第五話Bパート

作・ヒロポンさま

 


 

澄み渡った空の色。

 

ユイカの心の色。

 

だだっ広い空の青の中を、ゆっくりと横切っていく薄い雲。ユイカとシンジは、その雲の流れの下、丈の高いビルを遠方に望む、せまっくるしい住宅街の歩道を、トコトコトコトコ歩いていた。

 

二人は、なんの会話を交わすでもなく、ゆったりと歩みを進めていく。父親と学校に通えるという不思議な現実の素敵な幸福感が、ユイカの心をときめかせる。シンジのほうでも、そのユイカの、うきうきワクワクとした幸福感に引き込まれる形で、奇妙な心のときめきを共有していた。

何も言わなくても通じ合う、その心の相互作用が、二人を無口にさせているというわけだ。

 

 

 

 

 

転校生。それが学校での碇シンジの当面の役どころである。学校という閉鎖社会が持つ一種独特な雰囲気は、容易に想像できる分、彼の中の不安感を掻き立てていく。学校に行く事が決まってからの数日間。社会生活から隔絶した特殊な時間の中をすごしてきたという自覚からくる自分自身に対する不信感が、彼の意識に絶えず付きまとっていた。

今はもうその区画さえ変わってしまった第三新東京市。昔馴染みのいなくなってしまった学校。

見知らぬ光景と見知らぬ人々の群れ群れ群れ。研ぎ澄まされた肉体を持つ人間が、優れた身体感覚を持つように。傷つき恐れる事に慣れ親しんだ彼の精神は、彼自身の不安の種を容易に嗅ぎ取って、自らのうちに起こるだろう事を正確に洞察していたのだ。

 

 

 

しかし、自分の心の動きに対する、シンジのささやかな予言は、意外な形で裏切られてしまった。時間と空間と自分。彼が彼足りえる要素の全てが、あっさりとお手手つないで、シンジの心を安定させてしまった。未来に対する恐怖が形作る独特の無表情は今はもうない。彼は自然に今の中にいた。

 

彼は思う。この心の安定は何だろう?っと。

 

そして、ふと気づく、傍らを歩き行く体温。

 

清浄な空気の流れの中を規則正しい呼吸で通り過ぎ、思春期にはいってからの由緒正しい思考のメビウスにはまったシンジは、何気ない様子でユイカのほうに目をむけた。

 

横顔。女の子の横顔。娘の横顔

 

長いまつげに縁取れらたアーモンド型の目、母親に似てすっと通った鼻筋と可愛らしい口元。その頬には、生まれ立ての陽光が優しく降り注ぎ、滑らかな肌の質感にやわらかなコントラストを与えて、やさしげな顔に浮かぶ快活な雰囲気を更に引き立てている。

 

不思議な温かさ。

 

何も考え込む事はない。

 

ふと気がつくと自分を取り囲む空気までが、十四年前と変わってしまっているように思えた。変わってしまった昔馴染みの人々の見知った顔。みずからの半身といっても良い女性の存在。そして可愛い自分の娘。すべてが、懐かしさと喜びと苦悩と戸惑いに満ち溢れている。

 

シンジは、心の中にある緊張感や不安に意識の手のひらでそっと触れてみた。なじみのある感触は確かに自分の中にあった。しかし、それはその他諸々の事象の中にバランスよく布置されていて、決して声高にその存在を訴えかけるような事はしなかった。

 

それが自然?それが自分らしさ?

