Research
2001年ベスト恋愛ゲーム投票─(2)総合
恋愛ゲーム学補講 第26講
2002/06/17初版、2002/06/23最終更新
続いて総合ランキング。1位3point、2位2point、3位1point、という計算方法はどちらかと言うと「大作」に有利だと思われるが、今回はそこまでの「大作」はなかった。さてどうなっただろうか。
※ご意見は原則、そのまま掲載させて頂きますが、ゲーム名や全角・半角の表記ゆれの統一、誤字脱字の訂正が入っている場合があります。
1.ベストゲーム
問、コンシューマ・PCを通じて2001年(1月〜12月)に発売された恋愛系ゲームで良かったゲームを順に3つまで選んで下さい。1位3point、2位2point、3位1pointとして計算します。なお、1位は必ず選択する必要がありますが、2位以下は該当するものがなければ必ずしも選択する必要はありません。
有効投票数: 262(ポイント数: 1572/うち回答なしポイント: 116)
- | ゲーム名 | graph | point | ||
---|---|---|---|---|---|
1 | 君が望む永遠(PC) | 210 | |||
2 | AIR(DC/PC全年齢版) | 119 | |||
3 | 家族計画(PC) | 103 | |||
4 | みずいろ(PC) | 77 | |||
5 | 大悪司(PC) | 67 | |||
6 | 水夏〜suika〜(PC) | 59 | |||
7 | シスター・プリンセス(PS) | 58 | |||
8 | Memories Off 2nd(PS/DC) | 49 | |||
9 | 秋桜の空に(PC) | 45 | |||
10 | Piaキャロットへようこそ!!3(PC) | 41 | |||
11 | サクラ大戦3〜巴里は燃えているか〜(DC) | 38 | |||
11 | 月陽炎(PC) | 38 | |||
13 | 恋愛CHU!〜彼女の秘密はオトコのコ〜(PC) | 29 | |||
14 | グリーン・グリーン(PC) | 28 | |||
15 | 銀色完全版(PC) | 26 | |||
15 | はじめてのおるすばん(PC) | 26 | |||
17 | Canvas〜セピア色のモチーフ〜(DC) | 23 | |||
18 | あしたの雪之丞(PC) | 21 | |||
19 | こみっくパーティ(DC) | 20 | |||
19 | flutter of birds〜鳥達の羽ばたき〜(PC) | 20 | |||
21 | 夜が来る!(PC) | 19 | |||
22 | 風雨来記(PS) | 16 | |||
23 | おかえりっ!〜夕凪色の恋物語〜(PS/PC) | 16 | |||
23 | 21-Two One-(DC) | 16 | |||
25 | とらいあんぐるハート3リリカルおもちゃ箱(PC) | 14 | |||
26 | Missing Blue(PS2) | 12 | |||
26 | 未来にキスを(PC) | 12 | |||
28 | ねがぽじ〜お兄ちゃんと呼ばないでっ!!〜(PC) | 11 | |||
28 | PHANTOM OF INFERNO(DVD-PG) | 11 | |||
28 | Memories Off(PC) | 11 | |||
31 | Close to〜祈りの丘〜(DC) | 9 | |||
31 | 同窓会Again(PC) | 9 | |||
31 | HAPPY★LESSON(DC) | 9 | |||
34 | カナリア〜この想いを歌に乗せて〜(DC) | 8 | |||
34 | てんたま(PS) | 8 | |||
34 | ときめきメモリアル3〜約束のあの場所で〜(PS2) | 8 | |||
37 | THE 恋愛シミュレーション2〜ふれあい〜(PS) | 8 | |||
38 | あにめショップへいこう!(PC) | 7 | |||
38 | Wing&Wind(PC) | 7 | |||
40 | Infantaria(PC) | 6 | |||
40 | Crescendo 永遠だと思っていたあの頃(PC) | 6 | |||
40 | センチメンタル・グラフティ(PC) | 6 | |||
40 | Twins2-恋愛未満-(PC) | 6 | |||
44 | 明日もきっと晴れ♪(PC) | 5 | |||
44 | 雨やどり(PC) | 5 | |||
44 | AliveRenewal(PC) | 5 | |||
