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他人のホームページを作ってみる3
普通の会社は会社案内やパンフレットチラシがあるはずです。飲食店にもメニューと看板があります。
それに乗っている以上の内容のホームページは最初は挑戦しない方が無難です。
独自色は時間をかけて出すものではじめから出るものではないです(^^; |
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■登場人物紹介
・直子:美術系大学を卒業するも就職にあぶれ、HPの製作を始める。
・江崎:津久波酒造の社長、お年を召してる方。ネットには興味があるが・・・。
・一郎:江崎社長の息子で、津玖波酒造の常務
一郎氏は話を混ぜるので決定権者の江崎氏のみと話すような段取りになっています(苦笑) |
提案の骨子(10万円) |
総ページ数 |
10ページ |
動画 |
有り |
画像加工・作成 |
有り |
入力フォーム |
有り |
取材 |
作者負担 |
連絡方法 |
直接打ち合わせ、電話、FAX |
ページ内容 |
・トップページ(Flash動画)
・会社案内
・社長挨拶
・地理案内(地図)
・お問い合わせフォーム
・買い物かご(perl-cgi)(2ページ)
・酒蔵の紹介
・酒造り紹介1
・酒造り紹介2 |
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上記のような提案をすることにしました。ここでは予算からページ数を算定する方式になっているようです。かなりお値段は安いと思います。でも、受け手にすると結構高いと考えるようです。原因としてホームページは誰でも作られるという風潮があるようです。紙と鉛筆があれば誰でも絵は描けますけど・・とだけ思うのは私だけでしょうか? |
上記のような構成になっているとしてどのように作ってゆくのか?計画的に作らないとこけます。
ネタがそろわない場合一番安易な方法がトップページから作るというやり方です。
典型的な例ですがこんな感じで(工事中)会社の文字をぐるぐる動かしてもって行くと喜ばれます。「会社の正式な名称」は重文注意しなければいけませんが。
(*このやり方はトップページが頻繁に変わったりして大変になる危険性もあると忠告しておきます。)
ただし、本当にコンテンツが決まらないまま進めて大丈夫なのでしょか?
資料が揃いませんでした(死)・・・。
うちは締め日が25日だから来月まで払えないよ。
電話代が払えずに193国倒産。・・・・困ります。
ということにならぬよう揃わないなら別のことで埋めるか削って料金を下げるかの2パターンしかありません。
さて、ないものからどうやって作るか(^^;;2つの能力が必要になります。
1.国語の能力
2.パクリの能力(笑)
パクリ:とても悪い響きです。なぁんだパクリやんか。オリジナルティーないなぁ。たいしたことないなぁ。という悪口が頭の中で連呼します。
国語の能力:自分の責任で何とかしてください。
ばれないようにすればいいのか?しかし、あなたはどこからパクって作ったか知っています。
ではパクリとは具体的にどういうことを差すのでしょうか?
1.見た目、構造が似ていること
2.まったくおんなじで固有名詞だけが違うこと。
3.コピーアンドペースト
見た目や構造を分析して、相手に合わせて作ることもパクリの一種ですが、罫線の幅を無くしたり、フレームの淵をぼかしたり。みんな他所からパクリました。
中にはこんな感じで(どうしよう)参考ページを示される場合もあります。
どうしますか?。
俺または私:「俺はそんなページは作らない。俺の作品を見てくれ!!」
相手:「あなたのページはいりません。欲しいのはうちのページです」
影から現れる印刷業者
綾波印刷「ばあさん・・あなたはもう用済みですよ」
・・・ち〜ん★。
なんてことにはなりたくありません。
直子「あっ社長のあいさつ文がないやどうしよう(^^;;適当に書いとこう・・『津玖波酒造は霞ヶ浦の清水に育まれて創業110年・・の如く愛されてきました。これからも月の露を愛してくれる方に満足していただけるよう精一杯がんばってゆきます。』みないなかんじでいいや、どうせ挨拶なんて『きまり文句』だし。」
(*通常はこうしたきまり文句に手を加えてもらって完成させます。霞ヶ浦の清水って(^^;;;;;)
こうしてページが出来上がってゆきます。
しかし、最後の2ページでピタリと止まりました(^^;;酒造り紹介です(爆)捏造(*ねつぞう:ありもしないことをでっちあげること)できません。大ピンチです。いまは4月酒造りの時期は・・・入金が冬になってしまいます。・・・だめ。
目の前に並んでいる「夏子の酒」の全12巻(^^;;そのまんま書きたい。でもできません。犯罪ですし。
江崎氏「写真は撮ったと思ったんだけど探すと出てこないんだよねー。困りましたねー。」
というわけで、急遽、会社周辺の名勝紹介と、設備の紹介で乗り切ることにしました。
あなたならぜったいだいじょうぶ。
なぜなら資料が揃えられない相手がだめだからです。心の中で「本当は無い事を予測して手間のかかる提案は避けるのが正解」という声や「なら、削って値段を下げるのが正解」という声も聞こえた気もします。でも、集金額を下げずに納品する方法は別のページで納得してもらうしかありません。(^^;;
しつこく言うようですがこの出会いは幸運な出会いです。
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次回、納品に持ってゆきます。上のように作り始めてから。しまったということが起こらないように分担する必要があります。実は赤字で書いてあるとこは、問題が起こりやすいという意図があって変えておきました。今回、なぜコンテンツ変更が可能だったかというと、役割分担で相手の資料が準備できないからページができない→別のページにする→揃ったときに改めて作りましょう。という展開が可能だからです。何故、幸運かというと「あなたが提案したからじゃないか」という趣旨の揉め事にならないからです。
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かなり駆け足になりましたが、ホームページの作成はページを作る能力と同様に話を聞く能力が必要です。出会いの機会をさがすのが、人脈なのか、自分のページの訪問者なのか、それとも足を使うのかは人それそれだと思います。
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