 

そんなことはわからない。シンジはそう思う。そして、きっとそれでいいのだ。

 

ユイカに向けていた視線を再び正面に戻す。

 

二人の足音が、耳に心地よく響く。

 

ユイカの呼吸の音。そして、自分の呼吸の音。

 

 

 

碇シンジは、見慣れぬ通学路を同い年の娘とともに、静かにゆっくりと進んで行った。

 

 

 

 

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「あっ」

 

並んで歩いていた二人が大通りに差し掛かった所で、ユイカがその声を発した。

 

やわらかに路面を噛んでいくエレカのタイヤの音がひっきりに無しに響いている横断歩道の側に、見知った顔を認めたからである。

 

加持ミユキ−ユイカの幼なじみ兼悪友である所の少女は、仲良く連れ立って歩いていた親子に目を留めて、にんまりと笑ってみせた。

 

「おはようユイカ、シンジさん」

「おはようミユキ」

「おはようミユキちゃん」

 

交わされる挨拶。

 

定型のやり取りの後、三人は横一列に並んで、車道の向こう側にある信号が変わるのをぼんやりと眺めていた。

 

並んで立つと、三人の中でミユキがちょっとだけ背が高い。少し面長で、すっと鼻筋の通った顔立ちはユイカよりずいぶんと大人びて見えた。ミユキは少々たれ気味の目にいたずらっぽい光をきらめかせて、並んで立つシンジとユイカのことをちらちらと伺っていた。

 

「なーんかいい雰囲気よねぇ」

「なにが?」

 

嫌らしいミユキの問いかけにユイカを口をとんがらかせて即座に答える。

 

そのいい雰囲気をだいなしにしてるのはだれよ、なんて事を考えたりしている。

マンションを出てからここまで、自分でも驚くほどの落ち着いた時間をユイカは過ごしてきた。こういう風に父親と学校に通うと言うのはどういう事なんだろう。というそれまで考えていた期待感は、「こういうものなんだ」というなんだか訳の分からない幸せな納得のもとに理解されてしまった。

 

そんな空気の中で、ユイカはすっかり、いつも一緒に登校していたミユキのことを忘れてしまっていたのである。

 

「だから、ユイカとシンジさんがよ。なーんかさぁ、親子って感じじゃなくって・・・・」

「ミユキ!」

 

じっと信号を見詰めたままユイカが、ミユキをたしなめた。

 

「あっ・・・・・秘密だったんだっけ」

 

秘密−無論、シンジとユイカが親子であると言うことである。当然と言えば当然のこと、同い年の親子なんぞ、世界ひろしと言えど、この二人しかいない。機密事項盛りだくさんの諸事情を説明してまわれるでもなし、秘密にするよりほかないのである。

 

ミユキの問いかけに図らずも奇麗なユニゾンで肯き返す二人。

 

まじめな表情とその仕種があんまりにもそっくりだったので、ミユキは思わず吹き出しそうになった。

 

 

 

「だから、ミユキちゃんも僕のことはさん付けじゃなくって呼び捨てて欲しいんだ・・・・それと、敬語も使う必要なんてないよ・・・・・」

 

しばしの沈黙の後、二人の女の子の会話に入っていきづらいものを感じていたシンジが、おずおずといった感じでミユキにそう言った。

 

「でも・・・」

 

ミユキはうつむき気味に話すシンジを可愛いなんて頭の中で思いながらも、戸惑いの言葉を口の端にのぼせた。彼女にしてみれば、いかにシンジが中学生に見える(実際そうなのだが)といえども、アスカやレイと同じずっと年上の人間であると言う意識があるのだ。

 

「えっと、気にしないでいいよ。・・・その方がやっぱり自然だし・・・」

 

言外に漂うミユキの戸惑いを察知したシンジがすかさずそう返した。ニブチンの彼にしては上出来の部類だろう。

 

「・・そうですね。・・・・・うーん、じゃあ・・・君付けじゃあ芸がないし・・・えーと、シンちゃんって呼んでいいですか?」

 

多少テレがあるのか、ミユキは頬を赤らめてそう言った。

 

いつもの、羞恥心を持ち合わせていないかのような彼女の言動を知っているユイカは、大きな目をくりくりさせてミユキの顔を覗き込む。

 

「ママが、なにかっていうとシンジさんの話をして、その度にシンちゃんシンちゃんっていうもんだから・・・・呼び捨てなんかより、その方が呼びやすいです」

 