44 | トゥルーラブストーリー3(PS2) | 5 | |||
44 | Never7〜the end of infinity〜(PC) | 5 | |||
49 | IZUMO(PC) | 4 | |||
49 | Only You リ・クルス(PC) | 4 | |||
49 | てんたま 1st Sunny Side(DC) | 4 | |||
49 | BITTERSWEET FOOLS(PC) | 4 | |||
49 | プリズムハート(DC) | 4 | |||
49 | Baby,BE-Bedside Emotion-(PC) | 4 | |||
49 | ゆうれいは同居人!?(PC) | 4 | |||
49 | 夢のつばさ〜Fate of Heart〜(DC) | 4 |
蓋を開けてみれば部門別投票で終始強さを誇った「君が望む永遠(PC)」が予想通りと言うべきか、余裕の1位。1年前の1位が翌年に登場する2位「AIR(DC/PC全年齢版)」も恒例。部門別投票の合計だけでは5位(部門別投票の合計としては、3位「大悪司(PC)」、4位「Memories Off 2nd(PS/DC)」)だが、シナリオの優位性が強く印象に残らせているのか「家族計画(PC)」が3位を獲得した。完全新作ということでは、「君が望む永遠(PC)」と「家族計画(PC)」の1年だったと言えるだろうか。
ただ1999年、2000年、2001年とだんだんに頭が押しつぶされ、裾野が広がる分布、言い換えればユーザのベストゲームが分散する形になってきており、いわゆる嗜好の多様化というやつがこんなところに表れている。その中では上位を眺めていると、「鬱」「泣き」方向と、「萌え」方向の大体2つの方向性が見えてくるランキングである。ただいずれの場合も、キャラクタを(シナリオ、設定、グラフィック、音声、演出込みで)いかに魅力的にできるかは重要で、中でも「みずいろ(PC)」「シスター・プリンセス(PS)」「秋桜の空に(PC)」はキャラクタで得しているゲーム。(キャラクタが成功しているとは言いがたいにも関わらず上位にいる)「AIR」は例外だろう。
以下皆さんから頂いたコメント。2000年までと違い、コメントの文脈や一貫性を保つため、ゲームごとにばらさずにそのまま掲載しているので、複数のゲームについてのコメントが含まれることがあるが、その場合は、1位など最適なゲームに分類した。
1位「君が望む永遠(PC)」他
- 「君が望む永遠」を選んだ理由は、素直に「恋愛っぽさを感じる事が出来たから」です。この場合の恋愛っぽさというのは、もちろん萌えるか否かじゃなくて、実際の恋愛に通じるものを、ゲームをやっている間も感じられた、という事です。
やっぱり甘いも辛いも含めての恋愛の楽しさなわけで、このゲームやってる間は、パソコンの前にいても恋愛気分を満喫できました。主人公のダメさ加減には流石に辟易しましたが、それでも三角関係で優柔不断になった時の気持ちに類似したものをしっかり感じましたし、メインヒロイン達の行動も、ドロドロしているがゆえに、逆にかわいくてかわいくて仕方なかったです。或る程度の恋愛経験の無い人には勧められないけど、修羅場の悲惨さとか知っている人なら絶対やれっ!って思います。 - あまりやってないからということもあるけど…。君望は今までやったゲームの中で一番残ったし、プレイ後数日普通の生活が送れませんでした(ぇ。あとその他で「螺旋回廊2」をあげます。もうひたすら怖かったです。なんか現実にもありそうでちびりました。
- 作中の演出や、音楽等、2001年No1に相応しいかと思います。
- 「君が望む永遠」に感動しました。今年一番のゲームだと思います。
- 今までで1番!!最高!!これやったら悲しくて楽しくて愛しくて萌えてもう全ての感情が湧き出てくる。これをやるために生まれてきたんだ、おれはと思わせるぐらいの大作!やってない人は、とても同情します……。
- シナリオの良い作品が例年に比べ多かった気がします。そのぶん鬱ゲーというジャンルも出来てしまいましたが。(苦笑)ベスト恋愛ゲームキャラはすずねぇですw(1位「君が望む永遠(PC)」/2位「家族計画(PC)」/3位「秋桜の空に(PC)」)
- 1年で6本しかやってないので…。その中で、特にこの2つは強く記憶に残りました。って言うか、強すぎます。(笑)(1位「君が望む永遠(PC)」/2位「flutter of birds〜鳥達の羽ばたき〜(PC)」)
