韓国食い倒れツアーII 一日目


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Agenda
 今回は今までにもまして準備不足。荷物は詰め込んだものの知識は詰め込まず(^^;。その状態のまま、これまた今回初めての朝便。そのため超早起き。朝3時に起きて、4時前に自宅を出発。朝早すぎて電車だとNEX(成田エクスプレス)を使うしかないため、せっかくなので車で行くことにする。流石にこの時間は空いていて、順調に都内まで。

 代々木にて、今回の同行者、MakeITのメンバー、アセットケアの岩本さんをピックアップ。彼は今日もオフィスで寝ていた…。で、オフィスまで拾いに行ったわけ。しかし、代々木八幡のあたりは道が細くて一方通行が多い。かなり大変だった。なんどこすりそうになったことか。

 岩本さんのオフィスを少し見せてもらってから、出発。岩本さんを乗せて一路成田へ。これまた道が空いていて、予想以上に早く着きそうだ。しかし、天候が悪化。雨から雪へ…って雪!?。明日から4月だというのに、雪が降るとは、これいかに。でも、ソウルは快晴との予報。はやくソウルに行きたい(笑)。

 6時過ぎに成田インターに着いたので、そのまま朝食を取るためファミレス探し。これがなかなか無いんだわ(^^;。インターから5分以上走って、ようやくロイホ発見。迷わず入ることに。ここで朝食を取りながら待ち合わせの打ち合わせ。なんせお互いマイルを使っていくため、いつもの通り現地集合。彼はJALで僕がUnited航空。JAL便の方が30分ほど遅いので、僕が先について待っていることに。韓国の国際空港が、丁度29日から金浦国際空港から仁川国際空港に変更になったため、僕も初めて降りることになる。だからちょっと不安。ちなみに金浦の方は国内線専用空港に生まれ変わるとか。

 まぁ、待っている時間は空港探検にする予定。空港が変わったためか、UA便は1本増発されていて、一日3便に。そしてその増発された便が、今回使うUA808便で、朝9時発、仁川11時25分着。ちなみに帰りがUA807便で、仁川19時発成田21時15分着。このおかげで、滞在時間が大幅アップ、二泊三日でも十分楽しめる旅程になった。

 さて、時間的に良い感じになったので、成田空港近くのサンパーキングへ。ここはUA-セゾンカードだと割引になり、かつボーナスマイルが貰えるという優れもの。ここに車を止めて、空港まではバスで送迎。良いシステムだ。短期間で且つ早朝便ならこれは使えるね。

 JALは第二ターミナルで、UAは第一ターミナル。僕の方が先に出発になるため、岩本さんに第一まで来てもらって、もう少しおしゃべり。僕のチェックインが終わり、岩本さんもそろそろ、となったので、シャトルバス乗り場までお見送り。あとで現地で会いましょう、といって別れる。

 さて、特にすることも無いので早速出国審査を通り、25番ゲートへ。ここに行く途中でふれあい祭の狩野さんから携帯にメール。彼女は今回一緒に行きたかったけどチケットが取れなかった組。また次の旅行で一緒に楽しみましょうね。その後電話が。岩本さんから、「さっそくJALが25分遅れます(笑)」。ということで、待ち時間が約30分増えた。まぁ、仕方ないっす。

 ゲート前でいろいろ考え事をしていたら、忘れ物に気がつく!。まず今回泊まるヒルトンの、hhoners clubカード、それからUAのマイレージカード。ポイントためるために必要なのに。ま、番号はわかっているから、交渉すれば問題ないだろう。そんなこんなで搭乗時間。時間になってもまだ人は多くないので、さっさと乗り込む。たぶん朝早いためチェックイン自体ギリギリの人も多かったり、あとはツアー客が多いのだろう。

 席は緊急時にフライトアテンダントのヘルプをする必要のある、前の座席がないトコロ。これはチェックイン時に「英語のアナウンスが理解できますか?」と聞かれたので、多分この席のことだろうなと思って「もちろんです!」と答えたため。前に席がないので足がのばし放題。とても良い。ただ、なぜか3席中の真ん中の席になり、両隣はアメリカ人で、かつ知り合いらしい。なんで知り合い同士で席をくっつけなかったのだろう…、と思いつつも、そのまま真ん中に座って早速寝る(笑)。

