記事No.11621 へのコメントです。
>「アフガニスタン」は「ベトナム化」するか?>あの頃のアメリカ社会はまた繰り返すのか?
まず、長期戦にはなります。
湾岸みたいに、空爆を一ヶ月続けて、地上戦は100時間、なんてことにはならない。
ただし、厳冬期のアフガンってのは、「人間が住めるところなのか、ここは!」という話なので、休止期間を挟んで、ずるずる続きますね。
冬は上空から爆撃。
春になったら地上部隊(小数)が再びアフガン国内をてくてく歩いて情報収集。
情報が集まったら攻撃開始。
それで敵の数は減るけど、どっちにしろ一時的。
アメリカは、国内のモチベーションを確保するため、なにもないところを爆撃してお茶を濁すなんてこともするはずです。
で、そのうちに少しはまともな意見が出て(すでにパレスチナ問題云々をあの外交音痴なブッシュが言いはじめている)……パレスチナの国連解決プランが少しは動くでしょう。
鍵は、パレスチナです。それとイスラエル。
アメリカが、ある意味とても扱いにくいイスラエルを何とか制御して、パレスチナ合意に前進があれば、テロリストは動きにくくなります。(彼らにとって)最悪、イスラム各国国民のシンパシーさえ失う恐れがある。
というわけで、1にも2にもパレスチナとイスラエルがキーなのです。
米軍や英軍の損害ですが、たいしたことにはならないでしょう。理由を書くとけっこう大変なのですが、そもそも兵力規模自体がたいしたことがない上、電子支援を山ほど受けて、無理のないプランで戦いを組んでいるフシがありますから。
コリン・パウエルって人は、本当に冷静で慎重な人です。あれほど緻密な軍人は、ここ暫くいなかったでしょうね。
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