- 一、二位は微差です。方向性は大きく違うけど、現時点の水準を示すものとして。それと演出はNitro+の「ヴェドゴニア」を。恋愛ゲームじゃない?ごもっとも ;^_^)「家族計画」は、やっぱり声がないのが減点。できあがっている部分にはそれなりに手をかけてはいるんですが、2001年年末の作としては作りが安っぽい。(1位「君が望む永遠(PC)」/2位「月陽炎(PC)」/3位「家族計画(PC)」)
- 「君が望む永遠」奇跡も起きないし、誰も死なないのに、泣かずにいられない究極のストーリー。「おかえり」姫神澪が美しく、けなげでたとえようもない。あまり評価されていないのが不思議。
2位「AIR(DC/PC全年齢版)」
- あのシナリオはとても良かった。でも、自分的には「カノン」のほうが…。
- みすずちん萌え。鍵っ子。
- 中身がこゆい。独特。某ジュースなみに。
3位「家族計画(PC)」他
- どれも泣けた。「家族計画」はイベントシーンだけでなく、普段の生活場面での会話などで楽しめるデキだった。「君望」は扱ってるテーマのせいか、後半はシナリオが重く、鬱。それでも「秋桜」よりは上。心揺さぶられまくった。「月姫」がリストにあれば上位に入ったろう。
- やはり泣きゲーがまだまだ強いなあと(君望まだやってないのではいってませんが)。(1位「家族計画(PC)」/2位「みずいろ(PC)」/3位「水夏〜suika〜(PC)」)
- 1位の「家族計画」は、「星空☆ぷらねっと」に続いての山田一さんのシナリオのすごさによるものです。テーマ性があると同時に恋愛もしっかりと描かれているシナリオには相変わらず脱帽するばかりです。
2位の「AIR」については、恋愛ADVの枠すれすれにあえて挑戦した麻枝さんの勇気と作品中で描かれた幸せ観への共感から選びました。
3位の「ちぇりお!」は相変わらず質の高い曲ととても普通の恋愛が描かれたことと新生Tacticsへの少しだけの贔屓から選びました。 - 「家族計画」
家族というテーマを語る上で「非血縁による家族関係」の選択は適切だったと感じた。今年発売したゲームの中で一番シナリオがよかった思う。テーマ性を持った上で十分に笑えるイベントも用意されていたのが良かった。他人に薦めたいゲームの1つです。
Keyの新作も「家族」がテーマのようですが、個人的評価は「家族計画」の方が高くなりそうな雰囲気がしてます。
「大悪司」
かなり遊ばせてもらいました。よく雑誌で騒がれる「ゲーム性」について言えば、今までプレイした中で一番「ゲーム性のあるエロゲー」でした。ノリがよく、Hシーンもゲームの一部としてよく溶け込んでました。難易度も程良く、攻略性もあって全てにおいて良くできていると感じました。
音楽については、「OnlyYou」と「夜が来る!」の曲が似通っていたのに対して、曲調ががらりと変わったのが印象的でした。このあたりにメーカー側の意気込みの強さを感じました。また、それを別としても「大悪司」の曲はゲームのBGMとしても曲単体としても非常に良い出来でした。
「Only You」
ギャルゲーとしては異色の部類で、前評判も高かったゲーム。前作はプレイしていませんが、評判通りに面白かったです。テーマが「漢」というシナリオでしたが、冗談めかした感じで、暑苦しくないのが良かった。
「漢」というテーマのためにHシーンが減ってしまった分を細かいイベントでしっかりと補っている所が、他のメーカーのストーリー重視のゲームより優れていると思う。
今年もアリスソフトに期待したい。 - 「家族計画」まさか、エロゲでホームドラマを出来るとは思いませんでした。ライターさんに乾杯って所です。人が死なないで(あと奇跡とか)きちんと泣かすのは個人的にプラス要因になるので、泣きゲーを三つ上げた中でトップに持ってきました。「水夏」色々なパクリっぽい部分もありますが、サイコホラーな第一・三章がものすごく気にいったので第二位に。あとはエンディングが徹頭徹尾なご都合主義にならないからですかね。「月陽炎」ADVはどうしてもゲームっぽくならないと言う欠点がありますが、これはそれを解消しようと頑張っていたので好感が持てました。……あまり成功はしてませんでしたが。「はじるす」をエロ度トップに挙げましたが、次にはこのゲームがエロエロだったのではないかと思います。
- 不作、特に萌えが弱いと上半期は言い続けていましたが、昨年10月にプレイした「秋桜の空に」ですずねぇに萌え狂って萌え面では一転しました。それでも私的に去年の「Lien」「AIR」級のものは無く小粒ぞろいか…。と思いましたが、今年2月にプレイした「家族計画」で不満は一切なくなりました。