ミサトがママと呼ばれているという事実にシンジの笑いの琴線が刺激される。彼は、口元に浮かぶ笑いを何とかかみ殺した。

 

「えっと、いいよ・・・好きなように呼んでもらって・・・・」

 

改めて表情を引き締めると、照れたようにそう口にした。ユイカは何気なく目線をやって、シンジの左手が握ったり開いたりされているのを確認していた。

 

−パパってやっぱりシャイなんだ・・・・・今日は転校初日だし・・・私がフォローしてあげないと

−でも、こうやって照れてるパパってやっぱり可愛いなぁ。この表情に引き付けられる女の子がいっぱいいるかも・・・・・要注意よね。

 

そんな事を考えたりする。

 

「じゃあ、そう呼ばせてもらいますね。」

 

いつにないしおらしい調子で、そう口にするミユキ。ユイカはその横顔を横目で見ながら、「この子も要注意かも」という見境のない警戒の念を親友に向けていた。

 

「あっ、そういえばさぁ、ユイカはシンちゃんのことなんて呼ぶの?まさかパパってわけにはいかないわよねぇ」

 

ミユキが、調子を取り戻して、ユイカに問い掛けた。いつのまにか口元には例の笑みが浮かんでいる。ついでに、すでにシンジのことをシンちゃんと呼んいた。シンちゃん+にんまりとした笑い方。親子ってやっぱり似るんだ。シンジはあたりまえと言えばあたりまえの発見を、妙に慇懃に納得して一人述懐していた。

 

「わっ私は・・・・・・シンジ・・君って・・・・・」

 

顔を真っ赤にして、早口でぼそぼそっと言うユイカ。

そのいかにも恥ずかしそうな口振りに、横にいるシンジの頬も赤く染まる。どうにもこの親子は感情が伝染しやすいらしい。

 

「ふーん、シンジ君って呼ぶんだぁ」

 

おそらく期待していた答えだったのだろう。ミユキは二人の反応に満足したのか、一人うんうんと肯いてみせると、含みのあるアクセントでそう口にした。

 

「なによ・・・・」

 

ちょっとすねたようなユイカ。ぷうっと頬を膨らましてみせる。

 

「べっつにぃー」

 

そっぽを向きながら笑ってそういうミユキに、ユイカの頬が更に膨らんだ。

 

 

 

「信号・・・・・・また赤になっちゃったね・・・・・・」

 

いつのまにか青に変わり、そして今この瞬間に赤に変わった信号機を見ながら、シンジがぽつりと呟くように言った。

 

 

 

 

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マンションを出てから大通りにでるまで、まばらだった人影も、学校に近づくにれて、ちらほらと多くなり、校門が見える頃には、あたりは制服姿の生徒たちでいっぱいになっていた。

 

広く取られた歩道を、人の流れに乗って歩いていた三人は、程なくして校門をくぐり学校内へと足を踏み入れた。

シンジは、校門に入るちょっと前から、自分たちの方に向いている複数の視線を感じていた。

主に男子からの視線だ。彼らは一様にユイカとミユキに視線を向けた後で、その二人の間に挟まれて歩くシンジに向けて、不審な目線を投げかけてくるのである。

 

「あのさぁ、僕たちなにか注目されてない?」

 

今もまた自分の事を覗き込んでいった男子生徒に、ちらっと目を遣りながら、シンジがおずおずとそう口にした。

 

「ああっ、ユイカですよ・・・じゃなかった。ユイカよ」

 

ミユキが答える。

 

「ユイカ?」

「そうです。ユイカは、ほら、すごく可愛いから、人気があるんです・・・・じゃなくって、あるのよ。だから、その横を歩いているシンジさ・・じゃなくって、シンちゃんのことをじろじろ見ていくんだと思います・・じゃなくて、思う」

 

