BIKE NEW YORK 2005 4日目


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Agenda
 朝8時過ぎに電話で起こされる。川野からの電話だった。今日のお昼、会えそうだとのこと。12時にGrand Central TerminalのOyster Barの前で待ち合わせることにして電話を切る。それからしばらくうとうとして、9時過ぎにシャワー。相方はまだ寝てる…。

 絵はがきを用意したり、メール書いてるウチに相方も起き出して準備。今日は朝ご飯抜きでいきなりOyster Barに行くとするか(笑)Grand Central Terminalまでは5線で1本。11時過ぎに出れば余裕で間に合うな。駅自体も見てみたかったので、ちと早めに出ることにした。しかし、ホテルを出て気がついたが、今日さくらちゃんに返す予定だった自転車のチェーンロック、忘れてきてしまった…。明日また合う約束とりつけて、その時に返すか。

Wall Street

Wall Street
 地下鉄乗る前に、Wall Streetにて記念撮影。一昨日通ったときは雨だったから、写真撮らなかったんだけど、今日はとっても良い天気だから。

 Grand Central Terminalの構内は非常に広い!天井が高くて開放感がある。今では地下鉄の駅しかないようだけど。ちょっと暗いため、写真は上手く撮れず。三脚ないと厳しいなぁ。それからまだ時間があったので、Spring Saleなるものがあったのでちと冷やかし。あまり良いモノはなかった。

 10分前に到着。まだ来ていない様子。まぁそうかな。しばらく座って待っていたが、12時になっても現れず。お店の前にメニューがあったのでじっくり見てしまった(笑)よく見ると今日の日付が入っている。毎日更新しているみたい。すごいね。このメニュー、手書き風なんだけど、毎日こんなの書いてられないよなぁ、と思ってさらによーく見ると、文字の特徴が全て同じ。これ、手書き風フォントを使ってるんだね。アルファベットは文字数が少ないから、自分のオリジナルフォントもそこそこの値段で作れたりするので、そういうのを使っているのだろう。

 30分近く待って、ケイタイに電話かけてみるか、と移動し始めたときにようやく川野と美沙さんが到着。タクシーが渋滞にはまって遅れたとのこと。他の人は別のタクシーで遅れてくる、とのことなので、とりあえず4人でお店に先にはいることになった。

 僕らが到着した頃はまだ空いていたけど、流石に12時半を過ぎるとかなり混んでいる。それでもなんとか7人同じ席の円卓を確保できた。座って軽く自己紹介していると、美紗さんのお母様、お母様のお友達、妹さんの3人が到着。お母様は、川野たちの結婚式でお会いしたことを覚えてくださっていてちょっとびっくり。

 早速飲み物食べ物。しかし一気に女性が増えて、しかも場慣れしている方ばかりなので僕らはちょっと気後れ気味。昼からアルコール飲んでも良いのか、食べ物何頼もうかと迷いまくり。結局グラスワインを頼み、食べ物は皆さんにお任せにした。オイスターを産地別にいろいろ頼んでくれていた。

 川野にケイタイを借りて、Smartone-VodafoneのSIMを入れてみたけど、SIM Lockがかかっていてダメ。諦めてしまった。後で考えたらこのとき川野のSIMを僕のケイタイに入れてみて試せば、1,900Mhz帯が使えるかが分かったかもしれないのに。うーむ。

 ちなみに川野一家、W Hotelに泊まると言っていたので、すごいね、うらやましいね、と話していたら、実は予定していたホテルが1泊分取れなかったから仕方なくWにしたんだそうだ。美紗さん曰く、ホテルに入るなり川野の撮影会開始で、部屋に入っても、荷物を開ける前に一通り写真を撮りまくったらしい…。デザイナーズホテルとして人気が高いホテルだからねぇ。僕もソウルに出来たので、行ってみたいと思っていたところだったのだ。ちなみにWではLANがあったけど、今泊まっているところはないらしく、Kinko'sまで行ってメール読み書きしているそうな。ケイタイ使えなくて面倒かけて申し訳ない。

 オイスターは一人3個分くらい運ばれてきた(笑)それ以外にスープやサラダなど盛りだくさん。でもしっかり一人分の量がほどよくなるようにオーダーしていただいていた。さすが。

 彼らも明日、お芝居を観るというので何を観るの?と聞いたら、僕らと同じのだった(笑)また明日も会えるかもね。とはいえ、まだチケットが2枚しか確定していない、ということで、その場で決定会議。皆さんOKだというので、早速その場で川野がチケットを押さえる電話をかけていた。女性4人に男1人だと、コンシェルジュの如く働かないといけないんだね…。がんばれ〜。

Oyster Bar&Restaurant
Grand Central Terminal
89 E. 42nd St.
New York, NY 10017
(212) 490-6650

