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三木原慧一
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>「エンギの悪いのはお前だ」 いや、まったくその通りで……最近は源氏物語もテキスト化されていて、ネット検索すれば公開しているところが出て来ます。 で、作品にとリ入れるべくざっと読んだのですが……やっぱし「葵」の第三章はちょっとキレてますね( ..)b というわけで、小説でそのへんをどう使ったのか、ちょっと掲載( ..)b --------------------------------- 源氏物語。 古典だ。著者は紫式部。平安中期の長編小説で、全五四帖から成る。内容。端的に言えば『平安の色魔、光源氏の宮廷内性遍歴』。 それに尽きる。 光源氏は多情な男だ。幼年期に母と死に別れ、母の面影が理想の女となる。以後、その面影を追い求め、女御の藤壷を始めとするあらゆる女性と関係を結ぶ。不義密通は当たり前。今、ターシャが読んだ『葵』の帖は、二二歳の光源氏が一四歳姪っ子、紫の君を自分の妻にするのが趣旨だ。 紫の君は、幼年一〇歳にして藤壷に容姿が似ていた。そこで(紫の君に父親がいるにも関わらず)自宅に拉致。憧れのあの人――藤壷そっくりに紫の君を育て上げるという歪んだ野望に燃えるのだ。 発想が常人ではない。 まさに外道である。 さらにその四年後……この男は、案の定というか、やはりというか、「しのびがたくなりて」(理性が消失し)美しく育てあげた姪、紫の君を床へと押し倒す。 俺は今、二二歳。 目の前の妹は、一六歳。 うむ。夜な夜なかような艶本をテキストとして読ませるとは、俺はなんと悪趣味な兄であろう。 -------------------------------- 問題は、編集サイドでリテイク喰らうかですね〜( ..)b というわけで、しめ切り明日なので……仕事に戻ります。 人間、その気になったら原稿用紙で一日50枚平均で書けるものです。わはははは(すでに頭の回線が何本か飛んでる)
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sword
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