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純愛時代の恋愛ゲーマーたち
―(3)それぞれの純愛。それぞれの恋愛。(中編)
恋愛ゲーム学補講 第29講

0.概要

 2001/06/01〜2001/11/30に当サイトで実施した「恋愛ゲームに関するアンケートExtra2」を集計した。中編では「純愛」を選択された方のコメントを紹介する。

2003/03/10初版

1.「純愛」or「恋愛」による「純愛」観の違い

 ずいぶんと間隔が空いてしまい申し訳ない。前回は、どんな「純愛」観を持っている人が、「純愛」をポジティヴに捉えているかを見たが、今度は、「純愛」or「恋愛」の選択による「純愛」観の違いを、クロス集計の軸を逆にして見てみよう。

問1-問2クロス集計

 これによると、大きく「純愛」観の比率が変わってくるのはその他を除くと「3.どちらでもいいからしたい」「4.どちらにも興味ない」であり、「1.純愛」と「2.恋愛」とではむしろ違いが少ないことが分かる。その中では、「1.純愛」を選んだ人に特徴的なのは「4.2人の関係性の形で、肉体的関係の有無とは無関係の精神的関係」を選んだ人が比較的多いということは言えるだろうか。

2.「純愛」を選んだ方のコメントより

 それでは「『純愛』と『恋愛』、あなたはどちらを選びますか?」という質問に対して「純愛」を選ばれた方は具体的にどのように考えているのか。各「純愛」観ごとにコメントを掲載させて頂く。

1)対象への想いの形で、脇見をしないひとすじの想い

 「恋愛は量」には目からウロコ。

2)対象への想いの形で、決して実ることのない想い

3)2人の関係性の形で、肉体的関係を伴わない精神的関係

4)2人の関係性の形で、肉体的関係の有無とは無関係の精神的関係

5)2人の関係性の形で、肉体的・精神的両方の関係

6)2人の関係性の形で、2人だけの純化された世界

 「純愛」を選んだ人では、「純愛」を「恋愛」の先に置くご意見が散見されるのが興味深い。その一方で、多分に観念的な回答も多いのが印象的である。今回のアンケートではできるだけ答えやすく、という考えから質問数を極力減らすようにしたが、仮に年齢や性別、恋愛経験といったコンテクストを含めていれば更に面白い結果が得られていたはずであり悔やまれる。


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