Linux CD-ROM ゲームシステム |
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YAMAMORI Takenori ●yamamori |
これでCD-Rを焼くが、まずはcdrecord に“-dummy”オプションを付けて 予行演習を行なう。予行演習の場合でも、ブランクのCD-Rメディアを ドライブに入れておく必要がある。
ここでは、物理的な書き込みは起こらず、書き込みテストが行なわれる。 この時、バッファーアンダーランなどのエラーが起きないことを確認する。
無事予行演習が終ったら、一度CD-Rメディアをドライブからejectして 再度入れ直す。これを忘れるとドライブによっては書き込みに失敗することがある。
そして、“-dummy”オプションを外してcdrecord を実行し、本当にCD-Rを焼く。
具体的な手順は以下のようになる。
---- …ブランクのCD-Rメディアをドライブに入れる… # cd /tmp # cdrecord -dummy -v dev=0,4,0 speed=6 -pad -dao CD.iso ← 予行演習 …確認… …CD-Rメディアを一度ejectして入れ直す… # cdrecord -v dev=0,4,0 speed=6 -pad -dao CD.iso ← 本番 ----
ここで、“speed=6”は、書き込み6倍速のドライブの場合のオプションだ。 手持ちのドライブによって適宜変更して欲しい。
また、“dev=0,4,0”は、前述の“cdrecord -scanbus”コマンドの 出力結果を用いて、SCSIデバイスを指定するオプションだ。
以上でLinux CD-ROMゲームシステムのCD-Rが焼けた。 心を落ち着けて焼き上がったばかりのCD-Rからマシンをブートしてみて欲しい。 無事、Linuxゲームが起動するはずだ。