追分 分去れ

おいわけ わかされ

追分宿を出てすぐにある中仙道と北国街道の分岐点。左が中仙道、右が北国街道となる。
道祖神、 森羅亭万象の歌碑道標、道しるべ石、 常夜燈石地蔵坐像馬頭観音立像などがある。

(1997.4.19)


北国街道の道標。
「従是中山道 東二世安楽追分町 従是北国海道 干時延宝七己未(1679年)三月日」とある。
森羅亭万象(平賀源内)の歌碑。
「世の中はありのままにぞ霰ふる かしましとだに心とめねば」とある。寛政元(1789)年建立。

横には手水鉢のような形をした道しるべ石がある。
正面に「さらしなは右、みよしのハ左にて、月と花とを追分の宿」の有名な歌が彫られ、他の面には各所までの里程が記されている。
西面には「めうぎに七里、山道九里、はるなに十六里、一ノ宮十里、三河屋、高崎に十三里、江戸に三十八里、日光に四十四里」。 南面には「小田井に一里、御嶽山に三十三里半、津島に六十七里半、伊勢に九十二里十一町、京都に九十三里半、大坂に百七里半、金比羅に百五十里半」。 北面には「金沢に八十五里、新潟に六十六里、高田に三十四里、戸隠山に二十三里、善光寺十八里、小諸三里半」。

寛政元(1789)年建立の常夜燈と歌碑。常夜燈前に道しるべ石がある。
常夜燈台座には「是より左伊勢」とある。
石地蔵坐像。マリア地蔵とも呼ばれる。
常夜燈の右後ろに立つ古い観音像。
奥に立つ馬頭観音像。正面に「牛馬千匹飼」とある。安永6(1777)年建立。

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