ゴーライブな日々
-3回目-(番外)
BIOSが飛んだときの対応
今回はゴーライブには直接は関係ありません(^^;
年末はマシントラブルが多く、買って3ヶ月の40GHDDがデータもろとも再起不能になったり。バイアス(BIOS)のロムが壊れたり、FDドライブがお釈迦になったりという事件がありました。
(筆者註)今回の別のマザーボードで別のBIOSを焼いて復活させる技はたまたまうまくいっただけで(汗)別の場面で必ずしもうまくいくわけではないようです。
 HDDは壊れるとデータはなくなる、復旧に時間はかかる金もかかる悲惨なことばかりです。せめて精神的な支えのためにデータのバックアップは確実に取りましょう。
マシンの故障は金(これがなかなかないですが)で済みます。データはあなたの時間とお金と青 春、生きた証(^^;;が消滅します。
 今回はバイアスのアップデートに失敗したわけですが、理由はよくわかりません(^^;
新しいHDDをつけて親孝行をしようとしたのがことの発端でした。(註:母がこのパソコンを使っています。) なんとなく10GのHDDだし大丈夫かな?と思ってアップデートしようとしたわけですが、ダウンロードをして、WEBの
説明書のとおりにして、正常に完了し(^^;さぁてとと再起動したところ、メモリのテストもない寂しい画面に・・・・完全に再起不能でした。
わたしは母の怒り狂った(^^;;;顔を思い浮かべ恐怖しました。他人のパソコンは善意でも触らないほうがいいです、時として恐ろしい結果を招きます。なるべく要求された最小限のことで止め”こっちのほうがいいよ♪”なんていう色気は出さないほうがいいです。そういった便利なことは自分で発見してこそ喜びがあるのです。
 飛んでしまったものは何とかしないといけないので、2つの選択肢 1.マザーを交換してごまかすか(笑) 2.PCショップで見かけた”ロム焼きだいじょうぶ”という製品名にすべてを掛けるかです。
とりあえず知らないもので金と時間を費やしたくないので、Gooで検索して、HPで動作の確認を見てみました。
左から本体をあけたところ 中心がPA7001のマザーボード 右が作業の様子
これはAT電源仕様の電源ケースでもう6年の付き合いになるものです。ニフティの売りますで鹿児島の方から中古で買ったものなのでケースはかなり古そうです。基盤は98年EDO−RAM(96MB)の資産とK6-2が使いたくて新たに購入したもので1stMainboadのPA-2007といいます。

PA-2007ボードバイアスのロムが左下のPCI,ISA共用スロットの左側にあります(写真ははずしたところ)
そのままにロム焼きだいじょうぶをつけたところで動くはずはないので別のマザーボードにロム焼きだいじょうぶを装着し(下)起動してから、ロムを切り替えPA2007を焼いたときにFDに取ったバックアップのバイアスファイルを”ロム焼きだいじょうぶ”に焼こうというもくろみです

写真を見て”あれ?”と思う方もいるかもしれません、つないであるのが電源、キーボード、メモリ、CPU、FDD、VGAカードだけだからです。
8bitPCやX1とかPC-8001とかをご存知の方はそれだけでもいいとなんとなくわかると思います。というかFDISKやら新規のHDDを付け足したりできる方もわかると思います。
(BIOSは新しい機器を増設するときにマザーボードを新しい機器に対応させるために、行います。ゆえにBIOSを書き換える必要があるのはそういったときです。増設をしない方はしてもほとんど意味がありませんのでしないほうがよいです。)
バイアスを書き換えるだけの目的で最小構成の起動ディスクを作成し、
(MS-DOSプロンプトなどを起動しformat a: /sとすれば起動ディスクは作られます)
ロム焼きに使うマザーボードP5ABのBIOS書き換えツールをASUS社のホームページから持ってきます。使うのマザーボードに対応した書き換えツールを見つけてダウンロードします。英語ばかりなので泣きべそです。(でもよく見ればなんとなく自分の使っている製品がかかれていますのでなんとかなるものです。)

ダウロードしてきたaflash.exeのファイルを先ほど作った起動ディスクに書き込みます。
次にバックアップしておいた(してないときはPA-2007のダウンロードしてもってきて解凍したBIOSファイル)も同様に起動ディスク内に書き込みます
それでは作った起動ディスクから仮組みしたマシン(P5A-B)を立ち上げaflash.exeを動かします。
つぎにalash.exet
そしたらBIOSのファイル名(自分はbackup.awdとバックアップ時に指定していたのでこれです。ダウンロードしてきた場合はそのファイル名109cn12.awdみたいな感じとか)
すると今のBIOSをバックアップしますか?と英語で聞かれますのでNOと答えときます、なぜなら先にロムの切り替えをしているからです。
そのあとに”本当に書き込んでいいですか?”と聞いてきますので”yes"とこたえて”ロム焼きだいじょうぶ”にファイルを書き込みます。
”ロム焼きだいじょうぶ”を外して復活させたいマシンに乗せかえます。
最小限の構成でテスト起動してみてBIOSの画面がでてきたので成功でした。今回は運がよかったです。
←P5A-Bのマザーボードです。
スーパー7でAT/ATX両用のベビーAT仕様です。PC100のメモリを使用します。
この画面が出たときほっとしました。

