●自然・アウトドア
 
 著者五十音順


 
井原 俊一 著
「日本の美林」(1997年7月初版)

 岩波新書 516   630円(税別)   ISBN4-00-430516-0
森と人との共生の可能性を探る

自然環境が人間の手によって大きく変えられてしまった現代、
環境保護と資源開発は相反するものとして受け取られがちだが、
また全ての森から人間の生活を断絶して生きることができないのも
現実である。森林環境研究所の研究員であり、森林文化協会月刊誌
『グリーン・パワー』の編集長でもある著者が、長年に渡り自らの足で歩き、
自らの目で確かめてきた日本各地に点在する人の手の加えられた森を
中心に、ある時は先人の知恵に学び、ある時は失敗例に反省の光を当てて、
森と人とが共生するための未来像を探る。     


 
上村 武 著
「木と日本人 木の系譜と生かし方(2001年5月初版)

 学芸出版社   2,000円(税別)   ISBN4-7615-2259-3

 詳細は 学芸出版社ホームページ

暮らしに身近な木々の横顔

1997年から3年間、(財)森林文化協会月刊誌「グリーン・パワー」で
連載されていた
「木の紳士録」が加筆増補され、タイトルも新たに
単行本としてお目見えしました。
建材や家具、日用品や工芸品。そして公園の木陰をつくる樹木たち。
長い歴史を経て日本人の暮らしの中に息づく木々35種の様々な
エピソードや樹木としての特徴、材の利用法などが樹種ごとにまとめられ、
写真やイラストも増えて、樹木に関心を持つ読者の興味を満たしてくれます
身近な木々についてより深く知ることで、樹木を愛する心、材を大切にする心、
そして森林を育てる心が高まればと思います。


 
杉村 光俊 写真・文
「四万十川のトンボことば」(1997年6月初版)

 六甲出版  1,200円(税別)   ISBN4-947600-84-5
本を開くと、トンボたちが爽やかな風を運んできます。

トンボ研究家であり写真家でもある著者が、
ユニークな「トンボことば」を添えて
四万十のトンボたちを紹介します。
トンボと一緒に水と緑、花と風の間を
飛び回ってみませんか。


 
西口 親雄 著
「ブナの森を楽しむ」(1996年4月初版)

 岩波新書 448   650円(税別)   ISBN4-00-430448-2
読んだ後は、この本を持って森へ出かけてみたくなります。

東北大学農学部付属演習林助教授として宮城県の鳴子で長年を過ごされ、
定年退官後の現在もなお意欲的にブナ林をはじめとする広葉樹林や
林産資源学について研究を続けられる著者が、
初心者にも分かりやすくブナ林の楽しさや大切さを多角的に解説。
図版も多く、口絵のカラー写真もきれいです。    


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