CD-ROM起動でハードディスクからファイルを救出

 
  YAMAMORI Takenori ●yamamori

■コラム■ 起動フロッピーディスクはなくてもよい!?

OSが起動しなくなった場合,緊急用の起動フロッピーディスクがあれば これを使って起動できる場合があります.また,OSのインストール時には, たいていインストーラによって起動フロッピーディスクの作成を勧められます.

このように重要に思われる起動フロッピーディスクですが,実際には インストールCD-ROMさえあれば,起動フロッピーディスクはなくても構いません. フロッピーディスクは,その作成も起動も遅く,また,書き込まれた内容が 長期間保存できるかどうかに不安があります.

起動フロッピーディスクを作って大事に保管しておくよりも, CD-ROMのインストーラを起動して,シェルの画面に切替えて, ハードディスクをマウントして修復する手順を覚えておいた方がいいでしょう.

起動フロッピーディスクが必要なのは,ブートローダをインストールしないで, 常にフロッピーディスクから起動するようなシステムの場合くらいだと思います.


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このページは、技術評論社 Software Design 2003年8月号、『システムが起動しない!非常時のデータ確保術』の原稿を元に、Web 用に再構成したものです。
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