- 「AIR」がTOPに選ばれるような気がしますが、新作だとは思わないのではずしました。自分がプレーした中では「家族計画」が一番良かったです。「Crescendo」は青臭い学園物として良かったと思います。「大悪司」はスタッフや何度もプレーしても楽しめるところは他の追従を許さなかったと思います。ただ、社会人にはこの長さが辛くなったのと、自分の考える恋愛ゲームからは少し外れますので3位にしたいけど4位に。そのおかげで「水夏」が3位になりました。「みずいろ」も入れたいところでしたが、入れる場所がなし。萌えという項目があれば考えたかもしれないが。「ピアキャロ3」はキャラで勝負のはずなのにちょっと弱かったかな。それでも好きなのでキャラクタに投票しておきます。
4位「みずいろ(PC)」他
- 今年は何といってもKey原則不在の1年をどう評価するかですが……細かな演出技術をうまく活かしたこと、どうこういってもシナリオ評価という点、を考えると「君が望む永遠」が1位になるのでしょうが、あれを1位にするとなんか(世間的にも・ゲーム的にも)鬱々とした1年を強調するのと、女性キャラへの魅力が一歩引きなので、基本的にはキャラの魅力重視で自分は選びました。その点で「みずいろ」「秋桜の空に」を推薦、両者の差は演出力とシステム能力でしょうか。(笑)
注)「水夏」「家族計画」「夜が来る!」は未コンプのため除外、「大悪司」は自分はあれは「恋愛」ゲームではないだろうということで原則除外。 - つーか、雪希ちゃん○6才…。
- 「みずいろ」雪希に参りました。
「Pia3」さやかに参りました。
「秋桜」話の合間に入る、掛け合いが面白かった。ストーリもなかなか良い。
5位「大悪司(PC)」他
- みんな何をそんなに怒っているんだい?F&○のゲームの『真の』ヒロインがH出来ないなんてあたりまえじゃないか。1のみるくとか、2のみるくとか、「With You」の乃絵美とか。怒る所はちっとも笑えなかったオープニングテーマだよ。それだけの為に買ったのに……。アリスソフト万歳〜。大神さんボンジュ〜ル。年々この手のゲームはつまらなくなる傾向が。大手が努力しなくなったしねー。Keyは次回作でどれだけやれることやら。スタッフが自己満足してるっぽいからなぁ……。期待は「サクラ4〜大神さん決断の時〜」。どうオチを着けるのかが楽しみです。腐葉土は……腐ってるしなぁ。最近ゲームを買うだけ買って、やらなくなりました。「ICO」は恋愛ゲームのような気がしてきた今日この頃。来年もこのアンケートに答えられるかなぁ……ちょっち疑問。(1位「大悪司(PC)」/2位「サクラ大戦3〜巴里は燃えているか〜(DC)」/3位「With You〜みつめていたい〜(WSC)」)
- 今年は「月姫」と「大悪司」ばっかりやってました。「月姫」はともかく「大悪司」は、本当によくできてるゲームでした。この2つばっかりやってて「君望」「Piaキャロ3」に手が回りませんでした。(^^;
- 大風呂敷に見合った出来。システムからキャラクターからグラフィック演出等々、まさに「ゲーム」として成り立ち、しかも18禁ゲームとして成り立っている。文句ナシに面白い。
7位「シスター・プリンセス(PS)」他
- プレイしたゲームの中から選んだのと、どちらかと言うとコメディー系が好きな関係もあって、かなり偏った投票です(笑)。1位、2位は妹ゲー(爆)。単純な破壊力なら「胸キュン」だが、総合的な出来を見たらやはり「シスプリ」推さざるを得ないでしょうなぁ…。「胸キュン」はシステム周りが弱いし…。それにしても「シスプリ」。妹12人。もうこの無鉄砲さを見たら、もう好きにしてってな感じ。
3位は「ねがぽじ」。えぇ、まひる一人にやられました(爆)。普通ならヒロインに振るであろうと思われるキャラを惜しげもなく男キャラに振った、そのインパクトには脱帽。限りなく女性キャラなんだけど、実は男、でも萌える(笑)という、何だか分からない状況になりました。女性キャラがその割にぱっとせず、またゲームそのものがボリューム不足の感が拭えないため、この順位ですが、キャラ単体の破壊力に関して言えば2001年度No.1じゃないかと思われます。えぇ、「彼」のお陰で、萌えの感情がセクシャリティじゃなくって、ジェンダーにあるんだと気づかされましたし(笑)。ハァハァ。キャラ部門入れたけど、正直言ってまひるへの票です(笑)。(1位「シスター・プリンセス(PS)」/2位「胸キュン!はぁとふるcafe(PC)」) - やっぱ咲耶でしょ〜♪
- 単純に趣味です。妹系大好きっていうのと、声優さんがかなり良かった。基本的にエロでなくシナリオ目的に指定作品はやるんですが、純粋にキャラがよくての一目惚れですね、「シスプリ」。で、「みずいろ」に関しては上の通りシナリオが良かった。まぁ、不評がないわけではないですが、全体的に。「Canvas〜セピア色のモチーフ〜」はPC版持ってましたが、オリジナルのキャラも良かったですし、あれもエロ必要なし系だったんで。
