韓国食い倒れツアーII 二日目


Next Page
Prev Page
Agenda
 朝、目覚ましは8時になった。が、僕も岩本さんもそのまま二度寝。で、僕は10時にベッドを出て、目を覚ますためにお茶を飲む。岩本さんは幸せそうに寝ている(笑)。普段オフィスに泊まりっぱなしでベッドで満足に寝てないんだろうな、と思って、起きてくるまで待つことにした。ソファに座ってぼーっとしていたら、11時近くになって目を覚ます。彼は今日帰国なので、支度してすぐ出よう、ということになる。

 東大門市場を見たい、ということなので、地下鉄4号線に乗って向かう。ここでファッションビルの一つ、DOOTAに入って上の方から順々に見て回ることにした。岩本さんは「韓国らしい」ストラップがほしい、ということで、若い女の子向けのアクセ屋を見て回る。いくつか気に入ったストラップを発見したが、8,000Wといわれてあきらめる。手作りとはいえちょっと高いからねぇ。

 こういったビルに入っているお店は、まるでPCの展示会場のように一コマ一コマ別のお店になっていて、パーティションで区切られている。そのため1フロアに100軒くらいお店が入っているわけ。売っている品物は同じモノも多かったりするのだけど。ある程度見ていたら、お昼に良い時間になったので、ビルを出て少し周りをブラブラしつつ、良いお店があったら入ることに。

 しばらく屋台などを見ていたけど、結局何も買わず。東大門市場から東大門運動場まできてしまった。ここでガイドブック登場。岩本さんは韓国最後の食事に冷麺を食べたい、というので、一番近くにある冷麺屋を検索。15分ほど歩いたらありそうだったので、そこに向かう。しかし、地図の細かい部分が載っていないため、ぐるぐる回るハメに。そのお店の一帯はバイク屋さんが大量にあるところだった。初めて歩く街。最終的には岩本さんの韓国語炸裂。GSのお兄ちゃんに質問。優しく教えてくれた。僕らが歩いていた道のすぐ近くだった。

 近くまでいくと、たくさん車が止まっていた。どうやら地元でも人気のお店らしい。観光客は全然いない様子。でも、ほとんど待たずに2階へ案内される。靴を脱いで上がる。そしたら床暖房だった。岩本さんはしばらく鞄を床においていたが、はっと気がついてすぐに膝に抱えた。そう、冷やしたキムチが鞄の中に入っていたのだった(笑)。少し暖まってしまったらしい。

 とりあえずメニューは3種類ほどの冷麺などしかない。メニューを見せてもらうと一応日本語も書いてある。でも日本語よりも写真が載っていたことの方がありがたかった。これで二人とも水冷麺を選ぶ。するとお茶が運ばれてきた…、と思ったら、中身はお茶ではなくてどうやら牛の煮込み汁みたい。肉冷麺で使う牛肉の奴。これがなかなかおいしい。それから5分ほどで冷麺が運ばれてくる。例によって目の前でざくざくはさみで切ってくれる。岩本さんもこれで満足(笑)。味もなかなか。あっさりしていて良い。

小嶋君へ電話中

小嶋君へ電話中
 この時点で13時過ぎ。14時くらいにはバスに乗っていないと間に合わないので、そろそろ帰り道につくことにする。地下鉄4番線に乗ってソウル駅に出て、そこからバスで空港へ。まずは地下鉄。このお店からは5分ほどで東大門運動場。で、テクテク歩いていると、見たことのある風景が。そうだ、初めてソウルに来て、夜道が怖かったトコロ!。なるほど、ここにつながっているのね。点が面になっていく感じで楽しい。でも、昼間は別に怖くないところだよ。その道すがら、小嶋君へ連絡するのを思い出し、電話を入れる。今日はもう帰るので会えないね。

 地下鉄でソウル駅。地上に出てバス停を探すが、仁川国際空港行きが見つからない。10分くらいうろうろして、一つだけ見つけたけど、何時来るかわからず。しょうがないのでリムジンバス乗り場にいた係員に聞いたら、時間があるのならそのバスを使って行けばいいけど、時間がないのならリムジンに乗った方がいいよ、とのこと。リムジンだと10,000Wなんだよね。かなり迷ったあげく、時間がないのでリムジンで帰ることにした岩本さん。かなり悔しそうだった。ここで岩本さんとはお別れ。僕はあと1日半ある。ということで、ソウルに来て初めて観光らしいことをすることにした。まずは光化門へ向かい、景福宮を見物することに。すると、ソウル駅から光化門に行くのは乗り換えが面倒だとわかる。そこで、地下鉄1号線で鍾閣へ行き、そこから7分ほど歩くことにした。

 鍾閣は以前に仁寺洞に行くときに使った駅。ここから歩いて世宗大路を歩いて光化門前へ。光化門は道の真ん中にどーんと構えている。ここから景福宮の中には入れないので、脇の方に回る。そこから中に入ってしばらく北に進むとエントランス。700W也。地元の若いカップルのデートスポットにもなっているみたい。700Wなら安いもんね。で、いろいろと見て回る。昔は漢字を使っていたため、門の上には漢字で名前が書かれている。この景福宮の中にある千秋殿というところで、実はハングルが生まれたらしい。1443年にここで完成して、その3年後に交付されたけど、その後もしばらくは漢字よりも軽んじられて普及しなかったらしい。国威発揚、ということなんだろうね。勉強になる。
光化門

光化門

 ここで1時間ほどぶらぶら散策。さて、次はどうしよう、とガイドブックを開くと、徒歩10分で昌徳宮に着くみたい。またテクテク歩く。今回の旅はとにかく歩く。で、タクシーをいっさい使わないこと。そうすることによってソウルの地図を頭の中でしっかり完成できるから。それに歩いて見て回るといろいろな発見も多いし、楽しい。疲れるけどね。

