基本を再チェック〜gcc〜 |
YAMAMORI Takenori ●yamamori |
hello.cのように,ちょっとした短いテストプログラムをコンパイルする際, gccで標準入力をコンパイルすることにより, いちいちファイルを作らずにコンパイルすることができます.
gccでは,入力ファイル名として「-」を指定すると, それは標準入力であると解釈されます. したがって,「-」をコンパイルすればよいのです. ただし,単に「-」を指定しただけでは, ファイル名の拡張子に「.c」がないため, gccは入力された言語の種類を判別できません. そこで,「-xc」というオプションを付けて, これがC言語のソースであることを明示してやります. すると,以下のようにちゃんとコンパイルできます.
$ gcc -xc - -o hello #include <stdio.h> ← ソースをキーボードから直接入力 main() ← 〃 { ← 〃 printf("Hello World !\n"); ← 〃 return 0; ← 〃 } ← 〃 ← [Ctrl]+[D]を入力 $ ./hello Hello World ! ← ちゃんと実行できる |