千葉邦楽合奏団は日本の文化の基盤に立ち、これを継承し、益々発展させることを目的に結成いたしました。
平成9年9月、ドルチェホールの完成に伴い、尺八6名、箏3名で発足いたしましたが、新聞報道(朝日・毎日・読売・千葉日報・その他)のお陰で現在は35名の団員が、意欲的に新曲に挑戦し、熱気溢れる雰囲気の中、ドルチェホールで練習を行っております。
邦楽は今、停滞気味です。今を反映した曲こそがその時代の要求ではないでしょうか。時代を反映した作品を常に残していくことが、邦楽界の発展に繋がるものと確信してしております。
幸い私には作曲家の友人がたくさんおります(私の家内も作曲家<石井由希子>)。千葉邦楽合奏団の活動も好意的に捉えてくれています。
合奏団では、団のオリジナル曲や、アレンジ物の作品を数多く創っていきたいと思っております。我々の力で出来上がった作品が、全国で演奏される日を待望しつつ……。
又、邦楽界の将来を思うとき、子供達に邦楽に興味を持ってもらう事も不可欠の要素です。
数年前、ニューヨークフィルと共演した際、一日は子供対象のコンサートでした。開演前にホールのロビー等で楽器ごとに分れて演奏したり、子供達の質問に答えたり等、子供達に楽器に又オーケストラに興味を持ってもらうよう、様々な催しを行っていました。
千葉邦楽合奏団もこれに習ってドルチェホールを有効に利用し、子供向けの曲作り等も精力的に行い、子供の為のコンサートや、子供達が興味を示すような様々な催し物を企画して行きたいと思っております。
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