「いかにも香港」という風景 | 今日は気がついたら9時だった…。わざわざ日本から目覚ましを持ってきたのに、うまくならなかったらしい。昨日テストしたときも音が小さすぎたが、接触が悪いらしく、音がきちんと鳴らなかった。最終日は6時に起きないと飛行機には間に合わないので、不安になる。安い飛行機を選んだため、朝9時出発の便になった。その1時間半前までに空港に行かなければならないから早起きせざるを得ないのだ。 |
| 午前中から人は多いけど、店は閉まっている…。しかも、どこに僕らが探しているような「怪しい」お店があるのかわからん…。とにかく歩き回る。とりあえず、朝飯を食おう、と言うことになり、適当に庶民が利用しているような普通のお店に入る。広東語がわからないので、モーニングセットを頼む。でてきたのは、バタートーストとハムエッグ、パスタをラーメンの汁につけたモノにハムを載せている、奇妙な食べ物…。まずくはないが、奇妙な味だった。まつもは、パスタの代わりにインスタント麺…。その上にはハムではなく、モツのようなものが載っていた。こいつは失敗だったな(^^;。後で知ったことだけど、香港式モーニングセットというのは、そういうモノらしい。周りの人々も平気でそれを食べていた。 |
こうして日記は書かれた（笑）。 |
ほかに、日本のドラマのビデオCD（香港など、東アジアの国々では日本以上にビデオCDが普及していて、ビデオCDプレイヤーもいっぱい売っていた）。これがすごい。現在日本で放映中のドラマまですでにビデオCDになっていた（爆）。日本で放映される度にすぐにビデオCDに焼いて販売しているようで、一枚のCDで一話分だった。同じ階に、大人のおもちゃ屋がどうどうと店を出している（爆）。非常にいやらしいブツがウィンドウ越しに見えるのだけど、その隣の隣のお店は子供用の玩具店…。いいのか、これで（爆）。
このショッピングセンターも一通り見たので、再度怪しい店探し。やっと見つけた、怪しいショッピングセンター！。秋葉原の裏通りにあるようなパソコンショップが大量に入店しているビルだった。そこで見つけた、いりーがるなCD-ROM！！。一枚のCD-ROMに、これでもかと言うほどソフトが入っているようだった（実際に入っているかはわからん…）。しかも、「Windows 97」とか、「Windows NT 5.0 Build 1515」（当然ながらまだでていない。モノによっては、「Memphis」とかかれたモノや、「Windows 97(OSR2 Edition)」とかかれたモノもあった）という超怪しい代物もあった（爆）。NTは参ったね。買おうと思ったけど、やめておいた。あと「NEXT STEP」や「Oracle 7 Sever」、「Back Office」など、ウン十万するものが、約5,000〜6,000円で売っていた（爆）。これも買うのはやめておいた。かなり迷ったけど。
そのほかに、パーツショップもあった。しかし、安いショップに限って、12時になっても閉店…。秋葉原と同じくらいの値段のお店は開いていたのに…。残念だ。5,000円のマザーボードとか、開店していたら買ったのに（笑）。
結構疲れたので、コンビニで飲み物などを買っていったんホテルに戻る。帰る途中で二階建てバスの接触事故を目撃！。バス停で止まっていたバスに、後ろから別のバスがぶつかったのだ。幸い、止まっていたバスの右のサイドミラーが割れただけですんでいたけど。雨なのに、香港では車が猛スピードで走っているので、事故は起こっても当たり前な気もする…。ホテルで少し休んでから、再度出発。今度はチムサァチョイという、九龍島の南側まで歩いていく。途中で食事をしようといろいろお店を見ていたが、なかなかおいしそうなのはない。そうこうしているうちに、飲茶の時間を過ぎてしまった…。残念。チムサァチョイについてふらふらしているときに発見した麺屋に入る。これは結構おいしかった。麺はインスタントじゃなかったし（笑）。