CE

Coolなガジェット
 気がついたらお食事の時間。といってもサンドイッチ程度だけど。そしたら、右隣の外人さんが話しかけてきた。彼はなんとアメリカ空軍の人らしい。なんで空軍の専用機を使わないんだ?と聞いたら「専用機は荷物でいっぱいさ」なんて言っていた(笑)。それにしてもエコノミーとは、空軍も経費削減に大変なのかなぁ。で、いろいろ話を聞いていると、どうやら彼は事務官の方で、プログラムを組んでいるとのこと。なんで僕が出会う人って、軍人にもかかわらず技術系の人なんだ!(笑)。類友なんだろうか。彼曰く、これからはC++とJAVAとXMLは必須で、ツールとしてはCold Fusionがグッドだとか。それからPDAの話になって、彼の自慢のWindows CE端末を見せてもらった。これがなかなかかっこいい。これだったら僕もほしいなぁ、CE。

 そんな感じで、マニアックな話をしていたら、あっという間に着陸。楽しい時間を過ごせた。飛行機はほぼ定刻通り。そして飛行機を降りて、連絡通路を歩いていると…、見たことのある顔の男の人が立っていた。あれ、似ているなぁ、と思っていたら、すぐ横に奥様が(笑)。やはり!。ふれあい祭の仲間、錬太郎・桃子夫妻だった。声をかけたら2人とも超びっくりしていた。そりゃそうだよね。こんなところで知り合いに会うなんて思わないもん。彼らは、共通の友人の結婚式に招かれて一泊二日で来たらしい。都合がつくようなら一緒に食事しようと、連絡先を教えてもらう。で、彼らは14時から式が始まるため、時間的に余裕が無く、先に入国審査を済ませて出発していった。こんな偶然もあるのね。

 さて、一人になって入国をすませる。前回金浦国際空港でも思ったけど、韓国の入国審査はとろいよ。時間かかりすぎ。凝ったことをしているわけではなくて、一つ一つの動作がのんびりしているというか。ちなみにパスポート番号などを入力する機械はWindowsマシンでした(笑)。

 まずは現地通貨を手に入れよう。ということで、ATMを探し始めたのだけど、最初に見つけたATMはハングルしかメニューがなかった…。ここって国際空港じゃなかったっけ??。しょうがないのでインフォメーションに聞きに行った。そしたら、日本語はおろか、英語も少ししかわからないときたもんだ(^^;。ホント国際空港??。ま、なんとか銀行を教えてもらい、その銀行に向かう。2Fにある朝鮮銀行。今度は英語のメニューがあった。で、CITIBANKのカードをいれると…、なんと使えない!。かなり参った。しょうがないので1Fに降り、また別のATMを発見。今度は日本語メニューもある。カードを入れると…、使えた!。よかったぁ。お金の問題で苦労したのは初めてだわ。開港したばかりだからしょうがないのかもしれないけど。
新空港

新空港

 あと30分ほど待ち時間があるので、バス乗り場のチェックと今日のスケジュールを考える。空港は思っていたよりも全然空いていた。日本人みたく、新しい空港だからって見物客が押し寄せる、ということは無いみたい。でも、鉄道が開通するまでにあと数年かかるらしいし、埋め立てた出島に出来ていて、そこと本島を結ぶ橋がまだ1本しかない。しかも周りはまだまだ建設中、という状態なのが空から見えた(笑)。無茶するなぁ、韓国人。

 そうこうしているウチに時間が過ぎ、岩本さん現る。無事に合流できて良かった。早速バスで市内に移動することに。バスに乗る前にチケットを購入する必要があるらしいのだけど、リムジンバスのチケット購入売り場はわかったが、安い座席バスの方はわからず。岩本さんにお願いして、早速彼の韓国語に頼る。そしたらすぐに案内してくれた。すばらしい!。やっぱり言葉がわかるのは良いね。で、案内された先がさっきのリムジンバスのトコロ。あれ?っと思ったら、実はそこで座席バスのチケットも買えるらしい。値段はリムジンバスが10,000W(10W=1円)、座席バスが5,500W。ほぼ半額だから、ここは重要(笑)。