- 初めてLSGをやったのが「シスプリ」で、それが強く印象に残ってました。
- とにかくシスプリな一年だった。2002年もシスプリでないかなぁ
8位「Memories Off 2nd(PS/DC)」他
- 1位「Memories Off 2nd」
2位「風雨来記」
個人的に2001年は、この2作品につきます。鬱ゲーマンセー。
3位「THE恋愛アドベンチャー〜おかえりっ!」
PC版も購入しましたが、システムの快適性でPS版に投票。 - 2001年のKIDは量も質も凄かったです。特にプレイアビリティ。2002年もこの路線でがんばって欲しいです。
- 前作が好きなので期待していたが、やはり「メモリーズオフ2nd」はよかった。
- おもしろかった。
9位「秋桜の空に(PC)」
- 「秋桜の空に」で鬱が治った。
10位「Piaキャロットへようこそ!!3(PC)」他
- 自分だけかもしれないんですが、今年ってなんだか全体的に楽しめるゲームがなかったような気がします。そんななかで一応は購入してきちんと全部プレイした「Pia3」「TLS3」を挙げました。
11位「月陽炎(PC)」他
- 「月陽炎」はOPに惚れ、キャラクターに惚れ、巫女さんに惚れました。「リリちゃ箱」はとらハ好きにはとても良い内容でした。「君望」はもう少しシナリオが明るければなぁと思う。
- 「月陽炎」は終盤がボロボロなのを除けば満足な出来でした。特に、日常のテキストと音声が素晴らしい萌え具合で良かったです。「水夏」は単純にこの手のシナリオが大好きなのでこの順位。3位は迷いましたが、雰囲気と背景絵が気に入った「BSF」にしました。
- 稀に見る萌えゲー。後半の破綻風味なシナリオを補って余りあるキャラクタの魅力。
14位「グリーン・グリーン(PC)」他
- 選んだ基準はシナリオ重視と言ったところでしょうか。(1位「グリーン・グリーン(PC)」/2位「家族計画(PC)」/3位「恋愛CHU!〜彼女の秘密はオトコのコ〜(PC)」)
- 「グリーングリーン」は音楽がすごくいい、ストーリーは先が読めてしまうが、それでも読みたくなるよう上手く出来てると思う。
- 軽い感じのグラフィック、質の高い音楽、腹抱えて笑えるシーンの多さ、思わず涙したシナリオ、恐ろしいまで立ったサブキャラ。
19位「flutter of birds〜鳥達の羽ばたき〜」
- 本当に良いゲームだと思うのだがどうも世間一般では評価されないのが少し納得がいかない…。
22位「風雨来記(PS)」
- 主人公=自分ではなく、『主人公(相馬轍)の自分を見つめ直す旅』を映画にしたような作品。バイク一人旅や北海道の情景が細かく描写されていて、プレイ後、北海道に行きたくなる(スラムダンク読んでバスケしたくなる感覚)。出会いと別れをテーマにしたシナリオは、4人のヒロインそれぞれのシナリオはもちろん、主人公のロンリーシナリオ(2種)も良い話。(涙腺の弱い人は桜紙かハンカチが必須かも?)プレイアビリティの低さが最大のネック。バイクでの移動シーンは迷いやすく、目的地に瞬間移動できる簡略モードが欲しかったところ。グラフィック面は、背景の北海道の美しい風景写真が最高。PSなので解像度の低さが悔やまれる。サウンド面は、素晴らしい、の一言。綺麗な曲や、楽しい曲がたくさん。下手な環境CD聞くより癒されるかも。システムではインターネットモードが楽しい。もっとゲーム進行にからめて欲しかった。
- 風雨来記を年の頭に遊んだので他のものがかすんでしまった。恋愛ゲームなのにEDはすべて「別れ」というのは、好みの分かれる所かもしれません。
- THE恋愛アドベンチャーとして復活した「おかえりっ!」のデキがよく、驚かされました。あとは個人的に次点の「Close to」「Missing Blue」などが反映させられないのがちょっと残念です(笑)。ベストゲームは、出会いと"別れ"を描いた「風雨来記」で決まりです。賛否両論あるでしょうが……。(^^;)
23位「おかえりっ!〜夕凪色の恋物語〜(PS/PC)」他
- 「おかえりっ!」は「澪」萌えにつきる。「君が望む永遠」はシナリオが究極。
26位「Missing Blue(PS2)」他
