朝早く宿を出発して、会場である山形市内の河原にまっすぐ向かいました。
途中、行ったときは必ず寄っているお店で、ずんだ餅のくしを買って歩きながら食す。やはりこの店は美味い。
目的地の直前のスーパーに立ち寄って、お土産用の葡萄を買っておくことにした。スチューベンとナイアガラが置いてあったけど、山形の人はほとんど緑色のナイアガラを買うんだそうな。ちょっと不思議だ。本当は巨峰系が欲しかったけど、仕方ないのでスチューベンを1箱購入。ナイアガラは友人の方が買ってたので、あとで山分けにしよう。
お天気は快晴とはいかず曇っているものの、雨の気配はもうなく、台風で全くダメなんじゃないかという心配は現実になりませんでした。ただ、いつもは飛び越せるくらいにちょろちょろとしか流れていない川が、ごうごうと濁流を流していたのは驚きましたが。
河原に到着したら、すでに数名が集まって里芋の皮むきを始めていた。普通は剥き芋を使うんだけど、畑から掘って来れる参加者がいるので、毎回みんなで皮を剥くのだ。主催である「親方」はちょうど市場に買い出しに行っているところらしい。
芋の準備が終わって鍋を火にかけた頃、親方が帰ってきた。今年もお世話になりますとご挨拶したのちに、本格的に下ごしらえ開始。
具はさといもとごぼうとこんにゃくと牛肉、さらに長ねぎ。豚肉みそ味の地区もあるらしいが、ここでは牛肉しょうゆ味である。これが素朴ながら美味いのだ!
さらには焼き鳥や牛肉ブロック肉の丸焼きだのを、これまたクジラ肉の刺身、牡蛎の酢の物、ホキのシソ巻きなどのツマミを口にしながら人海戦術でこなしていきます。
あっというまに時間は1時前。
「鍋が出来たぞ!」との親方の宣言を聞いて、みんながお椀を持って群がります。
昨日宿で食べたものと比べると、明らかに里芋と牛肉の比率が高い。
しかも河原で食べるのが美味い!
みんな顔がにっこりです。
おかわりをしているうちに鍋はあっという間になくなり、続いて第2ラウンドの焼き鳥と牛肉にみんな群がるのでした・・・。
すっかり暗くなり、後片付けを終えたのち、関東勢はみんなでおいとま。
帰りの新幹線では一気に疲れが出てきて爆睡してしまいました。
行きにくらべると帰りはすんなりだったけど、とにかくぐったりしていたので無事に帰り着けてよかったです。
もう若くもないので疲れるけど、また機会があったら行きたいね。
自宅に帰り着いて、お土産の葡萄の箱を開けた。
ぎゃ〜、なんだこれ!
中身がすっかりジュースになっている!?
2種類あったうちの片方がとても熟していたため、ちょっとした衝撃で身がはずれて中身全体べしょべしょになってたらしい。きれいな葡萄もびしょぬれで美味しそうな粉もなくなってしまって・・・。とほほ。