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武蔵国分寺関連・武蔵台遺跡


武蔵台遺跡 平成22年3月
武蔵台遺跡 平成21年1月
武蔵台遺跡 平成20年9月
武蔵台遺跡 平成20年2月
武蔵台遺跡 平成20年1月

遺跡の特徴
 本遺跡は、府中市武蔵台二丁目に位置する、国分寺崖線(こくぶんじがいせん)に面して大きく広がる台地上の遺跡です。主に旧石器時代、縄文時代、平安時代の遺構、遺物が発見されています。周辺には旧石器時代の遺跡が多く発見されていて、本遺跡の石器もそうした一連の旧石器時代の貴重な資料の一つです。

立川ロームIV〜V層中の礫群
立川ロームIV〜V層中の礫群
角錐状石器
角錐状石器

トピックス

 整理作業も後半に差し掛かりました。そこで今回から数回にわたって、出土した旧石器時代の石器について、整理作業からどのようなことがわかったか紹介します。
 その第1回は角錐状石器です。本遺跡では、角錐状石器(写真右)が数多く出土しました。その角錐状石器は、約2〜2.5万年前にあたる立川ロームIV〜V層から出土します。約2〜2.5万年前は、以前にも紹介しました礫群(写真左)が沢山設けられた時期でもあります。長さ約3〜6cmの石槍の一種ですが、石器加工の仕方の粗くて縁辺がギザギザしているのが特徴的です。
 この角錐状石器は九州地方で多く出土し、西日本から関東まで広く分布しています。そのことから、この石器を作る伝統とともに旧石器時代人が九州などの西日本から関東地方までやってきた証拠であると考えられています。
 角錐状石器はよそから伝わった石器であるため、関東地方の遺跡では普通数点しか出土しません。しかし、本遺跡では約70点が出土し、関東最大級の出土点数と考えられます。ただ、他の石器も多いので角錐状石器だけが特別に多い訳ではありません。何度も繰り返して旧石器人が訪れて暮らしたので、たくさんが遺跡に残されたものと思われます。

平成21年1月現在