Mapacom's Best Movie


1999年のロードショー映画ベスト5+14。
映画好きだけど最近はすっかりロードショーしか観なくなりました。でも映画にはうるさいので感想ついでにお勧めすることにします。
日本映画界をかなり地味に支えている私としては、映画は映画館で観ましょうと言いたいし。

 そろそろクリスマスから正月映画ってのが公開されるけど何が期待作だろう。




順位タイトルジャンルお勧め度
BESTガメラ3日本特撮怪獣映画必見
2位スターウォーズ エピソード1スペオペスターウォーズを知っている人なら是非
3位マトリックス未来SFCG映画SFか格闘好きなら
4位リング2現代ホラーかなりお勧め
5位ブレア・ウィッチ・プロジェクトノンフィクション風ホラー映画画面酔いしない人にお勧め
6位6センス霊感少年成長映画そこそこお勧め
7位スタートレック 反乱スタトレ映画スタトレファンならお勧め
8位死国日本的恐怖映画そこそこお勧め
9位ワイルドワイルドウエストスチームパンク黒人西部劇スチームパンクが好きならお勧め
10位黒い家殺人鬼ホラー映画サイコスプラッター好きならお勧め
11位ディープブルーサメパニック映画パニック物が好きならお勧め
12位バグズライフ虫けらCG映画子供にお勧め
13位ゴジラ2000ミレニアム平成ゴジラ映画ゴジラ観続けてる人になら
14位PAYBACKメルギブ悪党映画ハードボイルド好きにお勧め
15位ラッシュアワー刑事物アクション映画気楽に楽しめるかと
16位エネミーオブアメリカアメリカ国防省盗聴映画見た目より気軽に楽しめる
17位ホーンティングお化け屋敷映画ホラー好きにも勧められない
18位シン・レッド・ラインアメリカ製戦争映画薦めるのは控えよう
19位ロストインスペースSF家族ドラマ好きでないと勧められない
WORSTモスラ3日本特撮怪獣映画考え直した方が良いでしょう



ブレア・ウィッチ・プロジェクト

 ドキュメンタリー風ゴシックホラー映画。映画としてのアイデアが売りであり、結構成功している。怖さ的にはかなり上出来と言える。ただ、設定上ほとんど全ての画像が手持ちカメラのため、手ブレによる画面揺れが激しい。不安定画像による酔いに弱い人は酔い止めを準備する必要がある。
 3人の映画学校生がブレアの森に魔女伝説のドキュメンタリー映画を撮りに行って行方不明になり、1年後に見つかった遺留品のビデオテープや16ミリフィルムを編集した映画。と言う設定。実際のところタイトルとスタッフロールの他は、全てそう言った映像しか出て来ない。前半は森に出掛ける前の映像で、出発と街の人々の伝説に関するインタビュー。後は森の中。インタビューでも結構重要な事が話されているらしい。森の中では初めこそ元気だが、道に迷い、帰り道に入ってからは喧嘩も多い。夜が来る度に〜と言う部分は観てからのお楽しみか。
 この映画は、ホームページやテレビ、本等でその物語を更に詳しく紹介したりしていて、それが売りの一つとなっている。例えば、行方不明になった学生の親が雇った探偵の調査記録が本になっていたり、ホームページでは主人公の日記や伝説が紹介されていたり、テレビで番組が作られたりした(アメリカで)らしい。予め情報を仕入れないで映画を観るようにしたのだが、ホームページで調べてから行くのも良しと言う気がする。物語のリアリティがそう言う部分で高められていることもあり、本気にしてしまう人もいるようだ。パンフレットは袋綴になっていて、閉じてある部分を見なければ物語が本当にあった事として読めるようになっている。凝った作りである。
 来年には2が作られるようだが、どうするつもりなんだろう。



