Free Solaris 7 日本語版 |
YAMAMORI Takenori ●yamamori |
日本語版Solaris 7をインストール後,シェル上でなにげなく 以下のようにタイプして,そのエラーメッセージの日本語表示を見て 「気持ち悪い」と感じた方は少なくないのではないでしょうか.
$ asdf asdf: 見つかりません.
これを英語表示に戻す方法ですが,環境変数LANG=Cとしてしまっては すべてが(デフォルトで)英語環境になってしまいますので, LANG=ja (ja_JP.EUCも使えるようにしているならLANG=ja_JP.EUCでもOK) のまま,LC_MESSAGES=Cと設定します. しかし,LC_MESSAGES=Cとすると,今度はman コマンドでマニュアルを読む時, デフォルトで英語マニュアルの方が選ばれてしまいます.(これは 適当なwrapperスクリプトで対処することもできますが) また,個人的な設定などでいちいちLC_MESSAGES=Cにするのも 面倒であり,できればシステムのデフォルトで,エラーメッセージ等は もとの英語表示に戻したいと思います.
そこで,以下のようにLC_MESSAGESのディレクトリ名をリネームして, 対処しました.
# cd /usr/lib/locale/ja # mv LC_MESSAGES LC_MESSAGES-0 ← 適当な別名にリネーム
これで無事,以下のように落ち着きました.
$ asdf asdf: not found
(注: すでに起動中のシェルには反映されません. LC_MESSAGESのリネーム後に再度シェルを起動して下さい)
日本語localeについては,基本的にLC_CTYPE のみが重要かつ必要十分であり, その他のLC_MESSAGESなどはかえって迷惑と考えています. あと同様に,LC_TIMEの方も,リネームしてしまうと良いと思います.