時はゾイド星暦1957年、ヘリック王の長男ヘリックII世誕生。翌々年1959年には次男ゼネバスが誕生した。それから19年という歳月が流れ、1978年、2人の父であり偉大なる王ヘリックが死んだ。議会はヘリックII世の希望により王位は廃止、兄ヘリックII世は共和国初代大統領に、弟ゼネバスを共和国軍最高司令官に任命した。父の時代からそうであったように、中央大陸は争いもなく平和な日々が続いていた。しかしゼネバスのように戦うことを運命付けられて生まれてきたような若者にとって決して満足の日々ではなかった。兄弟にとって、そしてゾイド星人にとっても不幸で最悪の時が来た。それは二人の兄弟の離別であった。そして、議会の議員達は策略でゼネバス一派を追放した。ゼネバスは無念の叫びを残して一派と一緒に中央大陸を越えていった。ゼネバスは大陸の西に巨大な城を築き、自ら皇帝になりゼネバス帝国が誕生した。それから数十年の歳月が流れた・・・・・。