 今夜の夕飯、一緒にどうか、と言われたので、Yesと応える。3つほど候補を上げてくれて、どれも僕のガイドブックにも載っていた。みんなの意見を聞いて優先順位をつけ、またその場で電話(笑)日本料理は空きが無くNG。フレンチはOK、とのことなので、今晩はフレンチに決まった。

 気がつけば14時過ぎ。そろそろ動きますか。ということでお開き。今晩19時半にお店で直接落ち合うことにした。僕らはというと、相方が目薬ホテルに忘れたから買いたい、というのでファーマシーへ。目薬コーナー発見したが、相方はソフトコンタクト用の目薬でないとダメ、という。ソフトコンタクト用の目薬、って英語でなんていうんだ??片っ端から成分などの説明書きを見ていって、英語でもHardとSoftがあることがわかる。ようやくそれらしいEye Dropを発見したけど、相方不安らしい。目にさすモノだしね。通りかかった店員に聞いてみたけど「I don't know」だって…。しょうがない。時間はまだ余裕があるから、いったんホテルに戻るか。チェーンロックも取りに帰れるし(笑)

 地下鉄にて来た道を戻る。ホテルで忘れ物を取って、すぐに出かける。地下鉄で移動して、48th St.で降りてMoMAへ。おっと、その前にさくらちゃんに電話。またもや彼女の会社の福利厚生で、MoMAに無料で入れるのだ(笑)最初の1回目は上手く繋がらない。しかもいれた¢25が返ってこない…。く、くやしい。再度チャレンジ。今度は繋がった。仕事中ではあったけど、いったん抜けてきてくれるとのこと。

 MoMAについて5分もしないうちにさくらちゃん登場。おー、バリバリ仕事してる、って雰囲気醸し出してるわ。一緒に中に入り、受付に行くと、コーポレートメンバー専用受付が別にあるのでそちらへ、と言われる。そこにいってさくらちゃんが社員IDを見せると、僕ら3人分無料のチケットを貰える。わーい。持つべきモノは特典持ちの友達だ(笑)ちなみにさくらちゃんも仕事中だけどモネの睡蓮だけ観ていくんだって。

 睡蓮は2Fにあった。思ったよりもずーっと大きな絵なのね。フラッシュ焚かなければ写真もOKらしい。良いのだろうか…。とりあえず撮ってみたけど。暫く眺めてさくらちゃんは帰っていった。また僕らが帰るときにオフィスに寄る約束をして。そして僕らは閉館までここで過ごすことに。とはいえ、18時閉館だからあと2時間半ほど。
右側はまねっこ

右側はまねっこ

ダリの絵

ダリの絵
 現代美術が多いため、変わったインスタレーションが多い。面白いけど、イマイチ本質が分からないものも多い。そんな現代美術の合間にダリの絵を発見。しっかり写真に納める。結構広くてじっくり見てると時間はあっという間に過ぎていく。

 少し疲れたので休むことに。5FにCafeがあるので、そこに行った。3Fにもあったんだけど、そちらは長蛇の列だったが、こちらはすぐに通された。とはいえ、空きはほとんど無いので運が良かったのだろう。テラス席近くの席だったんだけど、残念なことにテラス席への扉が開く度に強烈に寒い風が…。しかも、お客だけじゃなく店員すら扉を開けっ放しで去っていくことが多々あり、そのたびにその扉付近で座っている人たちが代わる代わる扉を閉めに席を立つ(笑)困ったモノだ。

 僕らのテーブルについたウェイターは、超のっぽのアフリカ系アメリカ人。220cmはありそう。ケーキを1つ注文したのだけど、僕が食べたいのが売り切れだった。16時半過ぎだから、しょうがないか。2回、売り切れと言われ、ようやく最後に頼んだケーキがOK。のっぽのウェイターからは「Good choice!」と言われたけど、三度目の正直だよ…、と心の中でつぶやいてみた。ちなみに相方がたのんだチャイティーはかなーりダメ。残念でした。
今日残っていたデザート

今日残っていたデザート

 さて、もう少し見てから外に出ようか。下のフロアへ移動して一通り見て歩いて、1Fまで戻ってきた。お土産探しにショップへゴー。広くて結構種類は多いけど、これだ、というのは無し。道向かいにもMoMAのショップがあったので、そちらにも行ってみよう。しかし、外に出てみたら少し雨が。うーん、今日は傘持ち歩いていなかったのに。小雨ですめば良いんだけど。

 向かいのショップは、意外に狭かった。無印良品も置いてあった…。MoMAで評価を受けている、というのは以前何かで読んだことがあったけど。ここで買う必要はないな(笑)結局何も買わず。時間はそろそろ18時近く。さくらちゃんのオフィスへ立ち寄って、預かってもらっていた荷物を引き取り、自転車のチェーンロックを返そう。

 雨は結構強くなってきた。さっさと某L証券会社へ。入り口には守衛がいるが、ゲストだと伝えれば中に入れた。中に入ったら電話して、とさくらちゃんには言われていたが、内線電話のたぐいは無い。うーむ。受付に行って、さくらちゃんを呼び出してもらう。部署名も分からないけど、とりあえず電話番号見せたら分かってくれたらしい。降りてくるから待ってて、と言われる。

