新聞読んだりニュース聞いたりした時に思い出してもらえるやろか・・・そう思って書きます。


最初のお話。

アメリカはプロテスタントの一派であるピューリタン(清教徒)が植民して作った国である。

こんな、教科書的な内容は覚えてはるでしょうか。

さて、プロテスタントを生み出した「宗教改革」ですが、いわゆるカトリックの堕落に対する抵抗運動ぐらいに世界史の教科書には書いてます。

・・・が、それは高度に複雑化・体系化した「神学」の否定でもあったわけで、宗教としての論理性は失われ、原始宗教的な「先祖返り」な一面もあった訳やね。

で、宗教としての混沌度は旧約聖書の時代まで引き戻された部分がある。

ちょうど、その頃、エリザベス朝の栄華も最高潮に達し、シェイクスピアが劇を書き、ある意味軽佻浮薄な華やかな時代やったですが、それに対して、清貧な生活態度で聖書を読み、「俗人の天国への道」(1601年)読む清教徒は「からかいの対象」やったんですな。

シェイクスピアの劇の中でも「笑いモン」ですわ。

そういう人達が国を追われるように海を越え、新しきイスラエル(楽園)、アメリカのエルサレムの建設を目指した。


新しい「出エジプト」ですな。

で、彼らを徹底的に縛った教義と言えばカルヴィンの「原罪説」と「予定運命説」です。

まぁ、アダムとイブが禁断の実を食べたことが悪いんやから、ただひたすらに神を畏れ、神の意志(予定)を成就する為に自己の良心を守ろうというこってすわ。

でセイレム(語源はShalom:平和)という街を築いてボストンの丘に神の栄えのしるしを建て、千年王国の祝福が来ることを待ちながら、厳しい戒律と原罪説による罪の意識、それに伴うサタンへの恐怖に明け暮れた。

善悪二元論とか、まず神の前に輝く無があったとか、そういうものから、なんだか解らないインチキ占いに至るまで、旧約聖書の時代に氾濫したものをカバルと言います。

そういう内容の本を旧約聖書の外典、偽典(アポクリファ)といいます。

なんとここで、ユダヤ正統派のラビは正統なカバルを身につける事を義務づけられる。

巷にニセ医者がはびこるので、正統な医者の養成に血眼になるようなもんでしょうか。

新約聖書にも同様のアポクリファがあるんですが、新約聖書のキャノン(正統派)の成立は潰しても潰しても出て来るアポクリファ絶滅の歴史と言っても過言ではありまへん。

その過程で、いかにキャノン側が正しいかという証明の為に発生した学問が「神学」ですわ。

で、そういう論理性が後退したピューリタンが国を作ったら、迷える羊をまとめる者として聖職者には相当のカリスマが要求される訳ですな。

カリスマと罪悪感、サタン主義が共存して出てきたのが、皮肉にも平和を祈って名付けられたセイレムの街を吹き荒れる「歴史上最後の」『魔女狩りの嵐』だった。

このあたり、どの程度アポクリファ的やったのかはドル紙幣の裏のピラミッドと目を見れば、想像はつくんとちゃいますか。


で、詩人ロングフェローの詩によれば、武器庫が発する「死神のシンフォニー」もやがては静かになり、神の栄光を称える鐘の音と共に「主のきませる声す、地には平安あれ」(1844年5月)



ここで、いきなり話は現代に飛びます。

150年以上たっても鐘の音も鳴ってないし、楽園も来ない、Shalomも実現しない。

まだアメリカは「武器庫の発する死神のシンフォニー」の呪縛から開放されていない。

アメリカの指導者は相変わらず迷える子羊を導くカリスマである事を要求されていますし、対象を変えては「魔女狩り・後悔」のスパンを繰り返す。

経済的な事で言えば昨年のエンロンなんかは関係者一同「魔女である」というイメージは払拭出来ないでしょうし、ニューヨークでいきなりタバコが数倍の値段になるのも、「市長は愚かな羊を導く聖職者」な一面を持っているからでしょうね。

さて、そういう意味で言えばアメリカ最大の聖職者にして国民の導き手は「アメリカ大統領」ですが、名指しで「悪の枢軸」と言われることは「魔女である」と言われることと同意なんやね。

