サントラに使用した楽器達(第三回) |
i2 (シンセサイザー)
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KORGのiシリーズの上位機種。
Mシリーズからの直系ではあるが、ピアノ専用の音色を1メガ積んでいるという特徴があります。
定番商品のエレピ「SG」と同様、スタィンウェイのやや固めの音でアタックがコツーンと抜けるという特徴があります。
ただ、エンベローブの設定でサスティーンレベルが一定になっており、ペダルを踏んだ時の音のつながりに関してやや、不安が残ります。
私はピアノのアタックのコツーンという響きを得るのにこの機種を良く使います。やはりピアノ一音色に限定した「割り切った容量の使い方」は魅力。
シンセサイザー系の音色は、やはりコルグならではのこだわりというのが見受けられます。
GMのシンセサイザー系の音色はローランドのMT32に引っ張られがちなのですが、何とかその呪縛から逃れようとする態度には、シンセ専業メーカーの意地を感じます。
例えばローランド系の音の反対側に、「雰囲気は同じだが違う音」を定位させたいとき、この傾向は有り難いです。
音に関してはM1よりもさらに硬質な方向を目指しているようで、かなりミッドレンジより上が出ています。
ただ、フィルターの調整が、ボタン一発で出来るので、柔らかいよりも硬い方が使いでがあります。
あと、内蔵のエフェクター内に音質に関するものがありますので、それを使う事を考えても、この選択に間違いはなかったと思います。
ただ、店頭での試奏時に、そこまで気がついた人が何人いたかは疑問。
あと、全体のバランスは狂いますが、ポリシンセ系の音には、PS3200やトライデントというKORG直系の音が欲しかった気もします。
時代には逆行すると思いますが、個人的にはKORG=PS3200なんですね。
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