3 回路図から,必要パーツと,その個数を調べる

回路図4-6を見ながら,801Aイコライザーアンプの必要部品をリストアップしてみましょう。



真空管なら,5691が1本,42が1本というように,また,500kΩ 3Wの抵抗は,真空管RCA-42の前に1本,RCA-801Aの前に2本,合計3本必要というように数えていきます。

こうして記入したものが下表です。

トランス
TKS-27 1
A-342 1
A-4734 1
PC-3004 1
A-4004 2
真空管
RCA - 5691 1
RCA - 42 1
RCA - 801A 2
RCA - 83 1
ソケット
US-8P 1
UZ-6P 1
UX-4P 3
抵抗
10kΩ 40W 1
1kΩ 20W 2
3.4kΩ 5W 1
500kΩ 3W 2
250kΩ 3W 1
50kΩ 3W 1
30kΩ 3W 1
10kΩ 3W 1
3kΩ 3W 1
オイルコンデンサー
10μF 1000V 3
0.33μF 1
0.047μF 1
0.033μF 1
電解コンデンサー
40μF 500V 2
100μF 100V 2
220μF 16V 1
その他パーツ
入力端子 1
出力端子 2
スイッチ 2
ボリューム(ハムバラ) 2
ヒューズ 3A 1
ヒューズボックス 1
コンセントプラグ 1
配線コード(1.25) 10m
アース線など 2m
シャーシ 奥澤01 1
三角板 4
ゴム足 4
ラグ板 数個
3ミリビス(長さ15ミリ) 40 本程度
3ミリワッシャ 40個程度
3ミリナット 40個程度
4ミリビス(長さ15ミリ)) 4本
4ミリワッシャ 4個
4ミリナット 4個

次に,50ドライブ50パワーアンプ回路図4-7のパーツを考えてみましょう。

回路図にはコンデンサーの耐圧が記載されていませんが,耐圧の求め方は次章で説明します。

必要パーツを記入したものが下表です。

コンデンサーなどは,トランスの端子を利用して取り付けられるので,ラグ板は不要としました。もちろん,ラグ板を使ってもかまいません。
このへんのところは実際配線をしてみないと,なかなかわからないところです。

トランス
TN-6 1
STU-5K 1
F-2004 1
PC-3004 1
A-4004 1
A-395 1
0.1H 3.5A 1
真空管
RCA - 50 2
RCA - 83 1
ソケット
UX-4P 3
抵抗
1.5kΩ 20W 2
500kΩ 3W 1
オイルコンデンサー
10μF 1000V 2
電解コンデンサー
22μF 500V 2
4700μF 25V 2
その他パーツ
整流用ダイオード 1
入力端子 1
出力端子 1組
スイッチ 2
ボリューム(ハムバラ用を含む) 3
ボリュームつまみ 1
ヒューズ 3A 1
ヒューズボックス 1
コンセントプラグ 1
配線コード(1.25) 10m
アース線など 2m
シャーシ 奥澤01 1
三角板 4
ゴム足 4
3ミリビス(長さ15ミリ)) 40 本程度
3ミリワッシャ 40個程度
3ミリナット 40個程度
3ミリビス(長さ30ミリ)) 1本
4ミリビス(長さ15ミリ) 4本
4ミリワッシャ 4個
4ミリナット 4個

購入時のチェック

購入したパーツは重い物から軽くて小さなものまでさまざまです。また,傷つきやすい物もあるので,十分注意して扱ってください。真空管はアンプの配線が終わらないと使用しませんので,大切に保管して置いてください。
真空管は購入した時,フィラメントが切れていないかテスターで確かめてみてください(後の章でテスターの使い方も説明します)。中をのぞいて,壊れていないかも,よく確かめてください。佐久間アンプで使用する真空管は大型の物が多いので輸送時に電極が壊れたりしているかもしれません。
また,真空管を保管するときは,箱を立てたままで(真空管が立った状態で)保管してください。
真空管,特に古いものは,いきなりアンプにささず,スライダック等でヒーター電圧を徐々に上げた後に使用すると,ノイズの発生などが抑えられます。

トランスは傷が付かないようにしておきます。
ハンダ付けの時は,アンプをひっくり返して作業しますので,トランスの頭が下になります。
トランスと一緒についているビニールの袋や紙で作った袋等をかぶせ,テープで巻くなどしておきます。

先にも述べましたが,TKSなどのトランスをの導通チェックをテスターでおこなってはいけません。新品のタムラトランスなら,内部断線の心配はありません。


次ページ 部品のレイアウト−1へ
Top Pageへもどる