世界で最大の軍事力を持つ国から「魔女」宣告を受けた国の指導者については「気の毒な」という一面もあります。

しかも神の意志を実行するが故に「魔女は滅ぼす」と。

人権運動が盛んになる前は、新しく「アメリカの富」めざして移民して来る移民者が「魔女」やったんやけどね。

東西冷戦中はまだ安定してたんかもしれんね。


さて、イラク。

イスラム対アメリカを演出しようと躍起になってますけど、そんなん必要なんやろうか。

アメリカはまだパラダイスでは無いので「魔女を求める」・・・これって国内の問題かも。

それやったら無駄やわね。

いっそ政権無くして、あとの混乱収拾アメリカにまかせて逃げるというか引退する方がマシかも。


さて、北朝鮮。

ここも亡国の民族に国を取り戻した英雄の子ということになってるんで、そういう意味では、まだ見ぬパラダイスを捜し求めるアメリカと同じやね。

だから、指導者はカリスマと迷える羊を導く・・・のは同じやねんね。

ただ、今年の正月発表の経済政策・・・また失敗しそうな予感。

失敗したらカリスマは地に落ちる。

しかもアメリカの「魔女宣言」。

なんか胃に悪そうやわぁ。

なんとか一歩譲って「魔女宣言」解除してもらわな国の存続の危機以前に、指導者の健康状態の危機を招きそうな気がするなぁ。


アメリカの呪縛っていうのが世界を転がしてしかも年々転がった時の被害は大きくなるのに、パラダイス願望は満たされない。

多分第二次世界大戦に勝った時の方が「これで天国が来る」っていう気持ち、大きかったんちゃうかねぇ。

アメリカが呪縛を解いたら、アメリカはバラバラになるのか・・・それは分かれへんけどね。

ただ、呪縛の根が古すぎるわな。

はい。

ハナシはオシマイ。

後は自分で考えて下さいな。

■しばらくの・・・2003-01-10 (Fri)
ご無沙汰でした。

ちょっと通信マシンのモデムがおかしくなって・・・。

ハードをいじってるうちに、HDDが落ちて、マザーが落ちて・・・。

泥沼のようにアレですけど・・・。

某所に「ぱんちゅの唄」を投稿した報いか。

それともフリーメイソンの攻撃か。

「ナイツ」の攻撃・・・だったら、アタシ許さない・・・あ、違う人格が出た(笑)

でも「ぱんちゅの唄」でこの報いだったら、本命の「おひなさまの唄」を出したらどんな天変地異が(爆)


まぁ、よい機会なんで『少しネットの毒を落とす』事にしました。

私事ですが、おとんがカカトを骨折して、それのリハビリの手伝いもしてました。

水商売やから、「えべっさん」行って、福を分けてもらわなアカンしね。


思った事1つ。

『ネットの巡回を日課にしてないと夜は長い』

仕事絡みで、アニメに近いポジションの監督さんと意志の疎通を図る為に、「劇場版ナデシコ」や「lain」の絵コンテ見続けたりしても、朝にならないのは凄く新鮮でした。

そういうのをじっくり読んで、次に「自分の仕事」の参考資料の絵コンテ見ると、やっぱり理解度が上がってるんやね。

『監督から絵コンテ送ってもらえる』という事に応えることがどれだけ重要か・・・。

それを実感しました。

なんていうか、繰り返し更新が無いかネットの海を漂うより、「目的を持って」行動する方が効率的というのを思い知った気がします。

これを書き込んでいるという事は『まがいなりにも通信環境が復活した』ということなのですが、それまでの間に学んだ事は大きいです。

『ヒトはネットを主食にして生きていけない』

当たり前の事ですけど、ココロではそっちに寄りかかってる事もありえます。

ワタシも寄りかかっていたんじゃないかな・・・そう反省する事しきり。


ハードが落ちて2日ぐらいはネットの事が凄く気に掛かるんですよ。

でも3日ぐらいすると、『ネットはネット、見なくても死なない』って当たり前の事に気付くんですね。

今はノートパソコンから通信してます。

元の通信マシンの復元は、デジタル音声の取り込み優先。

だってそっちの方が「生活には致命的」ですやん。

その当たり前の事に気付くのに数日掛かったのは『ネットの毒』に首まで漬かってたからかなぁ。

デジタルの取り込みボード、いわゆる1ビットΔじゃないんやわ。

旧式やけど、音は気に入ってます。

でもメーカが無くなってる(爆)