ゴジラ2000ミレニアム

 和製ゴジラ。良くも悪くも平成ゴジラ映画。盛り上がりに欠け印象が薄い。
 物語は従来のゴジラの続編と言うわけでないので、超能力少女とかゴジラの子供なんかは出て来ない。既に少女でもなければ子供でもなくなっていたが。そうは言ってもゴジラに何度も襲われた日本が舞台であり、ゴジラに対する意識の違う人間同士の衝突等も描かれる。(それが間違いだって気もするが。)
 ゴジラはまあ、あちこちに出て来て原子力発電所を襲ったりする。自衛隊が対抗する。そんなところへ深海から引き上げられたUFOが(ってこの設定なんとかならんのか)ゴジラを襲う。UFOは東京でビル屋上に陣取りコンピュータをハックして地球征服を目論見、肉体を求めてゴジラの生体情報を取ろうとする。ゴジラはUFOにやられた復讐に来る。と言うのが大まかなストーリイで、最後はUFOから作られた怪獣とゴジラの一騎討ち、なのだが…。結局ゴジラは強過ぎという結論か。映画自体は『こりゃ酷いや』って感じないけど『おお、恰好良い』と思わせる様な部分も無い。人に勧める気にならない映画だな。まあゴジラ系は割りとそうなんだけど。
 それにしても自衛隊の新兵器が貫通弾じゃなあ。攻撃するのに近づく必要ないと思うんだけど。自衛隊相手にゴジラは本気だしてないし。ゴジラ対自衛隊は一応前半の見せ場ってことになってるんだけどなあ。メーサー車出ないし。
 ゴジラ2001作ると言う予告があったけど、これにも期待出来ないんでしょうか。



黒い家

 殺人鬼ホラー映画。犯人は保険金のために家族を殺すのだが、実は精神的な部分で普通でないことが原因だったという話。割りとちゃんと作られているので、怖がるつもりで観れば十分怖がれる映画。以下ちょっとネタばれあり。


 物語としては子供の自殺から始まる。保険屋の主人公が気になって夫婦を調べたりすると色々分かって来ると言う感じに話が進む。最後は主人公と一騎討ちになるのだが、所詮大竹しのぶではどうにも強そうに見えない。結局負けてしまうし。一見強そうでなくて人を殺したりしなさそうなところがサイコパスっていうか怖いところなんだろうけど一騎討ちではその特徴が生かせない。実は強かったという描写もないし。
 おそらく一番の見せ場は恋人を攫われた主人公が黒い家に一人で忍び込む辺り。一応警察に連絡してから入るのだが怖がり震えながら暗い家の中をライターや懐中電灯で進むと拷問の後や死体が見つかる。かなり匂うと言う描写もあるし部屋の荒れ方も尋常ではない。元の夫を含め十数人殺しているのだが、子供が自殺した時に来た警察は気がつかなかったのだろうか。家自体が不気味に出てくるのはこのシーン位なのが惜しいのだが、割りと小さめの家なのでそんなに詳しく見せられないのかもしれない。ちなみに物語進行中に殺される人間は4人。少ないようだがそう言う感じは無かった。


ワイルドワイルドウエスト

 スチームパンク黒人西部劇。南北戦争直後っぽい時代の話で南軍の生き残りが敵となる。主人公はやたらと銃を撃つと言う設定なのだが、そういうシーンは少ない。特に後半以降は身に着けてもなさそうで格闘がメインだったりする。変装と発明好きの相棒と、かたわで科学者を集めるボス敵のお蔭でスチームパンクになっている。『アメリカは障害者の国になるのだ』とかイカすセリフもある。
派手な機械が動いたりするわりには戦いが地味な格闘で、全然西部劇でないのでガンアクションには期待しては行けない。予告では主人公のウエストが歌ったり踊ったりしそうな感じだが、そんなこともない。確かに人が死ぬシーンなんかはあるのだが別に悲惨さもない。
 悪の科学者の部下が美人女性で無表情に複雑で無骨な機械を操作して人を殺したりするのはなかなか恰好良い。パターンだが日本で言う所のメカと美少女に通じるものがあるな。


6センス

 霊感少年成長映画。始めに落ちをばらすなと言うメッセージがある。ポスターや広告にもそう書いてあるのでばらさないが、そんなに大した秘密ではない。なんとなく観ていて分かる人には分かると思う。まるで短編小説の様なオチである。
 泣ける話と言うわけでも無かった。霊感の強い子供とその回りに出てくる幽霊の話である。幽霊は大抵死んだ時の状態で出てくる。しかも突然来るのでその辺は割りと怖い感じがする。それにしても生まれつき霊感が強くて死んだ人が見える人は、そのことを怖がるのだろうか?当たり前の事として受け取ると回りから変な子ども呼ばわりされるかも知れないが、別に怖がったりしないような気がする。死者に対する根本的な恐怖ってのがあるとしても。映画の始めに昔、そう言う症状だった人が出て来て子供用カウンセラーの主人公に治療できてないと怒り自殺するのだが、死者がどうなるか分かって自殺するのもよく分からない行動ではある。
 映画としてはつまらない訳ではなく、ほほうって感じで観られる。しかし感動するような大作ではないのでそう言った期待をするべきではない。


