1990年の8月号に発表されたアンプには、高域と低域に別々の出力管が使われました。
数台のアンプ製作から、高域と低域では、求めるものが違うと理解した結果、高域用にはEL-34のシングル、低域用には6550,または6GB8のプッシュプルが使われました。
このアンプは、佐久間アンプ愛好会でも数台作られ、その音色のすばらしさにより、2チャンネルアンプは2ウェイを鳴らす最良の手法だとメンバーは確信しました。
鳴らし方ですが、まず、低域だけを音だしして、そこへ高域を重ねていきます。
高域、低域を別々のユニットで鳴らしているのですが、マルチとはあきらかに別のまとまりのある音がします。
ぜひ、お試しください。