SunOS 4.xでMOを使うには |
YAMAMORI Takenori ●yamamori |
現在,店頭で見かけるMOディスクの容量は, おもに230Mバイト,640Mバイト,1.3Gバイトの3種類だと思います. 128MバイトのMOはほとんど見かけなくなりました. ところがもうひとつ,640MバイトのMOの影に隠れて目立たない存在ですが, 540MバイトのMOというのがあるのをご存知でしょうか. この540MバイトのMOディスクは,640Mバイト以上の容量に対応しているMOドライブなら 使用可能です.
MOのセクタサイズは,540Mバイト以下の容量のメディアの場合は512バイト/セクタ, 640Mバイト以上のメディアでは2048バイト/セクタとなっています. そして,MOをハードディスクの置き換えとして,さらにMOから直接ブートして使うには, セクタサイズは512バイト/セクタである必要があります. このため,512バイト/セクタのMOのうち,最大サイズの540MバイトのMOは ハードディスク互換のMOとして貴重なのです.
筆者は,新しいOSをインストールする際,まず540MバイトのMOにインストールして テストしてみるということをよくやります.もっとも,最近のOSでは最小構成でも 540Mバイト以内に収めることが難しくなってきてはいますが, それでも,完全に独立したハードディスク替わりのMOにインストールして, 安全にテストを行なうことができるのは大変便利です.
というわけで,筆者としては540MバイトのMOの良さを見直し, もっと,640MバイトのMO並に普及してくれないか, あるいは、640Mバイトや1.3Gバイトのメディアでも,512バイト/セクタで使えるように MOドライブ側などで対応してくれないかなと願っています.
● 540MB MO メディア (通常仕様) |
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● 540MB MO メディア (オーバーライト対応) |