リアラ仕上げとかインプレッサ仕上げとかも、本質的に、これと同じメリットと問題を抱えています。
ただ、指定ができる手焼きだと、直接、それなりに作画意図が伝えられますから、多少はましでしょう。結局、ネガフィルムで撮った写真っていうのは、撮影時点だけでなく、現像&焼き付けの時点でも変わってしまうわけで、そういう意味では、あなたとラボの共同作品って事になるんでしょうね。とんでもない露出の写真を、それなりにしてしまうなんて事を、こともなげにしてくれる点では、有り難いことなんでしょうが。これに、我慢できない人は、リバーサルフィルムに走るわけです。リバーサルフィルムでは、後からの補正ってほとんど出来ませんから、正しい操作で撮られてさえいれば、作画意図が100%反映されるわけです。特に、フィルムをビュワー使って鑑賞する場合は。ただ、リバーサルはプリントすると、手焼きと同じくらいかかりますし(というか、全数手焼きかもしれない?)フィルムとプリントで印象がかなり変わるので、がっかりしたりしますが。逆にいうと、フィルムで鑑賞ってのは、なかなか良いものだとも言えますね。
リバーサルフィルムは、ネガでサービスプリントにするより安上がりだし、絵の質感もずっと高くて、撮影技術が数段向上したような気になります。
これをやりだすと、はまりますね〜。あっというまに、フィルムの山になったりします。あと、マウントしてビュワーで見るって趣味もあるでしょう。立体写真にするってのも、いいですね。