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八王子中田遺跡

八王子中田遺跡 平成21年12月
八王子中田遺跡 平成21年4月
八王子中田遺跡 平成20年5月
八王子中田遺跡 平成20年3月

 本遺跡は都営八王子中野町団地内にあります。浅川の支流である川口川左岸の微高地上に立地し、今回は遺跡西端の6,400m2を発掘調査しました。中田遺跡はすでに昭和41・42年にも調査が行われ、古墳時代後期の集落跡を始め貴重な調査成果が報告されています。八王子市指定史跡に指定され、全国的にも有名な遺跡です。

古墳時代以降の遺構(空撮)
古墳時代以降の遺構(空撮)
縄文時代の遺構調査
縄文時代の遺構調査

トピックス
 調査は3月7日に終了し、現在は出土遺物などの整理作業を行っています。今回の調査地点は中田遺跡の西端にあたり、縄文時代の竪穴住居跡16軒、土坑20基、弥生時代の竪穴住居跡3軒、古墳時代の竪穴住居跡17軒、掘立柱建物跡2棟、土坑12基、中世の区画溝1条などの多種の遺構が調査されています。出土遺物はコンテナ約500箱、5万点以上にのぼることは確実です。それらの中には、土器や石器のほかに、縄文時代の土偶や石製ペンダント、古墳時代の鉄製の鎌や鋤先、土製紡錘車なども含まれていました。
 今回の調査では、古墳時代後期の集落の広がりとともに、縄文時代中期でも充実した内容の集落を調査することができました。これまでの古墳時代と古代の集落遺跡のみならず、縄文時代中期の集落も調査知見に加わり、八王子市指定史跡の面目躍如といったところです。
 集落のデータと出土品は、当時の生活環境や社会構造を解明するための貴重な資料となります。今後の整理作業でさらに詳細な分析を行い、遺跡の様相を明らかにしていきたいと思います。

平成20年3月現在