「上半期総決算」と妙ちくりんなタイトルが付けられたライブが、夏休みも終わろうという週末の土曜の夕刻に赤坂で開催された。
 
出演は、ANNAN。Queenのトリビュートバンドとして、しばしばTVなどにも出演するKWEENのボーカルをつとめる江藤洋平のアコースティックユニットである。KWEENでは、フレディマーキュリーが乗り移ったかのようなパフォーマンスを見せてくれる江藤だが、ANNANでは生ギターとパーカッションというウォームなサウンドをバックに歌い上げる。
今回のライブでは「総決算」というタイトルにふさわしく、オリジナル、洋楽カバー、往年のフォーク、そして期待のネタと様々な楽曲がラインナップした。
 
江藤(Vo)とUK(Perc.&Cho)のふたりというのがANNANの基本構成なのだが、今回は、ベーシストとして、KWEENでSpike Edneyをつとめる広瀬学を迎えてサウンドに厚みを加える。彼は、6月にアコースティックでQueenの楽曲を披露したAc.Queenでもベーシストとして参加して好評を得たメンバーである。
この3人に加えて、バイオリニストとして泉昌宏も参加して、ゴージャスなスパイスを加えてくれた。特に、今回のヤマトはイントロ付きという豪華さ。ネタでも活躍したが、実際、伸びやかなバイオリンサウンドはANNANとマッチして素敵だ。
 
演奏陣も普段以上に厚みを加えた今回のANNANユニットだが、さらにゲストが登場する。最近ライブハウス等で活躍する、「切なさを歌い上げる」女性ボーカリストSeLiの飛び入りである。SeLiは彼女のオリジナルだけでなく、ANNANの「ごめんね」も披露してくれた。第一部では江藤自身が披露した曲ではあるが、SeLiが唄うと、また違う世界を見せてくれる。ちなみに、SeLiがマイクを握るときは、リードギターに回る江藤。ここでも芸達者さをみせつけてくれた。
 
さて、そんな感じで、「総決算」にふさわしい豪華な演奏を聞かせてくれたANNANだが、次回がどんな企画でみせてくれるのか楽しみである。
 
それにしても、何故登場の音楽がドリフだったのか? ドリフで盛り上がる会場の年齢層っていったい? というのは私にとって大きな謎であった。
 
ANNAN 〜2006年上半期総決算ライブ〜
LIVE HOUSE GRAFFITI, Akasaka, Tokyo, JAPAN, 2006/8/26 (Sat) 18:30 start
ANNAN
Yohei Eto(Vo, AG, Pf)
UK Kurita(Perc, Cho)
 
GUEST Players
SeLi(Vo)
Gaku Hirose(B,Pf,Cho)
Masahiro Izumi(Violine)
 
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