入力部配線の注意

入力端子やボリュームは,端子が小さいのでやりにくいと思います。入力端子の配線はシャーシに付ける前に余分な長さをもったコードを先にハンダ付けしてシャーシにネジどめしたほうがやりやすいです。

ボリュームの端子とシャーシが接触するとショートしますので,(ヒューズは飛びませんが音がでません)端子があたりそうな場所には念のために,シャーシにビニールテープを貼っておいてください。

入力端子とSTU-001,ボリュームの配線は図をご覧ください。



図の例1では,入力端子のマイナス側をボリュームに接続していますが,例2のように直接STU-001に接続してもかまいません。
なお,入力部の配線は,プラスとマイナスの線ができるだけくっつくように配線してください。捻るくらいの長さになるようでしたら,捻ってください。

シャーシの隅をドライバーの845へ行くヒーターの配線が通っていますので,入力部の配線を近づけないようにしてください。入力端子,ボリュームからSTU-001の配線は空中をうかすような感じで配線してかまいません。

例1のボリュームの3番端子やSTU-001の7番端子は二つのコードをハンダ付けしなくてはいけません。2本のコードの芯線を絡めてハンダ付けしても良いのですが,小さな端子ですとハンダ付けがしづらくなります。そこで下図のように1本の配線コードの被覆を途中で剥いで,芯線を捻りハンダメッキして折り曲げる,という方法もあります。



スピーカー端子とアウトプットトランスの配線

スピーカー端子のマイナス側(黒)へアウトプットトランスの0Vを,お使いのスピーカーと同じインピーダンスの値のものをプラス(赤)へハンダ付けしてください。
この配線は捻ってください。シャーシのどこを通しても,(グリッドにちかくても)大丈夫です。

その他トラブル予防

ハンダ付けの作業は掃除機を横に置いてハンダくずなどを掃除すながらすすめてください。
どうしてもハンダくずなどが配線とシャーシの間に入ったりしますので,配線を動かしたり,シャーシを叩いたりして,ショートの原因になるものを除去してください。

信号系アース母線へのハンダ付けが終わった段階で,STU-001の止めネジをはずして信号系アース母線をシャーシに触れないようにしてください。こうしておいて,アース母線とシャーシの間で導通があるかどうかテスターで計ってください。導通がなければOKネジ留めしてください。導通があれば,どこかでショートしています。

ハムバラやボリュームのハンダ付けが終わった後は,ショートしていないかよく確認してください。
ハムバラは,セメント抵抗のハムバラ側の線にテスターを当てて,反対側をシャーシにあてるとショートしているかどうか分かります。

コンセントの配線がおわったら,差し込み2本にテスターを当ててください。スイッチを入れても導通が無いはずです。
次にヒューズ5Aを入れてください。スイッチをONにすると導通があるはずです。
こうなれば,コンセントに差し込んでも大丈夫です。

Top Pageへもどる