ディープブルー

 海洋人食い鮫パニック映画。CGのサメシーンは控えめだが、その分アラが目立たず良い結果になっている。
 サメの脳からアルツハイマー病の特効薬を作る事の出来るタンパク質を取り出すため、脳を大きくしたら頭が良くなって人を襲ってきたと、そんな話。海にある研究所は元潜水艦補給基地で、回りが柵に囲われている生け簀状態。親鮫一匹と子鮫二匹が襲って来る。施設の崩壊(台風+ヘリの墜落が原因か)で地下(と言うか海中階)に閉じ込められ浸水して来ることと、浸水部分には鮫(子)が入り込んで来ることから人間が逃げ回るのが大筋。鮫は結構強いのだが、やられる時にはあっさりやられるので、パニック怪獣ものにありがちな無敵で弱点が無くてどうしようもないってことにはならない。この辺が所詮サメって感じである。確かに海中では圧倒的に強く、人間などいきなり食いちぎったりするのだが。
 少しネタばらしだが、パニック映画らしくない意外さも良かった。雪崩によるパニック経験者の社長とか、ペットのオウム、果てはヒロインの女博士まで一見生き残りそうな人達があっさり食われたりする。小生意気なヒロインがサメを誘き寄せるためのエサになるのだがそのまま食われる辺りの痛快さはクライマックスっぽい。
 サメを外に出さないための柵が作中に海上2メートルから5メートルに上げるのだが、飛び越えることは出来ないのだろうか?まあ、何トンもある巨体が飛ぶのはちと非現実的ではあるが、イルカはあれで10メートルくらい楽勝だしマッコウクジラも飛んだりするし、1秒15メートルも海中を進めるなら飛べそうなんだがなあ。
 そう言えばこの映画で女博士は実験データをZIPに入れ、命懸けで取りに行ったりするんだが、ZIPって海水に漬いても平気なんだな。サメに食われるとダメみたいだけど。


ホーンティング

 幽霊屋敷ホラー映画。のはずだがストーリーも演出もホラーでないので怖い部分は無かった様な気がする。
 舞台はアメリカの田舎でとんでもなく巨大で古い屋敷。1,830年代の建物で建て増しを繰り返して大きくなったと言う設定。城の様な大きさである。しかしそれを生かした部分は、高さが10メートルもある様な大きな扉程度である。
 登場人物が少なく、屋敷に留まるのは4人だけ。次々に人が死ぬと言う事も無いので追い込まれる危機感も無い。基本的に襲われるのは主人公の女性一人なのだが、初めのうちはともかく味方側の幽霊のすることは全然怖くないし、敵側の脅かし方もヌルいので怖くないのだ。
 結局、怖がる要素が無さ過ぎてホラーになりきれないホラーだった。良さとしては画面がまあまあキレイなところと音響(デジタルドルビー)かな。劇場で観ないと音響なんて関係ないけど。



マトリックス

 キアヌ・リーブス主演のSF格闘映画。
 舞台は1999年頃のバーチャル世界(マトリックスと呼ばれる)に人が皆つながっている、それより100年位先の未来。人間は発電機としてサイバースペース用のコネクタの付いた体で寝ているがその意識はないので誰もが1999年に生きていると思わされている世界。割りとややこしい。現実の世界ではホバークラフトに乗ったテロリスト集団として、模擬世界上でもやっぱりテロリストとして主人公達はうろうろしている。
 サイバースペース内は20世紀末世界を忠実に再現しているのが何しろ現実ではないので何でもありになってしまう。だが実際に何でも出来るかどうかは別となっていて、本人が出来ると思わないとダメだと言う事になる。例えば何十mも先のビルに飛び移ることが無理だと自分が思っているうちは飛び移れないが、可能だと思えば飛び移れると言う訳だ。ちなみにサイバースペース内での技能はそのデータをダウンロードすることによって得られる。ヘリの操縦をしたいならそのデータを入れるとか、格闘技を色々と入れればそれらの型や技が使える様になるわけだ。プラグインみたいなものか。便利で良いなあと思う。
 そんな世界で主人公がどんどん強くなっていく訳だけど、何が出来る様になっても所詮サイバースペース上ではなーって気がしますわ。映画としては格闘シーンの豪華さが現実離れしていて良いんですけどね。  見どころはやはり弾避けかな。恰好良いし。この辺が強くなった過程が分かって良い感じです。最後は弾を避ける必要もなくなってしまったりするわけですが、そうなると強いと言うのとは別概念って感じですし。



