佐野船橋歌碑

さののふなばし かひ

ここは佐野窪への降り口にあたり、佐野の渡しへ通じていた。 現在、烏川はかなり西側を流れているが、昔はこのあたりが川岸だった。

「かみ津けの 佐野の舩はし とりはなし 親はさくれど わハさかるかへ」。
万葉集十四東歌上野国の歌の一首。
文政十(1827)年に、供養と道しるべのために建てられた。

碑面上には「舩木観音」とあり、下の円光には馬頭観音像が陰刻されている。

(97.5.5)


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