『飲んでません・が酔ってます・から書いた』 -2006年11月-

■ケータイ戦争で・・・2006-11-02 (Thu)
・・・ソフトバンクMBと公正取引委員会の間でなんらかの動きがあったみたいやね。

広告を少し変えるけど「¥0」っていうあの文字の連続表示は止めないみたいなんやけど。

0円にならない場合を判りやすく明示していないから公正取引委員会となんやかんやになったんやろうけど。

実家のテレビで見てる限り「¥0」とか「SoftBank」の文字以外に、画面の下の方でチラチラと白い点が見えてるんやけど、あれって説明の文字?

3回ほど凝視してみたんやけどワカラヘンかったんよ。


あれが文字ならあのCMは「サブミナルの応用」と捉える可能性もあるんとちゃうかな。

サブミナルっていうと「画像の何コマに1コマ違う映像を入れておいて、見た人の深層意識にある考えを刷りこむ」っていうのが代表的なんやろうけど。

同じ重みを持つ情報の表示の重みを変えるのもサブミナルではないんやろうか?

もしそうだった場合、問題は公正取引委員会とは違うところが取り扱うべきやろうね。

公共広告機構(JARO)なのか、もっと司直に近いところなのか、ワタシには判断がつかへんねんけど。

公正取引委員会がOK出しても、それで問題が終わりなのかどうかは判らない。

ただ、「終わりではない予感」がするだけ。

サブミナル広告の取り締まりってどこがやるんだろう・・・・。


■点々の正体見たり・・・2006-11-03 (Fri)
・・・字ですた。

やっと接近遭遇して「¥0」にならない場合の説明である事が判明。

ただしCMが始まった瞬間にテレビ画面にヘバリついて判明した事やけどね。

あの距離で番組見たら目ぇイワすんとちゃう。

「テレビは離れて・・・」は「バナナはオヤツ・・・」と同様のお約束。

そのお約束を破らないと内容が把握できないCMを作った奴前に出ろ〜・・・とお決まりの文句を言っておく。

広告を作る人間の「職業上の良心」や「職業に対する適性」を疑われてもしかたがないCMやよ。


誤解を招かないように書いとくけど「ケータイの1会社であるSMB」に対してウラミがある訳やないんよ。

あのね・・・「タダです。タダです。」と連呼したい気持ちは判るんよ。

それが「売り」なんやもん。

ただそれを表現するやり方があまりに稚拙やと思うたんやね。


あんな白い点々いらんやん。

堂々と「¥0」だけにしたらえぇねん。

企業努力で頑張ったんやから。

最後に「ドーン」っていう重低音がして「でも¥0でない場合もある」って画面にデカデカ出したらえぇのんよ。

そうしたら「¥0」で興味持ってケータイ屋さん行った人は

「あのぉ・・・どういう場合タダでなくなるんでしょうか?」って聞くやろうし、少なくともそういう疑問を持って行くやろうから説明がしやすくなるよね。


これぐらいのヒネリ、ヘボ音屋が思いつくんやから、専門の人間が思いつかんでどーするのよ。

そーいうこと。

そらクライアントさんから『「¥0」を前にドーンと出して、でも説明も入れて』とかいう難しい注文もつくやろうね。

そういう「難しい枠」があるからこそ知恵を出すべきやと思うんやけどね。

■弟分の・・・2006-11-07 (Tue)
・・・49日も終わり、香典返しが送られてきた。

最近よくあるカタログから選ぶ・・・ってタイプで。

でもね・・・選べないんだよ。

結婚式のご祝儀にそういうタイプが返ってきて「どうする?」って聞かれたら、「食べてしまうものを選んだら」って答えてきた。

いつもより少し贅沢なモノを食べて味を噛みしめながら「お幸せに」って、そう思ってそれで想いを断ち切ってきた。

でもね・・・今回は「忘れちゃいけない、でもいつも思い出してもいけない」そういう想いが交錯して・・・ワタシは困ってます。


「・・・・。」

うん、管理人さんも一緒だね。

「・・。」

どうかなぁ・・・酒で飲んじゃえば、その時強烈に思い出すだろうけどさ。

こくこく。

その後に「喪失感」が来ると思うんよ。

「・。」

いい奴だったよね。

表裏が無いというかそんな器用さが無い、安心して付き合える奴だったよね。

「・・・・。」

そうだね、まるでトトロをそのまま人間にしたような奴だったよね。

こくこく。

温かい奴だったよね。

こくこくこく。


管理人さんはどーするの?