それからHMVにいく（笑）。昨日ＴＶで見た、「バネッサ・メイ」というバイオリニストのCDを探すためだ。これが、すぐに見つかった。結構売れているようだ。それから他のCDを物色していると、非常にかわいい女の子のジャケットのCDを見つける。どうやら、香港のアイドルのようだ。迷ったあげく、これも買う（笑）。これも後で「地球の歩き方」を読んだら、今売り出し中の新人アイドル、ジジ・レオンという子らしい。うーん、やはり僕の目は良い。ちなみに、香港では服などは全然安くないけど、CDだけはめちゃ安かった。日本の半額以下。これはいい。
それから、お約束の「Hard Rock Cafe」に行く。ここでしばらく物色した後、シャツを一枚買おうとする。しかし、カードリーダーが故障中で使えない…。しょうがないのでまつもにお金を借りて買った。大金を持ち歩くのがいやだったので、ホテルの金庫に半分お金をおいてきたのが裏目に出た。
雨が降っているし、モノはそれほど安くないし、計画立ててないしでやることなし(^^;。ということで、全長1.2kmもあるという、ショッピングアーケードに入って、ウィンドウショッピング。日本と比べてもあまり変わらない値段なので、結局なにも買わず。なかなか楽しかったけど。有名ブランドのお店はそこかしこにあった。それだけ売れるってことかな？
そのショッピングアーケードをでて、腰を落ち着けることのできるような場所を探す。すぐに、渋谷にある「PRIME」という食事処のような場所を見つけ、そこで夕御飯の打ち合わせ。朝粥も飲茶も食べ逃したので、夕食くらいはちゃんと広東料理が食べたい、ということになり、店をガイドブックで探す。目星がついたところで、移動。初めてMTR（香港の地下鉄の名前。列車は、ロンドンの「Tube」ほどの大きさ）にのる。ここで使われる切符は、テレカ大の大きさで、再利用するために、折り曲げたり紛失したらHK$5,000の罰金とのこと。
MTRを降りて、目的のお店まで歩く。しかし、なかなか見つからず、結局別のお店へ。外の看板に、「シェフの提案」という、安いコースメニューがあったからだ。中は非常に込んでいて、広東語が飛び交っていた。とりあえず、席についてメニューを見るが、表の看板のようなメニューはない…。困った。結局別の、表の看板より高いコースを頼もうということになり、オーダーしてみる。しかし、日曜はコースはだめよ、と言われ、途方に暮れる…。電卓で計算しながら、頼もう、ということになり、電卓を用意している間に、支配人のような貫禄のあるおじさんが、「このコースならOKだよ」と言ってくれて、一番安いコースを頼むことに。お一人約3,000円。
これがおいしかった！。まずはエビとピーナッツを炒めたモノ。中華料理のおいしさを見分けるのは、エビのおいしさだと僕は思っているのだけど、ここは十分すぎるほどおいしかった。それから、エビチリソースのようなソースの中に、魚と、パインが入っているモノ。甘くて、なかなかおいしい。それから卵スープとチャーハン。うーん、デリシャス（笑）。チャーハンも非常にグッドでした。食べている間、隣のテーブルにいた赤ん坊が、非常にお茶目でかわいかった。眉間にしわをよせたり、笑顔になったり。そういう百人相をしていたので、僕とまつもが笑ってみたりすると、それに反応して笑ってくれる。素直でよい子だ（笑）。食事を終えて、満足してお店を後に。
部屋に帰って絵はがきを書く。書いているうちに、これは少ないな、ということになり、再度出かけて買いに行く。この時点ですでに夜の9時。外はなんと雨はやんでいた…。夜になってやまなくても…。しかし、電光がきれいで、いかにも香港、という感じの夜がみれて嬉しかった。雨が降っていると思ったのでカメラを部屋においてきたことが悔やまれる。それから、ふらふらと歩くが、結局売っているお店を見つけられず、10時頃ホテルに戻る。