スターウォーズ エピソード1 ファントム・メナス

 既に知らない人のいないスターウォーズの最新作で前作のシリーズの数十年前の話。まあ前3作品を観ておく(最低でも一作目)必要があるが、やはりかなり良い出来のスペオペ映画であることは確かなのでお勧め度は高い。所詮スペオペなんだから脚本がどうとか物語がどうとか言うのはナンセンスな気がする。御都合主義なのもしょうがない訳だし。娯楽作品として楽しむのが吉でしょう。
後のダースベーダーであるアナキン・スカイウォーカーが子供の時にジェダイの騎士に会うのが物語の主旨と思われる。個人的にはルーク・スカイウォーカーがいないのが嬉しい。世間知らずの田舎者で生意気な上に才能も今一つで駄々っ子のルークに比べるとアナキンは素晴らしいと言える。素直で無欲で親孝行で才能(資質)はヨーダ以上、小さい子供は鬱陶しくなりがちだがそうならない。親子とは思えないほどだ。
 物語の主人公はジェダイの騎士であるクワイ・ガン・ジン(師匠)とオビワン・ケノービ(弟子)であり、最終的にはアナキンは騎士になったオビワンの弟子になる。前作を観ている時にはオビワンとアナキンは同期でヨーダの弟子かと思っていたからどうも違和感があったが物語的には気にならない。オビワンは弟子にやられた訳だな。剣術もエピソード1から4になって衰えてるし、仕方ないかも。それにしても今回もヨーダの格闘シーンは無かったな。ヨーダの使うライトセイバーとか観てみたかったのだが。



エネミーオブアメリカ

 アメリカ国防省(NAS)ネタの盗聴映画。結局の所、一議員の保身行為からの暴走なので国の敵になるわけではないのだが、その徹底ぶりはなかなか良かった。靴や服の中に発振器があるのは当然として愛用の万年筆やプレゼントされた腕時計まですり替えられて気がつくと何個も付けているとか、部屋には隠しカメラがあり公衆電話で話をするとその内容がすべてチェックされててばれてしまうとか。とにかく役人っぽいと言うか大げさで衛星とか発振器とか遠慮なくじゃんじゃん使い込むところは気持ち良い。主人公が少々抜けている気がするが、脚本はすっきりまとまってて序盤に引かれた伏線が生かされる辺りは小気味良さが感じられるか。かなり御都合主義的な展開もあり、重そうなテーマの割りには軽い雰囲気になっていてそこそこ楽しめる。まあテレビで観れば良いかなと言う気もするけど。


シン・レッド・ライン

 アメリカ製戦争映画。第二次大戦のガダルカナル島210高地奪取の戦闘がメインになっているので米軍対日本軍と言う形です。
 かなり『かったるい』映画です。評価が高くとも人に薦めるのは誰でも躊躇うことでしょう。そんな訳で私も人に薦めません。戦争反対もの、兵器や軍隊、英雄伝、友情や助け合い、謎解きやどんでん返し、キャラクターの格好良さ、ハッピーエンドとこの辺りには全く期待できない映画。ではどこが良いのか。個人的的に良かったと思ったのは戦闘シーンのリアルさ。銃を抱えて草むらを進む緊張感がいい感じだった。周りに味方は何人もいるが敵もどこにいるか分からない上に機銃でも狙われじっとしてもいられない。すぐ脇を流れ弾が掠めるし死体はゴロゴロしてるし撃たれて苦しむ味方もいるしと戦場の何時死んでもおかしくない状況がかなりリアルに伝わった気がする。ろくなストーリーも無くそういう雰囲気が伝わるのは凄いんだろう。
 登場人物の見分けが出来ませんでした。誰が主人公か良く分からなくて。扱いも別に特別じゃないし。同じ服装で(当たり前だが)ぼろぼろに汚れてたりするから。この辺ちゃんと見てないとだめなのかなあ。


バグズライフ

 ディズニーのフルCG映画。トイストーリーと同感覚で安心して観られる子ども向けアニメーションと言った感じです。かなり御都合主義的に話は進むんですがキャラクターに特徴があり、善悪もはっきりしていて、迫力ある画像もいくつかあるので見応えがあると言えます。
 今回は全く人間は出てきません。実写になるにしろCGになるにしろ出ない方が世界観的に良い気がします。
 キャラクター商品は非常に多く出ていたんですが、個人的に気に入ったキャラクターは野鳥の雛鳥です。まさにヒヨコって感じでデフォルメされてて可愛さ炸裂してました。親鳥共々虫に取っては脅威なんですけど。
スタッフロール中のNGシーンではハリウッド映画っぽさが出てます。悪ふざけし過ぎな気もしないではないですが。