BIOSの更新に失敗するとこの見慣れた画面すら出ません。かなりショックです。
作業の流れをまとめてみました
1 事の起こり
BIOS更新失敗 原因不明
2 対処法考える
a 別のマザーボードに取り替える AT仕様のマザーボードが売ってない。マザーボード交換だと高くつく。インストールされているOS設定が使えない。確実にマシンは復活する。古い資産がつかえないかも知れない。
b ”ロム焼きだいじょうぶ”をつかってみる 失敗するかもしれない。2つ目のマザーボードを壊したらどうしよう。安上がりである。新しいことに成功したらうれしい。再インストールしなくてもいい。元の環境を復活させることができる。
お金がないのでリスクはあるが、bの”ロム焼きだいじょうぶ”を使うことにする(本当は長く使ってるものなんでもたせたいわけですよ)
3 準備 
”ロム焼きだいじょうぶ”をネットで調べる。 動くらしい1M版のものを買うと決定
ディスクの準備 買って来たらすぐに作業できるように準備しときます。
起動ディスクの作成 MS-DOSプロンプトを立ち上げ[format a: /s] と命令し起動ディスクを作成します
BIOS書き換えツールのダウンロード ASUS社のP5A-Bというマザーボードを使うので、これに対応したツールを持ってきます。
BIOSを復活させたいマザーボードのBIOSファイルを準備する。 バックアップをFDに取っている場合はそのファイルを、ない場合はメーカーのホームページからダウンロードします(自分の場合はFICの1stMotherBoardシリーズのPA-2007)なのでこれをもってきます。新しいファイルで失敗しているので、一番古いやつにしときます。
BIOS更新用ディスクの作成 起動ディスクにダウンロードしてきた2つのファイルを書き込みます。(解凍が必要なときは解凍してから書き込みます)

ホルダーを作らずにすべて同じ場所にファイルを置けばあとでパスの指定をしなくていいので楽です。

註:使用するマザーボードのBIOSツールを使って救済するマザーボードのBIOSを”ロム焼きだいじょうぶ”のロムに書き込むため上記の作業になります
”ロム焼きだいじょうぶ”を買いにいく 博多のツートップに電車で(12月29日:車をぶつけたくないので)
Pentium4もついでに見てきた♪
ロムを焼くための別マシン(P5A-Bマザー)を分解しする BIOSのロムの位置って変なとこにあるんで・・
4 行動(別のマザーボード(P5A-B)での作業
”ロム焼きだいじょうぶ”と元のロムを装着する ”ロム焼きだいじょうぶ”はまだ空っぽなので、元のロムを重ねて起動します。
組み立て 必要なパーツを取り付けます。電源、FDドライブ、メモリ、キーボード、(マウスが必要な場合もあるかも?)、VGAカード、ディスプレイをくっつけます。
確認 電源のさし違いがないかどうかなどチェックします。ロム焼き大丈夫のロム切り替えスイッチがオリジナルのロム側にないと起動しません。
起動 準備の時に作成したディスクをFDDに挿入し電源を入れます。
ツール起動 BIOS書き換えツールを起動します(aflash.exeの起動)
ロムの切り替え 書き込み対象をオリジナルのロムから”ロム焼きだいじょうぶ”のロムに切り替えます
BIOSのファイルの書き換え BIOSに書き込みたいファイル名を指定し書き込み先が”ロム焼きだいじょうぶ”になっているかもう一度確認してから作業をすすめます。
5 行動2(直したいマザーボード(PA-2007)での作業
交換作業 P5A-Bから”ロム焼きだいじょうぶ”を外し、オリジナルのロムを戻します。外した”ロム焼きだいじょうぶ”を復活させたいマザーボート(PA-2007)に装着します
テスト 最小限の構成で電源を入れてみます。いつもの起動画面が出ていれば成功です。
6 完全復活へ(実際の作業ではPA-2007)のロム自体が破損していたのでできませんでした)
BIOSアップデート用のディスクの作成 今度はPA-2007の上での作業なのでPA-2007用のBIOS書き込みツールを使用してください。この際BIOSのバージョンに合ったツールを使用するよう注意してください。
BIOSの書き込み ロムの切り替えを忘れてないかチェックします。
テスト うまくいけば成功です
再組み立て PA-2007はBIOSロムの位置の関係で拡張カードと”ロム焼きだいじょうぶ”が干渉しました。拡張カードをよく見ると干渉する部分は通電してないようだったので削り落としました。
”ロム焼きだいじょうぶ”は装着すると7mmほど高くなるので周りのスペースへの配慮が必要です。
よく見ると右上についている感熱紙のシールの左下が焦げています(^^;;書き込もうとしましたがロム自体がだめになってました
三回目を振りかえり
ゴーライブとは関係なかったですが、マシンはできるだけ高性能で安定していてほしいものです。メンテナンスは大事ですが、しすぎるとただの高価なおもちゃになってしまいます。
今回の事件の発端はHDD10GBを認識させたいというものでしたが、10GBは認識しなくても別のマシンで6GBと4GBにパーテーションを区切ってやったら全部使えました。
上には書いてないですがPA-2007のロムのシールが少し焦げていました。何らかの原因で発熱したようです。そのためロムは戻さずに”ロム焼きだいじょうぶ”のロムのみをかわりに使いました。スイッチがいらないので外してジャンパピンを挿して通電するようにし単体でロム代わりに使用しています。でもやっぱり拡張カードと干渉していましたのでカードを削る羽目になりました。
マシントラブルは生産性を非常に下げるので、つかれました・・
赤丸の部分がスイッチの差込み口です。
ここがつながれば”ロム焼きだいじょうぶ”のロムを読み、つながっていなければ上に乗っているロムを読む仕組みです。
”ロム焼きだいじょうぶ”を単体をロム代わりにするにはここを常につながった状態にするひつようがあります。
すなわちここにジャンパピンを挿せばOKです。
(でも多分保証外の行為でしょうそれ以前にこんなこと自体保証外になるみたい)