記事No.10223 へのコメントです。
新作の原稿を、自衛隊の実戦部隊を動かしているパリパリの本職の人たちにこっそり読んでもらったのですが、恐ろしいほど誉められました( ・・)/
架空戦記の地上戦描写で満足のいくものは本当に少ないが、これは良い。凄く良い。という評価が……。
半年間、反吐を吐きつつ書いた甲斐があった。編集さんから言われたことが頭の隅にこびりついて、下痢がずっと続いて、神経性と診断されて、その他諸々で途中で自殺しかけた甲斐があった。
軍事考証も、ケアレスミスを除けば、本職の眼から見てもつっこみようがない、という評価が。
ドラマパートに関しては、北方健三クラスと渡り合っている、恐らくノベルズ界最強の編集者が、文句なしに面白いと太鼓判押してくれました。
この世界、読者のところに本が届いて、その段階で「これがおかしい。つまらない」となってしまっても、基本的に返品がききません。いわば、売りっぱなしに近い部分があるのが本という商品。ならば、届く前のチェックで、多くの人間から「読むに値する作品」という評価が出ない限り、必ず悔いを残すことになる。
その山を、今日、一つ、越えました。
悪いが、学研ではここまで厳しいところに追いこむ仕事はできなかった。
たぶん、どこかで互いに妥協する羽目になった。
そのため、企画から一年以上かかり、執筆も半年以上かかり、現在の私は借金暮らしです。
が……百万単位の借金をこしらえて勝負をかけた甲斐がありました。
あとは、これが売れてくれるのを祈るだけ。
というわけで、今夜はワインを飲んで寝ます。
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