Written by テンプラ |
過去にこの作品をお読みいただいたことのある方、大変御無沙汰しております。
今回初めてこの作品をお読みいただく、あるいはお読みいただいた方、お初にお目にかかります。
この『EVA 13』という作品は、わたくし、テンプラめの処女作にして初の投稿作品でございます。
これまでに第六章まで書かれており、現在も未完のまま、初投稿以来なんと二年以上もの歳月が過ぎ、最後に投稿してから、わたくし、もう憶えておりませんのですが(笑)おそらく一年以上が過ぎてしまった作品でございます。
何故かようなことになってしまったのか申し上げますと、わたくし自身もどうしてなのかわかりません(笑)
いざ書こうと画面に向かった途端に、なぜか気分が乗らなくなるという時期もございました。
この作品と平行して、無い脳味噌と貧困な想像力振り絞り、無謀にもオリジナル作品にとりかかっていた時期もございました。それらは結局途中でネタに詰まってしまい、ただの一度も日の目を見ぬまま、今もHDDの片隅に眠っておりますが(笑)
また、わたくし自身の身の回りがあわただしくなり、精神的に作品を書いて要る余裕がない時期もございました。
そうしていつのまにか、二年以上もの歳月がたってしまっていたのでございます。
では何故、かような忘れ去られた作品を書き直す気になったのか?
ご説明いたしましょう。
そもそもは、わたくしがこの作品の続きを書こうと思い立ったことから始まったことでした。
もう長いことほったらかしになっていた作品だからといっても、わたくし、決して完結させるのをあきらめたわけでも、この作品に飽きたわけでもございません。ほんのわずかずつながら、続きを書いてはいたのです。
改めて続きを書こうと思い立ったとき、その続きを書く作業が長いこと中断されていたので、作品の流れを思い出そうと、過去に書いた序章〜第六章を、わたくし読み返したのでございます。
「な、なんじゃあっこりゃ〜!?」
読み終えた後、わたくしの口をついて出たのは、かの『太陽にほえろ』の、松田優作の殉職シーンのごときセリフでございました。
ああ、なんたる超へっぽこ! なんたる稚拙な文章!!
こんなものをみゃあ様に送りつけて悦に入っとったんかい、俺は!?
あまりに下手くそな文章にわたくし、我がことながら頭を抱えてしまったのでございます。
は、恥ずかしい・・・・・・
例えるなら、大勢が見ている前で、良い格好をしようと力んだ瞬間、びりりっとズボンのお尻の部分が裂けてしまった・・・・・・かような恥ずかしさが、わたくしめを襲ったのでございます。
こ、このままではイけない・・・もとい、いけない。
ともかく、やぶれたズボンをそのままにして、シミのついたパンツを晒し続けるわけにはまいりません。破れたズボンを繕うか、ズボンを履き替えるかせねばなりません。
そこで貧乏性のわたくしが選択したのは、破れたズボンを繕うことでございました。
かようなわけで、超へっぽこなこの作品を、せめて並のへっぽこに持ち上げるべく、わたくしは部分的に書き直しをする決心をしたのでございます。
さて、現在これを読んでおられるお方の中には、この作品をお読みになるのは初めてという方もいらっしゃると思いますので、この『EVA 13』がいかなる作品なのか、ご説明申し上げねばなりません。
『新世紀エヴァンゲリオン』と同じGINAX作品に、『オネアミスの翼−王立宇宙軍−』という劇場アニメがございます。
どのような作品かと申しますと、人類史上初の宇宙飛行士の物語でございます。
と、申しましても、旧ソ連のユーリ=ガガーリン氏の物語ではございませんね。まったくの架空世界でのお話でございます。
主人公シロツグ=ラーザットの声をやったのは、あの“キング・オブ・ナレーター”森本レオ氏でございました。
わたくし、映画の批評家ではございませんので、この作品について云々申しませんが、ご覧になったことのない方は、ぜひ一度ご覧になるとよろしい。わたくしは好きでございます。(わたくし、映画でもアニメでも、小難しい理屈をこねて観るタイプではございませんのです)
少々前振りが長くなってしまいました。
早い話が、この『オネアミス』の世界に『エヴァ』のキャラをぶち込んで、これはまたわたくしが好きな某映画のストーリーをパクって書いたのが、この『EVA 13』なのでございます。
この某映画が何かはここでは申し上げますまい。
過去にその映画をご覧になったことのある方なら、おそらくタイトルを見た時点でピンとくるはずでございます。
かようなわけで、甚だへっぽこな作品ではございますが、最初に書いたものよりはいくらかマシなはずでございますので、楽しんで読んで頂けましたら、わたくし、これ無上の喜びでございます。