「・・・。」

まだ決めてないのか。

こっくりこっくん。

ワタシはライブの時だけする装身具にしようかと思うんやわ。

「・・?」

感情を爆発させる時だけ側に置いて、普段は忘れようと思う。

ワタシはそういう生き方を選択出来るから。

「・・・・・・。」

管理人さん、悩んじゃダメだよ。

「・・・?」

みんな悩んでるんだよ、あまりに早い「いい奴の死」にさ。

「・・・。」

みんなあまりに鮮明な思い出をモノに替えられなくって悩んでるんだよ。

「・・・・・。」

そんなもんだ、あんなに若い突然の病死を割り切れる人間なんていないよ。

「・・・・・・・・・・・・・・・・。」

うん、それで良いんだよ、それでさ。


・・・・・・・・こくこく。


■1ゾロの日の・・・2006-11-11 (Sat)
・・・11時、これを書いてます。

今週は「イジメ」という単語がニュースを賑わせた週だった。

しかもカタカナの「イジメ」ね。

漢字で「苛め」とか「虐め」とか書けば「虐待」とか「暴力」っていう内容が脳裏に浮ぶやんか。

親が子供にするのは「虐待」で、学校で生徒が受けるのは「イジメ」なんか?

「虐待」は刑法に反する行為で「イジメ」は違うの?

それが「虐め」だったらどうなんよ。


学校は警察権力の介入を嫌う場所やね。

それには意味や理由がある。

刑法犯に近づいて行く前に「しつける」ゆりかご・・・という理由。

刑法犯になってしまったら「矯正する」場所行きになるから、それを未然に防ぐための「柔らかな空間」と言っても良い。

一部の教員は違う意味で「検索権力の介入」を嫌悪してるみたいやけどね。


学校で管理職がその板ばさみになって、生徒が「もうしつけでは止まらない」状態になっても見ないフリをして手を打つのが遅れるのは、ワタシが学生の時から同じやね。

また警察権力の介入を嫌う人は、虐める側の指導に熱心なんだわさ。

先生が敵で無いことを示すためにタバコを吸う学生と一緒に学校の指導室でタバコを吸う・・・そんな例もあった。

これはもう「指導」やのうて「馴れ合い」やんか。

先生と生徒が親しくなるのはえぇと思うけど「節度を踏み外した馴れ合い」はアカンで。

ベタベタした「馴れ合い」を示すために先生も虐めを見て見ぬフリをしたり、一緒にカラカイの輪に入るなんて言語道断廃藩置県簀巻き腰巻鉄火巻。

親しみを示すために「共犯者」になるのは人生の共犯者の伴侶だけで結構。

教師は「先生」である前に「師」と呼べる人であって欲しいと思うのはワタシだけやろか。

そんな風に考えた一週間。

■北方領土で・・・2006-11-16 (Thu)
・・・大きな地震があったね。

津波が来るのかどうなのか?

さっそく2ちゃんが祭りに突入。

しばらく見てたけど、「煽りやデマと判らない」煽りやデマが出ないのに感心。

冗談は冗談で・・・マジはソース付きでマジで・・・。

藻前ら偉いよ。

反良識的ではあっても反社会的ではあれへんね。

日本人気質をしっかり持ってるがな。


これが某2つの国ならこうなってるわな。

1:ソース無しでデマの書き込み合いになって、「オレが正しい」「いやオレが正しい」という口論になってどちらかが勝つまで止まらない。

2:やっぱりソース無しの書き込みになるけど、お互いに「お前の言う事が正しくなかったら責任は取れ」で決裂。


世の中で2ちゃんの悪口を言う人が居るけど、それは「思考停止」してるからとちゃうのん・・・と思った次第。

てめー思考停止って考えるのを止めるっちゅう事やんけ、その前にネットの海の中から情報を選択してソースにする人間の「手間ひま」を考えてみろ

・・・と言いたくなった地震の夜。

まだ日本は負けてないな。

■おぃこらゲイツ君・・・2006-11-17 (Fri)
・・・と愛想の無い警官風に言ってみる。

ワタシの一日を返せ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!