ガメラ3 邪神(イリス)降臨

 平成ガメラ三部作完結編。気合入ってます。かなり面白いです。
怪獣、SF、特撮、現代兵器、自衛隊、京都駅、渋谷、前田愛、CG、空中戦、パニック、災害物、地球環境、等で興味のある言葉が一つでもあった場合には観るべきです。
 戦闘シーンや街が壊れるシーン等は尋常でない格好良さで怪獣映画の本領発揮です。
私はガメラと言えば回転ジェットなので、これが多く出てきたのも嬉しかったところ。一作目で両手足を格納後に4本のジェットでのホバリングから回転に移る描写がありましたが涙が止まりませんでした。今回は渋谷への着地のシーン等ジェットの切替えが数多くあり、『ああ、ガメラはジェットで空中で』とか考えて感動してました。
 今回は新怪獣と一作目の敵役であるギャオス(複数)の両方をガメラは相手にしてます。ストーリーはギャオスが世界各地に出没するようになった頃に、親をガメラに殺された前田愛が怪獣を育てて復讐しようとするって感じかと。怪獣被害者を出すってのはいささか反則気味な気もします。でも渋谷崩壊後の現地の様子や報道のされ方にはかなりリアルさを感じられ、良い感じです。(金曜夜の渋谷が崩壊して死傷者二万人ってのは多いんだろうか?)
 敵対する怪獣を前田愛が育てる様な前半部分は冗長になりがちなんですが、ギャオス対ガメラの戦闘シーンが入って来たりすると言った作りでストーリー展開にも隙がなく興奮状態が保たれます。こうした練り込まれた後の感じられる脚本と言うのはテンポや分かりやすさが段違いに良くて観ていて気持ち良いです。

 やはり怪獣ものは音響バッチリな映画館での鑑賞が良いですな。迫力や入れ込み具合が違う事でしょう。



リング2

 去年上映されたリング・らせんのうち、リングの続編でオリジナルストーリー。時間的にはリングの直後から始まってます。
 感想を書こうと思い出すと怖いので、しばらく待ってからにします。



死国

 リング2と同時上映の日本的ホラー。結構怖い映画です。どんな怖さかと言うと、日本的な古典的な怖さです。山深い農村の旧家とか、いかにも古くていわくあり気なお地蔵さんとか、襖一面の御札とか、主人公の回りに垣間見える幽霊とか。日本人なら怖がるに決まってんじゃんて感じで結構卑怯な所を攻めてくる気がしました。
 あえて特撮したりしないで演出や効果で見せているのも好感が持てます。子供がボールを追いかけている時、お祖父さんの前を通り過ぎてからふと振り返るとそこには誰もいないとか、カメラが回り込むとそこにいた、とか。まるで自主映画みたいな気もしたけど。前半はそんな感じの怖さがびしばしです。後半はストーリー的な盛り上がりで色々と謎が判明したり正体がばれたりして来るんで別の雰囲気になってしまうんですが。ちょっと惜しかったかも知れません。
 四国や八十八箇所巡りが舞台になってるんですけど、その辺はどうなんでしょう。昔の金田一角川映画みたくロケ地の風景も売りの一つって程出て来なかった気がしますが。四国の人はこれで満足なのかな。



ロストインスペース

 宇宙船のデザインや小物等のSF的な部分はなかなか格好良かったです。ですがキャラクター設定に不満が残ってしまいました。
 Dr.スミスは原作通り(?)悪役になっているのですが、設定自体がすでに悪。敵対する組織のスパイでいきなり一家を皆殺しにしようとしたりしてます(しかもすぐばれるのでその後は監禁されている)。元のテレビドラマの様に医者として同行してるが性格に難があっていつも問題を起こす、って方が良かったと思います。観ていてイライラする程の人間的弱さが無いとドクターっぽくないかなあと。
 そうすると物語的に映画としての盛り上がりに欠けてしまうかも知れませんが、元々そうした話なのではないかと思います。始まる前と終わった時で全然環境が変わってない、まさに連続物の一話としての作り方にして欲しかった訳です。今一つの人気になってしまうかも知れませんが。
 それにしてもロボットの名前がフレンディってのはひねり無さ過ぎではないんでしょうかね。


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