夜泣地蔵の前に大きな石があるが、これは以前は丸山坂の上にあったという「茶釜石」である。 叩くとカンカンと茶釜のような音が響くのでこう呼ばれている。 蜀山人(南畝)は次の狂歌を残している。 「五両(五料)では あんまり高い 茶釜石 値(音)打ちを聞いて 通る旅人」
現在も叩くと良い音がするが、少々表面が擦り切れて来ているのが気にかかる。
(1998.8.17)