事の始まりはこうですわ。

プロバイダさんからのメールが来たんでメーラーの設定を変えたんですわ。

しかしかしかしかしかいのしし・・・。

電源を切ってまた入れると「設定が元に戻っている」というワナ。

しかも「一部だけ元に戻っている」のでメールの送受信が出来なくなるという大落とし穴。


こんな時には管・・・

『どっかーん・・・どどん、どかかかかーん』

「隊長、敵の援護射撃です」

「全軍退却せよ」


どうやら、レジストリの変更がされていないようなので、ググって2時間。

・・・ああああ・・・あの・・・管理

『その時高速の列車がトンネルに入ったような音が・・・』

「隊長、もうここは危険です、私の肩を・・・」

「馬鹿野郎、俺に構わず行けぇぇぇ」

結局元のアカウントを消して再入力することでなんとかバグから逃げますた。


・・・たら・・・今度はIEの接続がNG。

LANの問題かと思ったらフレッツには入れるもんなぁ。

何度か時間を開けて再起動してようやくOK。


今の「クラシックスタイル」と言えるWin95やWin98が出た時にゲイツ君は「オペレーション、アット、フィンガーチップス」って売り文句で出したんやよね。

Winのバージョンを上げるとともにオフィスのバージョンも上げて、操作感を一体化してOSのバージョンアップも加速化させる。

Winxpでそれは完成したと思うんやけど。

良く考えたら「指先一つでポン」って事は、指先一つで障害が出たら、他のソフトにも障害が波及する・・・ちゅう事やないの?

情報にも色々あって、自分が受ける情報、発信する情報、さらにさまざまなフォーマットがある。

電子レンジでチンというわけにはいかないと思い知った。

この忙しい時に・・・と怒り全開な今日のワタシだわさ。

■なんとまぁ見苦しい・・・2006-11-19 (Sun)
・・・こっちゃねぇ。

「いじめ問題」について伊吹文明文科相が「文部科学大臣からのお願い」を公表して、おぃおぃ「お願い」するもんやないやろうと思ったのもつかの間。

>富田林の中1自殺、校長「いじめも要因」認める

その「も」はなんやのん、その「も」は。

「いじめ『が』原因」でしょ、実態は。


上のものがハッキリ言わない、言えない状態は問題とちゃうかなぁ。

日本人は白黒2分法を本能的に避けて、その間の灰色のグラデーションのある一点に結論を見出そうとする文化を持ってる。

この事は2分法による強弁、詭弁を少なくするという良い面もある。


けど、人が死んでるんよね。

個人にとって「生死の問題」は灰色のグラデーション地帯がない二者択一の問題やよ。

その死の理由として「いじめも要因」とはなんたることか。

もし医者が死亡診断書の死亡理由に「××も要因」と書いたらその診断書は通用せぇへんでしょ。

もっと身近な例を挙げると、ある工場で作っている製品に不良品が多く出て、社員の一人が原因調査をすることになってその調査の結果が「××も要因」ってなってたら、上役から「もっとちゃんと仕事せぇ」と言われるのは必至でしょ。