 バスはすぐに来ていたので早速乗り込む。このバス、とてもきれいで座席も広い。これならリムジンとも大差ないよ。たまたま新しいバスにあたっただけかもしれないけど、これで十分だな。で、まだ建設中って感じの空港を後にして、新しい道路を走って一路ソウル市内へ。

ソウルヒルトン

ソウルヒルトン
 約1時間ほどで南大門の前へ。1時間半、と聞いていたけど、道が混んでなければ1時間でつけるみたい。この時点で14時過ぎ。とりあえずホテルにチェックインして、遅いお昼を食べに行くことに。ホテルまでは南大門から徒歩7分程度。地図を見てすぐに場所を確認。ほとんど迷わずホテルに直行。やっぱり高級ホテルだけあってなかなかいい雰囲気。チェックインはスムーズ。忘れたカードに関しては、番号を言ってポイントはOK。部屋へ向かう。

 部屋にはFAXと、レンタル用携帯電話がおいてあった!。さすが。説明も日本語の説明書きがあってわかりやすい。携帯は一日1,400円が基本料で、それに通話料がかかる。迷ったけど、岩本さんは一泊二日で帰ってしまうので、今回は不必要かな。次回もっと人数が多くて日程も長ければ利用価値は十分にあるね。

 さて、それではお昼を食べに行く。その前に、岩本さんのお友達で韓国に赴任中の小嶋君に連絡。今回いろいろ案内してくれるとか。僕が前回の旅行で使い切らなかったテレカを使おうとしたが、なぜかだめ。しょうがないので現金で電話。無事つながり、20分後に世宗ホテルのロビーで待ち合わせに。ここからなら歩いて十分に行けると思ったので、そうすることにした。

 予想通り20分弱で世宗ホテル到着。明洞のはずれの方にあるホテルで、場所は良いところ。今度はこちらも使ってみるのも良いかもしれない。で、5分ほど待っていたら小嶋君到着。自己紹介もそこそこで、腹ぺこの二人は食事を優先(笑)。近くに明洞餃子という、名前だけは有名なお店があるのだけど、そこに案内してもらう。小嶋君曰く取り立てておいしいわけでもないのに何故か有名だ、とのこと。

 お店はホテルから徒歩3分くらいで、明洞の中心街付近。席はほぼいっぱい。たまたま待たずに座れた。メニューはそば3種類と餃子だけとか。そばと餃子を頼む。結構おいしい。が、確かにこの程度でなんで有名なんだろう、と不思議に思う。もっとおいしいお店はいっぱいあると思うけどねー。食事をしながら改めて自己紹介。そしてこの後の予定を決める。江南の方に出来て間もないショッピングアーケードがあるというので、そこに行くことに。

 お店を出て、少し明洞を散策。すると、安いPC房を発見。PC房、とはいわゆるインターネットカフェ。日本との違いは、ブロードバンドであることと、ネットワークゲームが大流行、というところ。1時間500Wというので入ってみたら、それは午前中の値段で午後は1,000W。それでも安いと思うので、とりあえず入ってみる。すると、狭い店内に15台ほどのPCがあって、それぞれにスピーカーやカメラがついていて、ビデオチャットも出来るようになっていた。

 岩本さんが椅子に座っていろいろWebなどを見てみる、が、当然日本語のページは文字化け。早速日本語フォントをダウンロードしようとしてみたが、エラーが出てだめ。エラーの内容もハングルなのでよくわからん(笑)。あきらめてネットワークゲームにチャレンジ。しかしこれまた問題発生。新しいIDを作る必要があるのだけど、そのためには社会保険番号みたいなモノが必要。当然岩本さんは持っていないため、結局店員のIDを借りた。しかし、サーバーが混んでいるらしく、うまくコネクションが張れずにゲームできず。あきらめることに。しかし、めちゃ盛況。席はほぼ満席で、入れ替わり立ち替わり人が出入りする。で、みんなネットワークゲームに夢中。こちらではこれがある意味ゲームセンターみたい。カップルで来て遊んでいる子たちもいるし、友達同士で来ているのもいる。PC触りにインターネットカフェに来るのってなんか不健全な気もするけど、ゲーセンだと思えばまぁ納得。
PC房