- 1位「Missing Blue」やや不整合や矛盾もみられるが、100時間にも及ぶ総プレイ時間と込められたメタファーが圧倒的なシナリオの作品。渡辺明夫氏のクセのないキャラデザも秀逸。フォントの読みやすさはダントツであり、また、これは今回投票した3作全てに共通する事ではあるが、メッセージ送りボタンの連打による選択肢の誤選択を防止する機能が付いているのが好印象。ただ、若干クセのある操作系は、慣れるまで戸惑う感あり。気になる点も多いが、それを差し引いても評価すべき作品であると判断しました。
2位「Memories Off 2nd」昨年のゲームの中では、商品としてのゲームと作品としてのゲームの両立がもっともうまくいっていたのではないかと思えるゲーム。夏を舞台にしているわりには全体的に抑え気味のトーンが印象的な、まとまりの良い作品。1位の「Missing Blue」がぎりぎりで商品の枠を飛び出してしまったゲームだとすれば、本作は、どこまでもユーザーのことを考えつつ、制作側の要望を限界まで詰め込んだ作品だという印象を持った。
3位「THE 恋愛シミュレーション2〜ふれあい〜」ただただ感服するしかない。企画という点では、むしろ2位の「メモオフ2nd」など足元に及ばないくらい商品としてのゲームを追求していると思う。1500円でこの内容が作れるのだから、まともな予算のもとではどうなるのか、という点が気になる。
余談だが、3作に共通して出演している声優として、友永朱音の名をクレジットに見る事が出来る。 - 1位の「Missing Blue」については渡辺明夫さんのキャラデザインはもちろん、一番の理由はあのシナリオですね。沙夜やかりんのEDではかなり感動……。2位の「Memories Off 2nd」は前作「Memories Off」を廉価版で買って、いい出来だったので買ったのですが、こちらも相摩姉妹のシナリオの奥が深いこと深いこと……。
26位「未来にキスを(PC)」
- シナリオ評価だけで1位に入れています。巷の評価は芳しくないようですが…残念な限りです^^;ライトユーザーが増えてきているんでしょうか?
- 圧倒的な楽園。ゲームである「この」世界。ただ遊ぶ事=生きていく事。メタ視点の連鎖から逸脱する物語。
28位「ねがぽじ〜お兄ちゃんと呼ばないでっ!!〜(PC)」
- 1位に指定した「ねがぽじ」の広場まひるには一年たった今でもまだ萌えており、2002年には是非とも「ねがぽじ完全版」の発売を激しく望んでおります。
31位「同窓会Again(PC)」他
- 「同窓会Again」は前作からの設定の引継に多少おかしな部分がありましたが、どのシナリオでも「長年つるんできた連中の微妙な仲の良さ」みたいなものがよく出ていたと思います。
「Pia3」はいまいち世間の評判は芳しくないようですが、主題歌や高井の性格がかなりツボに入ったので…。なんだかんだで安定した作品ではあったと思います。安定しすぎて発展もあまりなさそうというのは問題ですが。
「夜が来る!」はやりこみ系ゲームとして何も考えずにひたすら戦闘を繰り返していられるのが楽しかったです。そんな楽しみ方ならコンシューマーやれといわれるかもしれませんが。
38位「Wing&Wind(PC)」
- ここの会社のゲーム全般にいえることなのですが基本的にヒロイン同士のつながりが深いこと、題名にもしっかりとした意味がこめられている点が好きです。また、主題歌も大変好きなので1位とさせていただいております。
ランク外「お姫さまだっこ〜天使にオシオキ〜(PC)」
- おもろい。
ランク外「stainless night−いきてる−(PC)」他
- 1位の「stainless night」は、シナリオの出来が最強。あらゆる場所に伏線が張ってあり、それが余すことなく消化されている。まさか、一番初めにわけもなく一目惚れしたと思われたヒロインに伏線あるとは…しかもかなり重要な。
2位はリストになかった「彼女の思うこと。僕の願うこと。」(project-μ)ゲーム画面がムービー抜きで次々と動いて行く「S-cubeシステム」が演出として素晴らしい。
3位とワーストに投票した「ハピレス」は…とりあえずゲーム中セーブしたら全フラグが保存されてしまいそのセーブが残っているとフラグの立ち方がおかしくなってクリア不能になるのが素晴らしかった…おかげで全キャラノーセーブクリア、50時間消費(これがワーストの理由)。ゲーム内容はいきなり主人公が壊れるのと、余りに予想できない「ママが5人来る理由」に完敗…他のゲームよりよっぽど印象深かったので3位に。
「その他」として以下のようなご意見があった。同人作品については、今後は代表的なものについては入れていく予定。
