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3月末より発掘調査を開始しました。江戸時代を中心とした遺構が検出されています。
江戸時代の遺構調査は、表土や盛り土の除去と遺構確認を5月中旬まで行いました。遺構の調査は、表土剥ぎの際検出されたものを順次調査しております。
検出された遺構は、江戸時代の溝12条、道路跡1、土坑1基、柱穴多数が見つかりました。溝は、7条が、長さが3〜10mで、上幅が1m未満、深さ20〜30cm程度のものです。残りの5条は、20m以上で、上幅が1〜2m、深さ50cm〜1.5mのもので、建物や用地の区画をしたものと思われます。 道路跡は、硬化した面を持ち、硬化面の下からは、両側縁に浅い溝が伴いました。道幅は、半分が撹乱を受けており、南北方向にほぼ直線に造られているようです。
遺物は、縄文時代では土器片が6点ありました。江戸時代は陶磁器類があり、肥前磁器と瀬戸・美濃の陶器があり、碗や皿、鉢や徳利、灯明具、土器などと銭貨や煙管の雁首などが遺構の内外から多数出土しています。
江戸時代の遺構のほかに、昭和期の温室基礎の下や間から、明治時代に建設された温室の基礎(写真下)が(日本人の設計では2番目に古い)の基礎の一部が残っていました。新宿御苑を管理する環境省の管理事務所の方が、明治期の温室や大正時代に再建された温室の部分的な写真、建物関連の資料・記録類に残る形状とほぼ同じ状態であることがわかりました。
6月末現在、基礎の記録保存をして残してあります。
基礎部分は、布掘りをした中に土と砂利を敷き水平にし、上に砂質凝灰岩(房州石)の切石をおき、レンガを積んでいる状態です。レンガの積み方はイギリス積みでした。
平成21年6月現在
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