 昌徳宮に着いたものの、なんとここは入場制限がある。しかも韓国人、日本人、英語を話す人たち、のくくりになっていて、日本人は40分後でないと入れなかった…。今回はあきらめて、別のトコロに行くことにした。さて、どうしよう。

 そこで、いったんホテル近くの眼鏡屋さんに行って眼鏡をオーダーし、そのままホテルに戻って休憩を取ることにした。今は16時近く。ま、ホテルで1時間ほど休んで、19時くらいにまた外に出ればいいかな。そうと決めたら最寄りの地下鉄3号線の安国駅に行って、忠武路駅まで行き、そこで4号線に乗り換えて会賢に行く。ここから徒歩5分ほどで「カナ眼鏡院」に着く。ここは「ABROAD」に載っていたお店の一つで、ホテルの目の前。ということで、早速入る。

 当然日本語通じる(笑)。日本語でいろいろ注文して、結局2つ眼鏡を作る(^^;。一つはオフィスでする普通の度入りで、もう一つは度が入っているサングラス。2つで18,500円。安いなぁ。できあがったらホテルに届けてくれるそうなので、お任せして店を出る。この時点で17時ちょい前。ホテルに戻るとそのまま寝てしまいそうだったので、明洞まで歩き、少し早めの食事を取ることにした。

 明洞までは10分かからず。で、いろいろふらふらしてみる。とりあえずスニーカーも欲しかったので、スポーツショップもいくつかのぞくが、ちょいと予算オーバー。17時半くらいに「百済サムゲタン」というお店へ。これもガイドに載っていた。サンゲタンを食べに来たのだ。店内は大きかったけどまだ空いていた。早速メニューを見せてもらう。日本語は無し、でも写真はある。そこでサンゲタン、と言って写真を指さしたらOKだった。最初にキムチが出てくるのは焼肉と同じ。5分ちょいしてサンゲタンが運ばれてくる。これはトリの中身をくりぬいて餅米、高麗人参、栗などを詰め込んで、煮込んだもの。スープの中に入っている。で、食べてみたけど、最初のウチの鶏肉はおいしい。だけど、中から出てきた栗や高麗人参はダメだった。栗は、皮をむかずに丸ごと入っていて苦かったし、高麗人参もやはり苦い。僕にはあわないらしい。3分の2は食べたけど、あとは残してしまった。でもこれで1,000W。ま、こんなもんでしょう。

 18時頃お店を出たけど、まだまだ明るいソウルの街。もちろん日曜にもかかわらず今日も明洞はとても活気があふれている。疲れてはいたけれど、やはりホテルに戻るのはもったいない。ということで、少しスターバックスで口直しをすることにした。いつものようにトールモカを頼んで4Fに上がる。運良く窓際の席が空いていたのだけど、5分ほどしたらソファの席が空いたのでそちらに移り、一人待ったりタイム。ナニも考えずにおいしいモカを飲むなんて、幸せだな〜。

 さて、30分くらいぼーっとして、そろそろ外も暗くなってきた。もう少し街をふらついてからホテルに戻って休むことにした。そこで、ふらふら街を歩いていたんだけど、どうも眼鏡が気になる。それも縁なし。さっき眼鏡を2つも買ったばかりだというのに…。

ミリオレ前のダンスステージ

ミリオレ前のダンスステージ
 で、ふとミリオレ明洞(ミリオレは東大門にもある)の前まで行くと、なんかダンスイベントをしている。最近流行りらしい。結構おもしろい。素人がでてるのかと思ったけど、そうじゃなくて若手の売り出し中のダンスパフォーマーみたい。なかなか楽しい。渋谷でもこの手のイベントやれば結構人集めできるんじゃないかなぁ。ちなみにこのイベントはミリオレが主催しているもので、やはり集客効果を狙っているのだろう。しばらく眺めていると、少し寒くなってきたのでミリオレの中に入って少しうろうろ。そしたら、アクセの階で眼鏡屋発見。で、いろいろ物色していると、店員が日本語で話しかけてきた…。で、いろいろ話しているウチにやはり縁なし眼鏡がどうしても欲しくなり、交渉し出す(^^;。縁なしでブルーのサングラスが60,000Wといわれたのだけど、粘って52,000Wまで負けてもらった。やはり交渉はしてみるモノだね。

 できあがるまでに1時間ほどかかるということなので、21時にまた来ることにして、ミリオレの他の階をふらふら。一通り見てもまだ30分以上あまってる。また外を見て歩く。屋台で良いにおいがしていたけど、お腹はいっぱい。でも20時過ぎでもまだまだお店は開いてるし、人は一杯いるし、しかも渋谷や新宿と違って酔っぱらった人たちが一杯いるんじゃなくて、しらふで純粋にぶらぶらしている人ばかり。なんかある意味健全だよね。ミリオレなんか日曜でも朝3時まで空いているし。こんなに人手があるのなら、韓国も全然不況じゃないのではないか?と思ってしまう。それは日本もそうなんだろうけど。街ゆく人は多くても、財布の紐はかたい、というパターンなのだろうね。

 そうこうしているうちに21時。眼鏡屋に戻ると、レンズの色づけがまだ終わってないと言われて、あと30分ほど暇つぶし。結局全然早めにホテルには帰れないや(笑)。その方が楽しくて良いけどね。また街をふらついて、それからバックスでカプチーノを1杯買って、また眼鏡屋へ。今度はOK。で、ブツを頂いて、カプチーノ片手にホテルに戻る。

 で、お風呂に入って、メール書いたり日記書いたり。気がつけば1時になっていたので、そろそろお休み。残り1日。明日もショッピングデーの予定。


翌日へ…