- 2位とシナリオ部門について。2001年発売のソフトでノミネートされていなかったのですか、2000年の12月に発売された傑作同人ゲーム「月姫」のファンディスクとして2001年8月に発売された「歌月十夜」(TYPE-MOON)を投票したいと思います。月姫もそうでしたが、歌月十夜もシナリオの水準は同人レベルを完全に逸脱しています。これほどのシナリオが書けるライターさんはゲーム業界でも一握りではないでしょうか。あと、販売経路が限られているにも関らず、販売実績もPCゲームのヒット作と言われているゲーム並の数が売れているらしいです。現に発売日2001年の夏コミで僅か四時間で初回に用意した5000枚を完売してしまったというのはあまりにも有名です。このゲームは同人だからって理由で評価されないというのは余りにも惜しいと思います。
- 「彼女の願うこと僕の思うこと」改めてパソゲーの可能性を考えさせられたゲームでした。
2001年の印象や2002年への期待に関しては次の総括でまとめる。
2.ワーストゲーム
さて、全く話題にならないよりはマシかもしれないが、決して嬉しとも言えないワースト部門。
問、コンシューマ・PCを通じて2001年(1月〜12月)に発売された恋愛系ゲームでもっとも酷かったゲームを選んで下さい。該当するものがなければ必ずしも選択する必要はありません。
有効投票数: 262(うち回答なし: 142)
- | ゲーム名 | graph | point | ||
---|---|---|---|---|---|
1 | ときめきメモリアル3〜約束のあの場所で〜(PS2) | 17 | |||
2 | こみっくパーティ(DC) | 7 | |||
3 | AIR(DC) | 6 | |||
4 | 君が望む永遠(PC) | 5 | |||
5 | あしたの雪之丞(PC) | 4 | |||
5 | シスター・プリンセス(PS) | 4 | |||
7 | あにめショップへいこう!(PC) | 3 | |||
7 | センチメンタル・グラフティ(PS) | 3 | |||
7 | ぷちチェリー〜あなたといる季節〜(PC) | 3 | |||
7 | 未来にキスを(PC) | 3 | |||
11 | 蒼き大地(PC) | 2 | |||
11 | 雨やどり(PC) | 2 | |||
11 | ALONE AGAIN(PC) | 2 | |||
11 | Wing&Wind(PC) | 2 | |||
11 | 家族計画(PC) | 2 | |||
11 | 水夏〜suika〜(PC) | 2 | |||
11 | Cherio!(PC) | 2 | |||
11 | 21-Two One-(DC) | 2 | |||
11 | 同窓会Again(PC) | 2 | |||
11 | 同窓会refrain(PC) | 2 | |||
11 | はじめてのおるすばん(PC) | 2 | |||
11 | HAPPY★LESSON(DC) | 2 | |||
11 | BITTERSWEET FOOLS(PC) | 2 | |||
11 | 吉亜の丘に寝ころんで…(DC) | 2 | |||
11 | 笑わないエリカ(PC) | 2 |
PCゲームがばらけているためか、コンシューマが1〜3位を独占した。その中で、並み居るライバルをダブルスコアで破り、「ときめきメモリアル3」が堂々のワースト1位。かつて、恋愛ゲーム市場を席巻し開拓した「ときめきメモリアル」。そこからずいぶんと遠くまで来たような気がする。今コナミは、どんなことを考えているのだろうか。
1位「ときめきメモリアル3〜約束のあの場所で〜(PS2)」
- 絵の酷さやキャラのアニメーションなどあまり良い出来ではなかった。
- 買ってないソフトに入れるのは卑怯かもしれないけど、これしかないでしょうな。えぇ、恋愛ゲーについて言えば相当の悪食を自認する私めが、「買いたくない」恋愛ゲーってのに出くわしたのは初めてです。例えば「Theガッツ!」にしたって「炎多留」にしたって、「Tomak」にしたって、「買いたくない」とは思っていません。ただ、予算の都合と個人的な趣味のランク付けで、購入予定確定の「Tomak」以外は現在のところ手が回らないだけです(爆)。
まぁ、ソフトそのものは良く出来てるんでしょうよ。多分。コナミだから。カートゥーンレンダリングですか・・・結構面白い試みやってるんですね。でも、コナミの「ビジュアルノベル」商標登録騒動とか、「ときメモ」関連の同人誌作家とかファンHP管理人とかへの悪質な嫌がらせをしているとの噂とか聞いたら、どんなにいい作品でもいい加減支援する気失いますよ。「ときめきメモリアル」自体、相当楽しませてもらったゲームです。その末路が、ファンの誰からも愛されなくなるのは、悲しくて悲しくて仕方ありません。私が思うに、今のコナミに、恋愛ゲームを文化として支え、そして広く作品をプロモーションする資格など、ないと思っています。よって、そんな中で「3」を出した行為そのものをワーストとして評価します。