「××も要因」がまかり通る場所で教育ができるんかいな・・・と思った次第。

■ガッコなんて・・・2006-11-20 (Mon)
・・・20年前から変わってない。

あのころの標語は「みんなは一人のために、一人はみんなのために」だったかな。

実際は成績のえぇモンが犠牲になって、毎朝、不登校の奴を迎えにいったり、授業時間なのに、居なくなった生徒を探しにパチンコ屋を巡回したりの毎日やった。

その陰には暗黙に「成績が良いんやから、問題児に手を差し伸べて当然」とか「内申書に影響するよ」という教師側からの「無言の圧力」があった。

そんな事をしても「一人のために」の一人から感謝される事は無かった。

ワタシの世代はそれで終ったんやろうな。

でも何代か先の世代で引っくり返った。


加害者が罰せられないなら、加害者の一部になった方が得・・・と。

そう考えた連中に誰が非難をできるやろう。

そうして「いじめ」から守る生徒はいなくなった。

・・・・・・・。


今やそういう時に走り回って探した連中からワタシは言われる。

「早く孫の顔を見せんと親不幸やで」「子供のサイフをあてにする職業では畳の上で死なれへんで」

そうかもしれん。

でもワタシらに、そうさせた先生は、今どうしとるのよ。

・・・・・・・・・個人レベルでは知ってるけどあえて言わないでおくよ。


結局、何も変わってへんねん。

ここで「結果が変わってないなら原因も変わってない」という推論が成り立つよね。

西原理恵子氏曰く「まるで崩壊したソ連のように恥ずかしい」状態が続いているのが教育行政。

「そんな観念的な事を書かずに実例を書け」と言われればいくらでも書ける。

ワタシが実例を書かんのは「せめてもの情け」やと思って欲しい。


沖縄県知事の選挙の結果が出たらしい。

どうやら与党が勝ったみたいやね。

憲法9条や教育基本法で「他の野党」と180度方針が違う民主党にとっては「単に自党の信頼を落とした」だけやね。

今から保守系の意見を言っても誰も信頼しないでしょ。

「ガッコで何も変わらなかった」と言う事は「ガッコを基盤としている支持団体」が何も変わって居ないんだ・・・ということをキモに免じて民主党は動いてくださいな。

■今USENのGyaoで・・・2006-11-24 (Fri)
・・・「冬ソナ」の無料視聴(毎週土曜日正午更新)をやってるんで見てます。

まぁ、オバちゃん連中の「ヨン様」的な見方ではないんやけどね。

21世紀の韓国での男女のありかたの現実と比較して「どこがドラマなんやろう」って見てる。

アレは女性側からつきつけられた「男女間の関係の理想」かな。

ワタシは韓国の男女事情は2000年ぐらいまでしか知らないんやけどね。

それと比べても伝統的な「男尊女卑」に対する女性側からの反撃という一面に気付かないと「ヨン様マンセドラマ」にしか見えないやろうね。


http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2006/11/21/20061121000035.html

日本に定期的に旅行に来る韓国女性についての記事。

「反日」とこういう「日本を楽しむ」のどっちがホンネやねんと言いたくなるけど・・・。

かつて関わっていたイベント業界でも「オンナを集めれば勝ち、オトコは後から付いてくる」が鉄則やったから少なくとも民間では流れは決まったかな。

この新聞記事に出てくる女性達が「冬ソナ」以降の流れの先鋭化した部分である事は注目すべき事やと思う。

意図があったのか無かったのかは不明やけど「冬ソナ」は韓国版「団塊の世代」以降の女性の生き方に総括をした面があるね。

その辺りは週に1回ぐらい書いていきまっさ。

まぁ、その戯言にお付き合いしてくださる人は、Gyaoで見てくださいな。

■文化の伝承に・・・2006-11-26 (Sun)
・・・「守」「破」「離」の三段階があることを本から知る。

「守」とはお手本とするものを真似てひたすら自分のエゴを捨てて学ぶということ。

「破」とは学んだものを自分なりにアレンジして自分の個性を加えて行くと言うこと。

そして「離」とはそういう「学ぶ視点」から自らを開放していくと言うこと。

・・・それなら「破」は必要ないんじゃないか・・・そういう疑問もあるかもしれない。

しかし「離」の時点で自分を突き放していく力は明らかに「破」で養った力。

もう外から学んだのか、自己の中から出てきたのか、混然一体となってしまったものが自らを次の場所に運ぶために背中を押してくれる。

これに気付くのにワタシは1年かかった。

気付かなかったらもっと悩み続けたんじゃないかな。

文化の伝承についてこうやって文章化してくれた人にひたすら感謝。

ワタシは「離」というのが判った。

でも・・・「守」の状況でエゴを捨て去る事が出来ない人の多いこと。

これが気になっている。

本当に気になっている。

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