川口氏によれば、「接着材は一週間位で乾燥。エージングは一年経てば完全でしょう、 ゴムエッジ、ダンパーはウレタンよりも切れ込みが良く、全体に力強 く、輪郭の拡がりが良く、従来のローサーとは、よい意味で、少し 違った鳴り方をするでしょう。」とのこと。



PM3

 PM6が首尾良く鳴ったので、続いてPM3を取付ける。
 PM3 はPM6に比べ能率も違うし、全然別物の鳴り方をする。
 300Bの 音出しではPM6の時定数では高域がヌケ出て、低域があまり出な い。もとより出ないタィプかも知れない。

 別個の単管300BをPM3用にRg/33kΩ/100μと 時定数を取り換え様子をみる。
 少し低域の量感が薄く、高域寄りのバ ランスでエージングに向かう。

 川口氏助言

 PM3フェライトに付いているイコライザーは高域を放射状に拡散 するので先細りタイプのイコライザーと比べ高域が“うるさく”感じ られるようです。
 元々TPlではフロントホーンが付くため、その ホーンロードの兼合で魅力のある中高域にバランスされるのかも知れ ません。
 PM3単体便用の場合ナス型イコライザーを先細りタイプ (キュウリ型かペンシル型か分からないが)に取りかえて使ってみる のも一興かと思いますが。
 じゃじゃ馬が淑女に変わるらしい。

 一カ月エージング経連結呆はPM3の鳴り方は高域楽器に強く、艶 のある鮮やかな輝き。
 チェンパロ、バイオリン、ピアノ古楽アンサン ブルなどチェロ音階まではPM6とは別の魅カで、低域がドーンと鳴 り響くタイプではないと納得。

4/6