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O街区南西部から、頭部に鉄鍋を被せられたヒトが埋葬されたお墓が検出されました。
鉄鍋は、片口付きで釣手を持ち、底部には三つの足が付いています。鉄鍋の下からは、頭部の骨片と歯が検出されました。その他、土抗の縁辺部より木質部が付着した釘のようなものが検出されていますので、方形の棺に埋葬されていたものと考えられます。
鉄鍋を頭に被せるという特異な葬法は、中世末から近世にかけて主に東日本地方で行なわれました。今まで発掘調査などによって全国で100例ほどの事例が集積されています。しかし日野市内はおろか武蔵野地域では、今回の事例が初めてのようです。その性格は異常死ないしは盆期間の死などに結び付けられて伝承されていますが、鉄鍋に何らかの効力を期待しての行為であったことは確かです。その多くは村境などに見られることが多く、今後の探求が待たれます。
平成22年1月現在
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