おぬしも悪よのう |
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登場人物は右から
三人の関係については不明ですが、古アジア大陸日本島から大量に発掘された史料(例:ムィトクォームォン)の解析結果から、商業資本の実力者と官僚組織の主席権力者及び接客専門技能者と推察されます。
硬直的管理機構を利用した公的資金の不正収奪を業とする者たちでありますが、史料の中に彼等の会話を記録した映像が多数残されております。細部は異なりますが、言いまわしや会話の運びに顕著すぎる同一性が見られます。
「もう、これで堀部様の天下でございますなあ。これからは" ご家老さま" とお呼びしなければいけませんな」
「それも、お主が都合してくれた石見銀山ねずみとりのおかげよ」
「殿のお毒見役とご典医にはだいぶ金をつかわされました」
「これからいくらでも儲けられるではないか。それよりその者たちの始末は大丈夫だろうな?」
「抜かりはございません。人間一寸先は闇でございますから、闇夜の一人歩きなどはあぶのうございます」
「備前屋、おまえもワルよのぉ」
「ご家老様こそ」
「ファッハッハッハッハッハハハハハ・・・・」
「ヒィッヒッヒッヒッヒッヒヒヒヒヒ・・・・」
「フフ、これ、備前屋、声が高いぞ」
「ご心配めさるな、聞いておるのは天井ウラのねずみぐらいでございます」
・・・・最後の「天井ウラうんぬん」というセリフがある場合、続いて部屋と建築物上面との間の空間にいる黒い衣装の人物の映像が続くことが多く、78%の高率であります。
さらにその人物は「カザグルマ」という玩具を持っていることが多く、実用品とは思えないのでなんらかの宗教的祭儀用品ではないかと思われます。
他に「ご隠居」という呼名の人物がしばしば登場し、この人物についても、あきらかでないことが多岐に渡るので、今後の発掘・研究が待たれるところであります。
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前作同様「オヤG-Taste」参加作品の縮小版。「オヤG-Taste」はなんとコミケで完売したそうな。ありがたいことです。