遺跡の特徴 本遺跡は、府中市武蔵台二丁目に位置する、国分寺崖線に面して大きく広がる台地上の遺跡です。旧石器時代と縄文時代の遺構、遺物が発見されています。周辺には旧石器時代の遺跡が多く発見されていて、本遺跡の石器もそうした一連の旧石器時代の貴重な資料の一つです。
トピックス 本年度の発掘調査成果を紹介する2回目です。前々月は平安時代の住居跡について紹介しましたが、今月は旧石器時代についてです。 本遺跡で旧石器時代の遺物が多量に出土したことは、今まで何度も紹介してきました。今年度の調査地点でも同様に、旧石器時代の遺物が多量に出土しました(写真参照)。 今年度の調査地点と前年度の地点とは、武蔵台遺跡という同じ遺跡ではあるものの、約300mも離れています(図参照)。前年度の地点が国分寺崖線のすぐ上に位置するのに対して、本年度の地点は国分寺崖線の中に入り込んだ黒鐘谷(くろがねだに)という小さな谷の右岸に位置します。 このように旧石器時代の遺跡は崖や谷に沿って点々と分布するのですが、周辺を見渡すとこの地域には旧石器時代の遺跡が数多く分布することがわかります。本遺跡の西には、武蔵国分寺跡関連遺跡武蔵台西地区、多摩蘭坂遺跡、東側の黒鐘谷の対岸には武蔵台東遺跡があります。また、北東約1kmには、国分寺市の日影山遺跡、武蔵国分寺跡北方地区があります。 これらはいずれも多量の遺物が出土する大規模な遺跡です。旧石器時代の遺跡が沢山存在する東京にあって、有数の遺跡群を形成しているといっても過言ではないでしょう。
平成20年2月現在