ミユキは、さっそく敬語を止めて、なれた感じで話そうとしているのだが、生来がそそっかしいために、たんびたんびに敬語が入る。それをそのままにすればいいものを、律義にも、いちいち訂正を入れるものだから、聞いている方はうっとうしくて仕方がなかった。

ちなみに、自分の事に対しては途端に感覚が鈍くなるので、ミユキの事を気にしている男子も結構多い事に本人は気づいていない。

 

「・・・・・そうなんだ」

 

じっと目線を上に向けて、「普通に普通に」などとぶつぶつ言っているミユキから目を離して、ユイカの方に視線を向けると、シンジは確認するようにそう言った。

今まで黙って二人のやり取りを聞いていたユイカは、シンジの視線を受けると真っ赤になって俯いてしまった。

これがアスカであったら、「当然じゃない」と言う感じで昂然とシンジの視線を受けるのであろう。

その間にも数人の男子生徒がシンジのことをじろじろと眺めながら通り過ぎていく。

 

−そうか、ユイカはもてるんだ・・・・当然か・・・アスカに似て、可愛いもんな・・そう言えばアスカも、人気あったっけ・・・・

 

変に注目を浴びて、緊張感を強いられたシンジは、こめかみにいやな汗が流れるのを感じながら、そんな事を考えていた。

男子生徒を中心に絶大な人気を誇るユイカとミユキを従えての初登校が、今後の彼の学園生活にどのような影響を及ぼすのか考えないままに、碇シンジは足を進めていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そうこうするうちに程なく三人は、下駄箱へとたどり着いた。

ユイカとミユキは、同じクラスなので、同じ並びにおのおのの下駄箱がある。かってしったる調子で、すたすたと歩いていく二人についてきていたシンジは、どうすればいいのか少しの間途方に暮れていた。

 

「えーと、パパは、この辺に置いとけばいいと思うよ」

 

自分たちの下駄箱のある並びの棚の端っこを指差すユイカ。見ると、ほかの下駄箱には、何やら番号札のようなものが貼ってあるのに、そのあたりの並びには札が貼ってなかった。つまりは、空きであると言う事だ。

 

「うん、ありがとうユイカ」

 

シンジはそういうと下駄箱に靴を入れようとしたが、ふと思い出したように顔を上げた。

 

「ユイカ・・・・今僕の事・・・・」

 

「あっ・・・・ごめんなさい。ついくせで・・・・」

 

てへへ笑いを浮かべながらそういうユイカ。

 

「気をつけないとね」

 

その言葉にユイカはこくりと肯いてみせた。シンジは苦笑すると、改めて下駄箱の中に靴を放り込む。その横で、ユイカは自分の下駄箱を、ぱかっと開けた。

 

 

パカッ

 

バサバサバサ

 

 

突然の音にシンジが目を向けると、困ったような顔をしたユイカが、じっと足元にある手紙の山を見詰めていた。

 

「もしかして、それ、ラブレター?」

「うん・・・・・・・また、きちゃった・・・・・」

 

途方に暮れたような声でシンジに答えながら、しゃがみこんで丁寧に一通一通拾っていく。

 

「あらあらあら、またきたのね。ほぉんと、懲りない奴等よね。いつも学期初めはこうなんですよ。まあ、一二週間もしたらこなくなっちゃうんですけどね」

 

敬語でシンジに説明するミユキ。彼女はどうやら、無理に普通に話すのを止めたらしい。

 

「そうなんだ」 

「そうなんですよ。・・・・また、ユイカが律義にみんなもって帰るもんだから・・・・捨てちゃえばいいのに」

「そんな事できないよ」

 

しゃがんだ膝頭の上で封筒の束をとんとんとそろえながらそう口にするユイカ。

 

「アスカもよくもらってた・・・・」

 

シンジがポツリと口にした。

 

「アスカさんはどうしてたんですか?ラブレター」

 

