遺跡の特徴 本遺跡は新宿区市谷薬王寺町、市谷柳町に位置します。環状3号線(外苑東通り)の整備事業に伴う調査で、調査地は南北に長さ約400m、東西に幅7〜15mの範囲を持ちます。幕末には、同心屋敷、町屋、薬王寺、旗本屋敷等が所在していました。そのため調査区域により、見つかる遺構の状況が異なるのも特徴のひとつです。
トピックス 遺跡は江戸時代を主体とする遺跡で、発掘調査は平成20年8月18日から開始されました。 遺跡中央部では比較的浅い位置から遺構が見つかりますが、北側の調査区では地表下2mで遺構が見つかる場合もありました。この深い部分は江戸時代には町屋があった区域と考えられ、複数の整地面、写真のような土蔵と思われる建物基礎群や、井戸、排水施設、溝、胞衣皿埋納遺構、多くの土坑やピットなどが多量に見つかっています。 また、食器などの陶磁器類、胞衣皿、焼塩壺などの土器、石臼、砥石などの石製品、釘、かすがいなどの鉄製品や寛永通宝などの貨幣、箸などの木製品、人形や泥めんこなどの土製品等も数多く出土しています。
平成20年12月現在