PC房にて

COEXのPC房

COEXのPC房はサイバー
 さて、お店を出て、環状線の地下鉄3号線に乗って江南へ。ここのCOEXというのが、新しいショッピングアーケード。昨年の秋にオープンしたとか。駅から直結で、確かに新しくてとてもおしゃれ。若い人も多くてデートスポットには最適だろう。日本でいえばお台場とか、ガーデンプレイスってところ。そんなところを男三人でふらふら(笑)。ここでも話題になっているインターネットカフェを見学してみたり、CD屋に入ってみたり。CD屋では“K-POP”と銘打って韓国のポップスを売っていた。日本の“J-POP”と同じだね。ここで岩本さんは坂下千里子に似た女の子のCDに興味を持ったらしい。でも坂下千里子は好みじゃないんだって(笑)。

 それから、岩本さんが家族から受けた厳命を果たすため、デパートへ。それはキムチ購入。しかも空港で売っているのはだめらしい(^^;。そこで食品売り場でキムチを吟味。試食を繰り返して、決定。真空パックのと、普通にビニール袋に入っているタイプと、2種類あって、どちらも中身は同じらしいのだけど、やはりありがたみがないということで真空パックは却下。でも、ビニール袋の場合はにおいの問題が(笑)。ということで、岩本さんは店員のおばちゃんに「しっかりラッピングしてにおいが漏れないようにしてね」とお願いして、ラップでぐるぐる巻きにしてもらっていた。
COEXはおしゃれな感じ

COEXはおしゃれな感じ

 さて、そろそろ19時。夕飯は小嶋君ご推薦の焼肉屋さんで、恵化にあるとのこと。出発する前に、錬太郎君に電話をしてみる。しかし、外出中とのこと。メッセージを残そうと思ったけど、向こうのホテルの人の日本語が怪しく、こちらの意図が通じなかった。残念。後でまたかけることにして、とりあえず恵化へ向かう。

 ここは駅から徒歩1分。めちゃ近くてわかりやすい。あらかじめ電車の中で小嶋君が予約をしてくれたため、すぐに席に通される。で、まずはビール。かなり喉が乾いていたし、結構あっさり味なので、ごくごく飲んでしまう。そして、焼肉はカルビ2人前にロース2人前。キムチがどどっと並び、焼肉開始。おいし〜!。岩本さんも大満足。すぐにカルビ2人前追加、それからプルコギにユッケも。小嶋氏推薦のサラダのようなモノもおいしい。ビールも気がつけば6瓶空けて、さらに焼酎へ。で、いろいろおしゃべり。彼らは大学時代の友人とのことで、いろいろ大学時代のお話を聞いた。

 22時過ぎになったので、お店を出てソウルタワーに登ることにする。飲んで食って、一人5,000円だった。かなり安い。僕は日本で岩本さんに借りがあったので、このときの支払いは僕が2人分払う。それでも10,000円だからねぇ。で、お店を出て再度錬太郎君に電話するも、今度は別の部屋に回された…。今回は連絡つけるのをあきらめることに。残念。気を取り直して、忠武路へ。ここから歩いてロープウェイ乗り場へ向かう。徒歩10分程度だけど、坂道なので僕と岩本さんは息切れしながら登る(^^;。

 なんとかロープウェイ乗り場まで着いたが、なんと直前で営業終了だった。22時半までとは…。つ、つらすぎる。ソウルタワー自体は23時半までやっているので、タクシーで行くことにする。が、これが全然捕まらない。5分ほどタクシーをゲットしようとしたが、だめ。あきらめて下山することに。ソウルタワーは次回の宿題です(笑)。

 せっかくなのでこのまま帰らずもう一軒飲みに行くことに。小嶋君おすすめのお店で、小嶋君のおごりで飲ませてもらってしまった。今日はお世話になりっぱなし。いろいろ良い経験をさせてもらって楽しい一日だった。

 飲み屋を出たら0時半すぎ。そこからまた徒歩でホテルに戻る。小嶋君も送ってくれて、ヒルトンの前でタクシーを捕まえて帰っていった。僕らは部屋に戻り、まずはメールチェック。それからお風呂に入って就寝。今日は長い一日だった。


翌日へ…