うーん……久々に見ましたが、やっぱしイギリス人のやけくそがそこらに炸裂していましたね。

「警告はした。撃ち殺せ」

　と、インド人の民間人を一度に1000名以上射殺しちゃうイギリスの将軍。
　これが前半の山。後半も、頭の痛さではこれをしのぐシーンがあるし……本当にイギリス人ってのは、有色人種を人間視していなかったのね、というのがよく判ります( ..)/
　それがガンジー独りに負ける。
　いや。歴史的には、1946〜7年にはどっちにしろインドを独立させて切り離してしまおう、という構想が戦前のイギリスにはありましたから、ガンジーがいなくても彼らはいつか独立したんですけどね( ..)/
　ただ、あの圧倒的な無抵抗主義のインパクトは、やはり無視できない。
　自分の残酷さをこれでもかとインド人に指摘されつづけ、その上、インド人は絶対に屈服しない。
　台詞で、ノイローゼになった警察署長が民衆に機関銃を撃った、云々がありましたが……棍棒で殴っても殴っても「無抵抗に殴られる人たち」が、延々と続いたら、そら、おかしくなりますわ。

　にしても、よく作ったよねえ、この映画をイギリス人が( ..)/

　それにこのへんの話には後日談があって……アカデミー賞をとった「恋に落ちたシェイクスピア」を監督したのは、インド人だったりします。インド人がイギリスの古典の大胆解釈作品を監督して、それが賞をとるんだから……愉快といえば愉快。
　まあ、とりあえず向こうの人たちはおとろしいと思います。ケンカしても日本人では勝てないでしょうね。

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