 すぐにさくらちゃん現れる。大きい荷物を抱えて…。相方のお姉様へのお土産を預かってもらっていたのだった。着いた初日からこんなん買わんでもいいのに…。それを受け取り、代わりにチェーンロックを返して、今日はバイバイ。明日、お昼を食べる約束をしてわかれる。

 外に出たら雨は本降り。とりあえず向かいのスターバックスで雨宿りしようか。入ってみたがお店は狭く、空席は無し。こりゃだめだ。夕飯のお店、『Aix』に行くことを考えて、8th Ave.まで行ってその付近でカフェを探そう。

 雨の中急ぎ足で移動。日本みたいにそこらじゅうにコンビニでもあれば傘を買うんだけど、なかなか見つからず。結局地下鉄の50th St.駅の真上にスターバックス発見。席も空いていたので、ここで座って休むことにした。

 あと1時間半ほど。絵はがきを書きながら外を眺めていると、雨はますます強くなる…。これじゃ傘がないとダメだな。地下鉄乗る前に傘を買おう。暫く眺めていると、ついうとうと…。

 気がつけばそろそろ19時。移動時間も考えて、そろそろ出るか。ちょっと周りを歩いてみると、ディスカウントストア発見。そこに飛び込んで傘を探すも、無い。売っていないとのこと。商機を逃しているな〜、この店(^^;。時間的にもリミットだし、レストランは地下鉄からもすぐだから、傘無しで行くか。帰り雨脚が強ければタクシーで帰ればいいし。

 50th St.駅に行ったら、結構人が待っている。すぐ次の電車来るだろう、と思っていたが、待てど暮らせど来ず。15分ほど待って、ようやく来た。でもこの時点で19時20分。1回乗り換えが必要なので、間違いなく遅刻だ。うーっ、お昼は時間前に来れたのに。

 59 St-Columbus Circleで乗り換え。このとき公衆電話を見つけたので、川野のケイタイに15分ほど遅れる旨連絡入れた。彼らは既に着いたらしい。申し訳ないが、お昼もあったのでお互い様、ということで(^^;。

 次の電車はすぐに来たので、予告通り15分以内の遅れで収まった。最寄り駅の86th St.駅に着いたら雨も上がっていたし。良かった〜。お店は外見はちょっと古い感じだけど、中は結構インテリアに凝ってる。そしてお店の人に聞く前に川野ご一行発見。ウェイティングバーにて一杯飲んで待っていてもらっていた。席はすでに用意済みだったので、そのまますぐに席の方へ。

 流石フレンチだけあって、メニューに責任者としてシェフの名前だけじゃなく、ソースシェフの名前も載っていた。フレンチはソースが命!だからね。これは期待できるかも。しかしプリフィックスを頼むと量が多すぎて食べきれないだろう、という話になり、一人2品ずつ位頼んで、シェアすることにした。とはいえ、いろいろ種類があるのでまずは飲み物から。川野にワインを一任。

 メニューはフランス語と、若干英語で補足がある程度。分からない料理もあったのだが、美紗さんのご家庭はさすが。お母様がよくご存じで、教えてくださる。説明を聞きながら、鱒の料理を選んでみる。選んでいる時に赤ワイン到着。美紗さんとウチの相方のみ白ワインをグラスで。ではかんぱーい。

Aixの料理!

Aixの料理!
 皆さんそれぞれ好きなモノを頼んで、まったりおしゃべり。何でも昨日のFive Boro Bike Tour、ニュースにも流れていたらしく、フェリーでは3時間半待ちになっていたとか。早めに出たので1時間半で済んでとっても助かった。一人で3時間半も待てないよ…。来年ももし参加するなら早めに帰途についた方が得策。

 料理が次々に出てくる。どれも美味しそう。小皿をもらって人数分カットしてお裾分け。やはり量が出るから人数多い方がいろいろ食べられて嬉しいね。最後はしっかりデザートとコーヒーも頼んだ。デザートは流石に人数より少なくオーダー。スフレ等を2つずつ位頼んでいたかな。

Aix
2398 Broadway at 88th Street, NYC
212.874.7400

 気がつけばもう22時過ぎ。いやぁ、美味しかった。満足してお店を後に。川野一家はバスでホテルまで戻るとのこと。僕らは地下鉄で帰ることにしたので、お店の前でお別れ。もしかしたら明日劇場で会うかもね。

 雨はすっかり上がっていたので、傘を買わなくて良かったかも。地下鉄でのんびり帰って、またホテルで絵はがきを書き書き。明日は朝からBattery Park辺りを散歩したい、と僕が提案。早起き嫌いの相方はやや不満そうだったが(笑)早く起きるために早めに寝た。


翌日へ…