そやから、新しいOS上で・・・とはいかない。

Win95しか無理なんやね。

その優先順位にそって、しばしモガこうと思います。

古い皮袋で新しい酒を・・・。

まぁ、そういう風に頑張ってみますわ。

心配かけてゴメンなさい。

風水嵯峨 拝


■そういえば・・・2003-01-11 (Sat)
・・・近所のえべっさんに行ってザルを買ってきました。

コレ堂島の米問屋用語で「イカキ」と言うんやわ。

もう死語やけどな。

まぁ、オジイの代まで米屋やったから許してぇな。

「井」の字に組んだ「垣」という意味で、米相場で勝負かけてこれですくうように米を買うのにちなんだ縁起モンらしいですわ。

丸儲けを目指すワタシらしいかも。


正月に厄神さん行っては厄を避けて、えべっさん行って福を貰うて、人間って勝手なモンやね。

正月早々、マシンが落ちたり、訳のわからん夢見てたまらんかったけど・・・。

えべっさん行くその朝に『亀の夢』見て、こら縁起がえぇわ・・・と。


ちょっと下に「アメリカの宗教感と政治」書いたワタシが『亀の夢』ですわ。

余所のことは論理的に書けるけど、自分の事と来たらこのていたらく。

やっぱ人間は矛盾のカタマリやねぇ。

フォイヘルバッハっちゅう哲学者は、人間中心の哲学書いたらしいけど、自分はブルジョワの嫁サンの城に篭もって思索した、言うしね。

ちなみに、「北」の指導者さんも影響を受けてる人です。


余所のコトを考え込む癖を捨てるべきか、自分をもっと鍛えるべきか。

後者を目指して前者でお茶にごすんかなぁ・・・。

■久しぶりに・・・2003-01-11 (Sat)
・・・ギターの話でも書こか。

1980年代前半で貴重な材の数々が枯渇して、ワシントン条約で輸出制限されたから、もう同じモンはしばらく出けへんで・・・。

そう何度か書きました。

当然、貴重な木材は高く売れる訳で、資源を復活させようと植林してる訳やけど。


なかなか「寒い」話を聞きました。

希少材はジャングルの中なんかに生えるんですが、植林が「成長優先」らしいです。

つまり、よぉ日にあてて、すくすく育てようという訳ですわ。

・・・甘いっ!


楽器作りに向く材の選択ちゅうのは、生えてた環境イチバンなんです。

いわゆるマイスターちゅう職人やったら、森を見て、どの樹が楽器に向いてるか判断出来るらしいですわ。

まず「長く伸びた谷」の真ん中に生えてる事。

これは、周囲を山で囲まれ、日のあたりが悪いことを意味します。

そういう樹は成長が遅くて、木目が詰まっていて、しかも年輪の中心がズレていない。

成長優先では、木目の広い、しかも日光のよくあたった側が成長がより早いですから年輪の中心がブレた樹になる。

これでは植林しても、元に戻ったとは言えません。

しかも一部の材を除いては、「木目が詰まってる」が故に音質にえぇ影響を与える希少材なんですわ。


そうやって促成栽培で育てた樹も同じ1本として「ブランドもんの樹」の値段で取り引きされて、それが当たり前になるんでしょうが、同じ楽器は出来ない。

希少材を産出する国のほとんどが貧しい国なんで、貴重な輸出資源を早く回復したい・・・という気持ちは分かるんですが、「楽器弾くモンのエゴ」として「なんだかな〜」と思うんです。

まぁ、「既に欲しいモンは持ってる」んで『いくらでも好きにしてオレの楽器の希少価値を上げてくれ』という方が、もっとホンマモンのエゴなんやろうけどね。

ワタシ、さすがにそこまでは言えませんわ。

若い人が「死ぬほどのローン」抱えんでもえー程度に、ゆっくりじっくり増やしていってな・・・。

言えるんは、それぐらいかなぁ。

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