…これがなかったらワーストとして入れたかった作品ってのは、「Tomak〜Save the Earth〜」韓国作品に投票可能だったらなぁ…(笑)。とにかく「生首」。「生首」ですよ!どうやって「生首」に萌えろって言うんですか。その日本人じゃ絶対的に考え付かない発想に、お褒めの意味を込めて、ワーストに入れたかったなぁ…(笑)。
2位「こみっくパーティ(DC)」
- ドリームキャスト破損。修理費○○円なり。
3位「AIR(DC/PC全年齢版)」
- 「AIR」は全年齢版を出すなら初めからそっちを出せという感じが……。「AIR」などの作品は主人公らの頭が弱く感情移入などとてもできない……見ていて腹が立ってくるキャラクターを初めてみたのですが……。凄く失礼な話で申し訳ないのですが「どうして評価されるのか」が解らないゲームです……。
- 神尾観鈴がうざい!話が全然わかんない。つまらないながい。
5位「シスター・プリンセス(PS)」
- 中身がない。
7位「未来にキスを(PC)」
- 酷かったは前作の出来と、インパクトある基本設定にも関わらず、演出力の低さとヒロインのダメぶりとチャームポイントのなさに引いてしまった「未来にキスを」が「Cherio!」「誰彼」を退けて1位と。
- 特に本作は、シナリオが独りよがりで、目の前でマスを見せられているようで、不快になりました。あと、システム面の不備・バグ取りの不備で、"酷い"と思った作品もかなり多いです。
11位「雨やどり(PC)」
- 酷かったで選択したあれは、ぶっちゃけ趣味じゃなかった。つい絵買いしちゃったけどはずれ、って話です。
11位「Cherio!(PC)」
- 昨年は地雷踏まないようにしていたので、酷かったというのはちょっと酷かも。「Piaキャロットへようこそ!!3」も大差ない、ということです。
11位「同窓会refrain(PC)」
- 同窓会シリーズのキャラクターである必然性はおろか蓋然性すらもなかったような…。買う前からいやな予感はしていましたが、やってみて「やっぱり騙されたー!!」という気分でした。(だったら買わない、というのが正しい行動なのでしょうが…)
11位「BITTERSWEET FOOLS(PC)」
- 描きたい世界は理解できるのだが、表現力やシステムがよろしくない。雰囲気だけ。キャラクターや設定にだけ頼って埋没しているゲームよりは良いのかもしれないが、期待していた分評価が落ちた。
選外「グリーン・グリーン(PC)」
- システム、シナリオ共々かなり裏切られました。
選外「秋桜の空に(PC)」
- ゲーム内容より、製作、販売を行っている会社が史上最も最低。販売してからまともに稼動するようになったのは半年以上かかり、それに対する詫びも何もなし、2度と買う事のないメーカーになりました。
選外「みずいろ(PC)」
- インストール関係にエラーがあるのが致命的だと思います。今後のねこねこのソフトをやる時不安です。
選外「univ〜恋・はじまるよっ〜」
- システムが斬新かつやり応えがあるだけに、次のイベントまで長過ぎる為に興ざめしてしまった。実にもったいない。これでイベント数増やしたり手を加えれば最高に面白いゲームになりそうな予感がするだけに残念。続編に期待。
こうやって見てくると、ワーストに選ばれる理由も、人によって様々であることが分かる。ただシナリオなどで趣味や好みが分かれるものは仕方がない面もあるが、プログラムのバグは明らかに直しようがあるところ(直しようがないものは「仕様」と呼ぶのでトートロジーなのだが)なので、そんなところでワーストに選ばれるのは余りにも勿体無い。改善を期待する。
付録: 相関係数
ベストおよびワーストと、部門ランキングの相関係数を調べた(表1)。
表1: ベスト/ワースト-部門の相関係数
「キャラクタ」「シナリオ」の部門で選ばれた作品が、ベストゲームにも多く選ばれていることが分かる。逆に最も相関が弱いのは「えっちシーン」「ゲームシステム」の各部門。恋愛系ゲームで、何が重要視されているのかが伺える。
一方、ワーストを見ると、さすがに相関は弱いが、話題になったゲームが挙がりやすいだけに、負にはならない。その中では相関の強いものは「企画」「シナリオ」。好みが分かれやすいということだろうか。一方弱いのは「えっちシーン」「ゲームシステム」。行き詰ったらとりあえずエロくしとけということか(嘘)。