ミユキが問う。

シンジは、ちょっとだけ考えた後、人差し指で頬をぽりぽりと掻きながら口を開いた。

 

「・・・・全部捨ててたよ。その場で・・・」

 

 

その答えに、ユイカとミユキは、納得したように肯いてみせた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「じゃあ、とりあえず、職員室に案内するね」

 

すべての手紙を拾い終えて立ち上がったユイカが、シンジにそう言った。

 

「うん」

 

肯くシンジ。

 

「私は、先に教室に行ってるね」

 

手紙を拾うのを手伝っていたミユキは、立ち上がってスカートのすそを軽く払うと、二人に軽く手を挙げて、ユイカ達が進もうとしている方向とは逆にある階段に向かって、スタスタと歩いていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シンジが、先に立って歩くユイカの後を、きょろきょろと辺りを見回しながらついて行くと、程なくして職員室と書かれたプレートのかかった、ドアの前についた。

 

「ここが職員室」

 

くるっとシンジの方を振り向いて、ユイカがそう言う。かつてのアスカを思わせる軽やかな身のこなし。確かに感じられる血のつながりに、シンジの口元に覚えず笑みが浮かぶ。

 

「ありがとう」

 

やさしげな表情でそう言うシンジ。ユイカはそのシンジの顔を少し心配そうな顔で覗き込む。

 

「パ・・シンジ君、緊張してる?」

「えっ、大丈夫だよ」

 

どこか母親然としたその問いかけに、シンジは、多少引きつった笑いを返してみせた。

ユイカは、そのシンジの表情をどういう風に受け取ったのか、しばらくの間考え込むような素振りを見せた後、自分のスカートのポケットに手を突っ込んで、包み紙を一つ取り出した。

 

−チョコレート

 

シンジは即座にその物体の正体を察する。

ユイカは、かさかさと包み紙を取り除くと、例のごとくチョコレートを取り出して、シンジの口元に近づけていった。

 

「あーん」

 

可愛く口を開けて、シンジを促すユイカ。

誰も居ない廊下をきょろきょろと見渡してから、おすおずとシンジも口を開けた。

 

「あーん」

 

ひょい

 

ユイカは、その口の中にチョコレートを放り込んだ。

 

もぐもぐもぐ

 

暖かい甘さが、シンジの胸の中に広がっていく。

 

「緊張しないおまじない」

 

恥ずかしそうに俯いて、ユイカがそう言った。ほっぺたは真っ赤だ。

 

「ありがとう」

 

シンジの頬も赤い。

 

「おんなじクラスになるといいね・・・・・パパ」

 

ユイカは、ちょっとした沈黙を恐れるように早口でそう言うと、名残惜しそうにシンジとの距離を開けた。

 

「・・・・・・だめだよユイカ」

 

シンジは、「パパ」という呼び方に反応して、父親の威厳を精一杯出して、困ったような顔を作ってみせる。しかし、その口元には、チョコレートの香が漂っていた。

 

「わかってるよ」

 

そう言って、ユイカがいたずらっぽく笑う。

彼女は、茶色がかった瞳に喜色を浮かべたまま、

 

「じゃあ、行くね・・・シンジ君」

 

と口にすると、シンジに背を向けてその場を立ち去っていった。

 

 

 

 

 

後に残されたシンジは、しばらくの間、遠ざかっていくユイカの後ろ姿を眺めていた。

握ったり開いたりを繰り返す彼の右手。

やがて、意を決したように一つ深呼吸すると、職員室のドアを開けた。

 

 

 

 

 

 

 

Cパートに続く

 

 

蛇足

 

えーと、皆さん覚えておられるでしょうか・・・・・パパゲリオンです。

相変わらずの恥ずかしい展開

山場も無くだらだらと続いております。

・・・・・こういう芸風なんです。

みゃあさん、ここまで読んでくださった皆さん。本当にありがとうございました。 

  


読んだら是非、感想を送ってあげてください。

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